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先般、京都市伏見区の個人住宅のリノベーションで、建具の採寸を行った建具が完成したので、酷暑の中、午前8時から作業を開始し、建具のはめこみ作業にかかりました。
京都のこのところの気温は、38℃を悠に超える気温になっており、大変な酷暑の中での作業でした。
市野建具店の市野社長、修業中のS青年、助太刀の滋賀県の建具屋さんの三人で、はめこみ作業にかかっていきました。
市野社長は、一番大きな部屋の引き戸から、はめこみ作業を始めていきました。 |
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左側の写真の助太刀の滋賀県の建具屋さんは、市野社長が、作業にかかっている、隣の部屋の入口の建具のはめこみ作業にかかっています。
この建具職人さんは、市野社長が全幅の信頼を置いている建具職人さんです。その動作や動きに無駄がなく、素早い動きで、作業を進めていきます。
修業中のS青年は、引き戸扉の取っ手を取り付けるため、インパクトドライバーを持って、木ビスを取っ手に斜めに打ち込んでいきました。
S青年は、大分慣れてきており、少し安心して見られるようになっています。 |
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市野建具店の市野社長は、一番大きな部屋の引き戸を持って、部屋の真ん中に置きました。
まず、扉に開けられている、円形の穴に取っ手を入れて、しっかり止めていきます。しっかりと穴に入れて、扉に止めていきました。
その次に、受けの丁番を、扉の所定の場所に、インパクトドライバーを使って、木ビスを使って止めていきます。
その際も、まず最初に予備の穴を開けてから、2回目に木ビスを打ち込んで完成させていきます。
この丁寧さが、市野社長の建具の完成度を上げていくのです。 |
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市野社長は、受けの丁番を取り付けた扉を持って、取り付ける場所に行き、取り付ける柱にしっかり採寸して印を付けていきました。
その後、インパクトドライバーを持って、柱に取り付ける丁番を、印を付けた所定の位置に持って来て、まず予備の小さい穴を開けて、その後に木ビスをしっかりインパクトドライバーで打ち込みました。
最初にしっかり採寸しているので、間違いはありません。
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この完成したスライド式扉は、トイレへ行く手前の右側にあります。
今回の建具の工事、はめ込み工事に関して、塗装の工程が一番最後にあります。
従って、今回のはめ込み工事に関しては、まだ塗装が施工されていませんので、未完成の状態なのです。
しかし、扉の開閉などは、完璧であり、綺麗に仕上がっております。 |
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先程まで、市野社長が丁番の取り付けをやっていた、大きな部屋に取り付けられた、引き戸の完成を見てみます。
これから先は、扉を止める止め板を取り付けますが、その工程・作業は、後に出てきます。
市野社長は、柔らかい動きの中で、しっかりと要点を押さえた作業を展開していきます。
この引き戸の扉建具も柱に対して、きっちりと真ん中に取り付けられており、全く問題はありません。 |
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市野建具店の市野社長は、修行中のS青年に命じて、玄関においてある、シューズボックスの扉を持って来させました。
市野社長は、そのボックスの扉に丁番を取り付ける作業を始めました。
S青年は、市野社長が、丁番を取り付けたシューズボックスの扉を玄関まで持って行き、次の扉を持ってきました。
市野社長も次々と丁番を取り付けてS青年に渡し、彼は、玄関に持っていきます。
その動作を8回ほど繰り返し行いました。時間を無駄にしない作業は、鈴鹿の工場と全く同じだと感じました。 |
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本日の、はめ込み工事に助太刀として、作業に従事している滋賀県の建具屋さんは、該当する柱に止め金具を取り付ける作業を行っています。
前もって、柱に開けた穴に、止めの金具を埋め込んでいきますが、金槌を使って、慎重に、打ち込んでいきました。
滋賀県の建具屋さんは、はめ込み作業には、精通しており、安心して見ていられます。 |
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本日の、酷暑の中で、午前8時より作業を開始した市野建具店のフラッシュドアのはめ込み作業は、佳境に入っています。
この作業の助太刀として、滋賀県の建具屋さんに、参加してもらっています。
はめ込み作業に精通しておられるので、市野社長にとっても、大変心強い味方であります。その建具屋さんの作業を見てみましょう。
引き戸の扉を取り付けます。柱に止め金具を取り付けるのに、まず柱に、金具を埋め込みますが、インパクトドライバーを持って、丸い先をインパクトドライバーに差し込んで、穴を開けていきます。
その後、ノミを持って金具が入る寸法まで、綺麗に彫っていきます。
その後、金具を金槌で叩いてその穴に入れて、微調整をして、完成です。大変綺麗に出来上がりました。 |
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この写真は、違う部屋に入るスライドドアのはめ込み完了の写真です。
まだ塗装の工程が残っており、フラッシュドアとしての完成ではありませんが、まずは、綺麗にはめ込まれており、がたつきもなく、完璧な状態で仕上がっています。
市野社長からの伝言ですが、今回のリフォームを施工している大工さんは、大変綺麗に、丁寧に施工されていると、言っていました。
このスライド扉のはめ込みも、敷居と鴨居が完璧に完成してなければ、がたつきが発生して、大変だったと、思われます。
その点などを考慮して、大工さんを褒めたのだと思います。 |
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市野社長が、大きな部屋の引き戸を取り付けた工程に戻っていただいて、引き戸の止め木の作業を見ていただきます。
丁番を取り付けて、引き戸を完璧に柱の中に、はめ込んで、完成を見ましたが、そのまま、扉を奥まで押すと、向う側まで行ってしまいます。
また取り付けた丁番も傷んでしまいます。
そこで、扉を取っ手式鍵の場所で、しっかり止まるように、止め木を柱に取り付けるのです。
細長い止め木の裏側には、両面テープが貼ってあり、それを剥がして、取り付け、細い釘を打ち込んで仕上げていきます。 |
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市野社長の扉の止め木を施工するところを見ていただきます。
止め木を付ける箇所は、扉の上の部分、いわゆる鴨居の部分に横付けに付けます。
次に丁番とは反対側の縦に長い止め木を取り付けます。
市野社長は、鴨居に付ける止め木の寸法を計測し、鋸で止め木を裁断していきました。
そして、鴨居の所定の場所に両面テープを剥がし、仮付けし、その後、小さな釘を打ち込んで止め木を固定させます。
次に、丁番とは反対側の柱を計測し、裁断し、両面テープを外し、仮付けし、小さな釘を打ち込んで、止め木を固定させます。
扉の下の部分、いわゆる、敷居の部分は、人が出入りするため、止め木は付けません。 |
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今回のフラッシュドアのはめ込み工事を手伝っていただいている、滋賀県の建具屋さんと、修行中のS青年とは、二人で、クローゼットの扉のはめ込み作業に取り掛かっていました。
二人は、細長い両開きの扉の取り付けにかかります。
助太刀の滋賀県の建具屋さんは、片側の扉を持ち、S青年が丁番の取り付けにかかっていきました。
とても狭い場所での作業ですが、お互いがその立ち位置をしっかり把握し、スムーズに作業を進めていきます。
両開きの扉の縦の長さは、結構長いので、丁番は、3箇所に取り付けられました。 |
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この写真は、右側に、扉の止め木を施工している市野社長で、左側にクローゼットの両開き扉の取り付けを行っている、助太刀の滋賀県の建具屋さんと、修行中のS青年をたまたま一緒に鉢合わせになった写真です。
こんな事は、あまりありませんが、市野社長は、引き戸の止め木を柱に取り付けるため、柱の鴨居と、丁番の反対側に扉の止め木を施工していきます。
助太刀の滋賀県の建具屋さんと、修行中のS青年は、クローゼットの両開きの扉の取り付けに精を出しています。
お互いが、あまり気にせず、作業に励んでいて、一生懸命に作業に打ち込んでいます。
こういった写真は、あまり撮ったことは、これまであまりなく、貴重な写真に、なりそうです。 |
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今回のフラッシュドアのはめ込み工事に、助太刀をお願いした滋賀県の建具屋さんは、玄関を入ってすぐの、台所の内窓の開閉扉の金具の取り付けにかかりました。
小さな窓ですが、向う側へ押し込んで開けるように出来るので、台所の空気を外に出すように、空気の流れを変えられるのです。
その為の金具の取り付けをおこなっています。
金具の割に、窓枠が小さく、細いので、金具の取り付けも大変な作業となりました。 |
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ここで、はめ込み工事が完了した扉建具を紹介していきます。
左の写真は、スライド扉のはめ込み完了の写真です。
まだ扉への塗装が終わっていないので、完成ではありませんが、がたつきもなく、大変、綺麗にスッキリはめ込みが完了しています。
右の写真は、引き戸のはめ込み完了の写真です。
まだ、塗装が終わっていませんので、完了ではありませんが、扉の隙間も均等ですし、全く問題なく、はめ込み工事は完了しています。 |
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左側の写真は、先程、紹介していたクローゼットの観音開きの扉のはめ込み完了の写真です。
これから塗装を施工していきますので、塗装が完成してから、完成した写真を後日紹介したいと思います。
右側の写真は、市野社長が、扉の止め木を施工していた引き戸のはめ込み完了の写真です。
同じく、塗装が未完成なので、完全な完成ではありませんが、引き戸の左上には、引き戸の当たり防止の金具も取り付けられており、後は、塗装だけの工事・施工の段階となっていきます。 |
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玄関を入った所に置かれている、シューズボックスの扉を取り付ける作業を紹介したいと思います。
市野建具店の市野社長と今回のはめ込み工事で、助太刀をお願いしている、滋賀県の建具屋さんの二人は、シューズボックスの扉の取り付けにかかっていきました。
市野社長が扉を持って支えていきます。滋賀県の建具屋さんは、インパクトドライバーを持って、扉の端にすでに取り付けてある、丁番のもう一方に木ビスを打ち込んでいきました。
二人の呼吸がよく合って、見事なくらいの作業の進め方になっています。8枚の扉を次から次へと順序良く、仕上げていきました。 一部追加がでましたので、完全な施工の写真は、後日見ていただくようにいたします。 |
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市野建具店に修業に来ているS青年と、今回のフラッシュドアのはめ込み作業に助太刀として参加している滋賀県の建具屋さんは、台所の内窓を見ながら色々話し合っています。
空気の入れ替えのために、内窓の窓枠を手前から奥の方へ押して開けます。
そのために、木枠にレバーを取り付けることに、なっていましたが、木枠が細いので、違う方法を考えて行くそうです。
設計事務所とも相互に検討することになりました。どのような方法になるのか、楽しみです。 |
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ここに置いてある襖4枚は、一番大きな部屋の押し入れと、台所のある大きな部屋の押し入れとにはめ込む襖です。
あらかじめ、襖の紙の模様は、決めてありましたので、その紙を手配して綺麗に貼ってありました。
市野社長の奥さんが、貼られたと聞いております。表具職人として市野社長の奥さんが、精魂込めて、この襖を貼りました。
8月下旬には、完成しますので、その際には、襖をはめ込んだ全体の完成写真をお見せできると思います。
お楽しみに! |
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この写真は、フラッシュドアの製作に励む、市野建具店の市野社長の写真です。
今回のオーダーは、フラッシュドアばかりになってしまいましたが、市野社長の建具製作の技術レベルは、大変高く、建具の同業者からも、一目置かれております。
鈴鹿の工場内での市野社長の動きを見ていて、無駄な動きは全くありません。
一番感心するのは、段取りがしっかりしていることです。それ故に納期の厳守がしっかり出来るのであり、お客様の信頼も厚くなるのです。
市野社長は、経験豊富なので、色々な質問に、丁寧に答えて頂けます。
皆様からのご質問、お問い合わせを宜しくお願い申し上げます。 皆様からのご下命を宜しくお願い申し上げます。 |
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