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三重県鈴鹿市加佐登3丁目にある、市野建具店の市野社長は、同じ鈴鹿市の個人宅へ、製作し、納入、はめ込みをした、少し凝った別注木製扉をご紹介いたします。
まず玄関ホールからリビングへ入る格子の扉を紹介します。我々建具屋では、「トキン面」と呼んでいるカットの仕方で、ガラスを通しています。
右側の写真がそのトキン面の切断した断面です。大変変わった切り方で変化を持たせています。 |
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この写真は、鈴鹿市の個人宅のリビングから裏口へ行く別注の木製扉です。
少し太目の格子でしっかり組み込まれている、格子戸です。
太目の格子なので、大変丈夫ではあっても、変化を持たせた別注木製扉に仕上がっていました。
中の少し太目の格子の柾目がよく目立って大変素敵です。 |
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この写真は、下の写真の上部にある「無双窓」を拡大した写真ですが、その効果を最大源に利用した例なので、ご紹介いたします。
「無双窓」とは、扉本体を開けることなく、風を通したり、外を覗けたりする優れものの伝統建具なのです。
今回は、この作用を上手くとらえて、熱を二階へ送るように、しています。 |
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リビングには、薪ストーブがあり、冬には、その薪ストーブを燃やします。
その熱は、リビングルームを暖めますが、熱は、上へ上り、左右に広がって下へ降りるという、対流の動きをします。
その原理を利用して、「無双窓」を開けて、熱を二階に送ろうとする計画なのです。
大変よく考えた方法であり、熱の効率良い利用方法だと感心いたしました。 |
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ホールから和室への扉として、開きの別注木製扉を施工しました。
扉のデザインとしては、縦の中央に組子の縦長の格子を配しています。
見た目にも、大変変わった扉に感じられますし、上品にも感じられます。
木の年輪を上手く利用して、縦横の変化を上手く利用して、感じ良く、配置して、仕上げています。
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上の写真の別注木製扉は、右側に配置されています。
ホールから、和室に行く扉として、開きの別注木製扉なので、全く同じものです。
同じデザインで、サイズが少し大きい引き戸が別の部屋に行けるように、付けられています。
二つの扉とも、同じデザインで、開きと引き戸との違いだけで、大変上品に仕上がっています。 |
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この写真は、上の写真の左側の扉と同じものです。
引き戸の中央には、縦長の組子格子が作られており、このお宅の扉のデザインを統一しています。
斬新で、上品な木製扉であり、木の年輪を上手く利用した別注木製扉になっています。
お客様も大変喜ばれておられ、納品、取り付けをした、市野社長も安堵の表情をされていました。
大変凝った、木製扉が出来上がって、これからの市野社長の新しいデザインが楽しみです・ |
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三重県鈴鹿市加佐登3丁目にある、「市野建具店」は、CADを使用して、デザインを決めて、製作にかかっています。
これまで、私が訪問した建具屋さんで、CADを使用されている会社は、市野建具店さんが、初めてです。
それだけ建具に対する情熱もあり、進歩的なのです。
CADについては、これからより、詳しく説明していきます。
皆様からのお問い合わせや、ご質問には、丁寧にお答えされます。
ご遠慮なく、お問い合わせいただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
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