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2016年7月下旬の猛暑日に、奈良市池之町にある、杉森建具店さんを訪問しました。
今回は、木製の網戸を製作中とのことでしたが、一つ普通の建具が完成まじかなのを見つけました。
よく聞いてみますと、明日納品する扉式の建具との事です。
本日の最後に、プラスチック製のガラスをはめ込むとのことで、最後まで残って取材させていただきました。
写真で山中社長が枘を製作している向う側に置いてある建具がそれです。
プラスチック製のガラスも手前に置いてありました。 |
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山中社長は、あらかじめカットされたプラスチック板を工場内の昇降丸鋸盤の所へ行きました。
2枚のプラスチック板をしっかり採寸した寸法に切断しますが、出来上がっている、扉建具のはめ込み部分を再度採寸しました。
その寸法を昇降丸鋸盤にインプットし、切断します。簡単にカットされました。
昇降丸鋸盤は、設置面積が少なく、沢山の製造部門で使用されています。
山中社長は、2枚のプラスチック板を完成している扉建具の所へ持って来ました。 |
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山中社長は、2枚の切断されたプラスチック板を扉建具の窓の部分にはめ込んでいきます。
扉建具を製作する際、プラスチック板をはめ込むための、凹部のレールを柱に電動丸鋸で作っています。
そのため、プラスチック板は、簡単にはめ込まれました。
しかしプラスチック板を左右に一杯に着けた場合。中央に空きがでてきます。
その空きに細い木をあてがいビス止めをします。 |
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山中社長は、はめ込む細い木をノコギリで寸法通りにカットし、小さいカンナで、バリなどを取り、綺麗な状態にしました。
出来上がった細い木を2枚のプラスチック板の中央にあてがい、電気ドリルでまず、小さい穴を開けていきます。
大変細い木なので、ビスを最初から打ち込む事は危険です。
穴を開けた箇所に今度は、小さいビスを電気ドリルで締め付けて行き、完成しました。
プラスチック板を切断してからビス止めまでの所要時間は、20分位で、ビックリするほどの速さです。 |
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明日納品する、扉建具が完成しました。完成した扉建具の前で、山中社長に写真に納まっていただきました。
会心の笑顔で応じていただき、満足した表情です。
杉森建具店の山中社長は、組子建具の細やかな技術を通じて、一般的な建具も色々製作しています。
価格もリーズナブルで、しっかり丈夫な建具を作ってくれます。
建具に関して、色々なご相談にも親切に応じていただけます。
建具のご相談、ご用命は是非、杉森建具店の山中社長へよろしくお願い申し上げます。 |
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