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奈良県奈良市池之町にある、杉森建具店では、山中社長の息子さんの悠紀さんが、他の建具屋さんから、鉋(カンナ)をプレゼントされたようです。
悠紀さんは、お父さんで親方の山中社長にカンナの扱い方、特に刃の調整の仕方を学んでいます。
その様子をカメラに収めましたので、ご紹介いたします。
まずプレゼントされたカンナを削る木に当て、削りました。その後、金槌で刃の調整を行っていきます。 |
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鉋(カンナ)の刃の調整は、微調整が大変難しく、自分の思う厚みに木片を出す事が、チョットした加減で、変わってきます。
カンナの刃の上から金槌で叩くと、刃が沢山出ます。またカンナの上部を叩くと、刃が引っ込みます。その微妙な力加減で、自分の思い通りの木片の厚みを作る事ができます。
息子の建具職人の山中悠紀さんは、前に手を合わせて、直立不動で、親方の山中社長の説明を聞いて、自分のものにしようとしています。 |
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プレゼントされたカンナは、今まで使っていた職人さんの癖があるみたいです。
山中社長は、鉋の底面を平手で触れながら、その内容を悠紀さんに説明しています。
金槌で刃の調整をする時は、しっかり刃を見ながらやるようにきつく指導していました。
悠紀さんは、言われた通りに、自分でカンナを持って、刃の調整をし始めました。 |
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カンナは、木製品の製造には、不可欠の道具であり、木の表面を綺麗に仕上げる建具職人にとっても、大事な道具です。
山中社長は、この3月末で悠紀さんが杉森建具店に入って丸1年となります。
少しずつ、成長してくれれば良いと、言ってられますが、悠紀さんの建具の取り組む姿勢は、大変素直で、一生懸命です。
早く、お父さんに追いつけるようにと、日々努力しています。
これからも、山中貴彦・山中悠紀の建具親子鷹を応援し、見つめて行きたいと思っております。 |
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