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奈良市池之町の杉森建具店の山中社長は、奈良県吉野にあるレストラン「静亭(しずかてい)」から組子建具の注文を受けました。
その内容を見てみます。静亭の2階のレストランで、全面改装があり、杉森建具店は、2階の屋内とテラスとを仕切っている6枚の扉窓を施工するのです。
屋内では、床板もめくられて本格的な改修工事に入っています。
屋内とテラスを仕切っている大きい全面窓式扉は、太い木で囲まれ頑丈さ第一の印象を受け、少し堅苦しく感じられます。 |
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杉森建具店の山中社長は、仕切りの6枚の窓扉を工場まで持ち帰り施主様と打ち合わせた意匠で、新たな建具を作りました。
6枚の窓扉を1枚の窓のように、連なったデザインになっています。
完成した窓扉をはめ込んでみて、これまでと違うところは、屋内の明るさが、倍以上になったことです。
上の写真と見比べていただければ、一目瞭然ですが、はっきりと屋内が明るくなった事が判っていただけます。 |
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組子建具の技法を駆使して完成した仕切りの窓扉のデザインを見ていただきましょう。
組子の技法を駆使して、お客様との打ち合わせの意匠を窓扉に施してあります。
6枚の窓扉が一体となって、一つの模様を形成しています。組子建具に一番重要な、「枘(ほぞ)」の技法を十二分に取り入れ素晴らしい、一体感のある、窓扉になりました。 |
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大工さんが、床の張り替えを始めています。
そんな中で、杉森建具店の山中社長が製作した、仕切りの窓扉は、異彩を放っており、大工さんも感心していました。
屋内のルームが大変明るくなった事もお客様にとって、満足されており、山中社長も喜んでいました。 |
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右の写真は、レストラン「静亭」の完成写真です。
地元、吉野杉を使った仕切り窓扉は、大変目立った存在になっており、食べに来られたお客様も、ずっと記憶に残ると思われます。
テラスからの十分な採光により、屋内の座席にも十分な明るさがあり、料理もおいしく頂けます。
壁も緑から白へ左官屋さんが塗り替え、床や手摺も新しくなり、スッキリした、趣のあるレストランが再生されました。
杉森建具店の山中社長も、完成したレストランを見て、施主様の満足そうな顔を見て、充実した表情になりました。
山中社長さん御苦労さまでした。山中社長に大拍手です。 |
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