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令和元年5月18日(土)・19日(日)の2日間、三重県鈴鹿市の鈴鹿地域職業訓練センターにおいて、第40回三重県建具作品展示会(建具フェアー)が開催されました。
私は、19日(日)の午前9時20分頃に取材で会場へ、到着いたしました。
前日の深夜に、市野建具店の奥様からLINEにて、市野社長の作品が、「第1位(三重県知事賞)」になりました。と言う連絡を受けたので、心弾ませて、会場に到着しました。
授賞式は午前10時からとの事です。
鈴鹿地域職業訓練センターの会場の玄関には、組合員さんの協力で、今回の建具フェアーの案内板が色々掛けてありました。 |
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鈴鹿地域職業訓練センターの玄関には、色々な案内板が掛けてありましたが、特に、横に広い看板には、よく判るように、大きな文字で記入されておりました。
鈴鹿地域職業訓練センターの場所には、初めて訪問しますので、少し判りづらく、少し迷いましたが、近くに来ると「建具展示場」と赤字に白抜きの旗が掛けられてあり、助かりました。
大変広い建物の感じがして、駐車場も広く、悠々と駐車できました。
玄関を入って、受付の場所には、市野建具店の市野社長が待っていただいておりました。
今回の受賞のお祝いを言って、挨拶を交わし、受付の貴名受に記入し、市野社長に早速、完成した作品の場所に案内していただきました。 |
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会場に入ってすぐの場所に市野社長の作品はありました。
前回に、工場を訪問した際には、丁度半分位の完成でしたので、今回、完全に完成した印象は、正直言って、驚愕の印象のみでした。
作品の右上には、「三重県知事賞」と書かれた用紙が貼られておりました。
そのすぐ傍に立って頂いて、記念写真に納まっていただきました。
にこやかな笑顔で写真に納まっていただき、誇らしげな笑顔であり、一つの勲章が増えたような気がします。
この作品が出来上がるまでの苦労・努力は大変なもので、他からの注文をこなしつつの製作だったので、奥さまも、弟子入りしているS青年も大変な苦労だったと想像できます。 |
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では、実際に展示されている市野建具店の市野社長の作品をじっくり見ていきます。
確か5枚を作ると聞いておりましたが、実際には、4枚の作品が木枠にはめられており、その表面には、透明なガラスがはめられていました。
4枚の作品には、曲線の流れがあり、その流れが4枚を通じてスムーズに流れており、見る者に、感動を与える作品となっています。
今回の出展に関して、その着想力と組子の組み方、完成した際の出来具合など、全ての工程が、見えているように見えて仕方ありません。
大変素敵な作品となっておりました。改めて市野社長のレベルの高さに、感心させられました。 |
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会場内の檀上にて、午前10時より今回出展の受賞者の表彰式が行われました。
まず第1位の「三重県知事賞」は、鈴鹿支部の市野建具店の市野社長が受けました。
市野社長は、檀上に上がって、三重県知事の名代として、三重県庁の課長から、表彰状やトロフィーを授与されました。 |
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その時の市野社長の神妙な態度は、小学生が表彰状を受け取るように、神妙な態度になっていました。
表彰状の授与の次に、トロフィーも同時に授与されました。
大きさは結構大きなトロフィーですが、重さは、結構軽い感じです。 |
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市野建具店の市野社長は、「三重県知事賞」の表彰状とトロフィーを持って、檀上から、所定の座席に向かって降りていきました。
所定の席に座って、やっと落ち着いた表情になりました。
一つの仕事が終わった感じで、安堵感に溢れた表情は、「三重県知事賞」を獲得したという、自信に満ちた表情に表れていました。 |
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次に、第2位の「三重県議会議長賞」の表彰で、桑員支部の長野木工さんが、選ばれました。
三重県建具工業協同組合の現在の理事長の長野政次さんが、檀上に上がり、三重県知事の名代としての課長さんから、表彰状とトロフィーを受け取りました。
大変、恭しく受け取っておられたのが、印象的でした。 |
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第3位の「鈴鹿市長賞」には、菰野支部の指勘建具工芸さんが、選ばれました。
表彰状とトロフィーの手渡しには、鈴鹿市長自らが、出席されていました。
指勘建具工芸の代表者が、檀上に上がり、鈴鹿市長(女性)から表彰状とトロフィーを受け取っていました。
鈴鹿市役所からの表彰状は、少し変わっており、昔から伝統のある、「伊勢型紙」に、印刷されており、白抜きのように見える、変わった表彰状でした。 |
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こうして、表彰状とトロフィーの授与が第1位から、第17位までの受賞者に手渡されていきました。
その後、三重県知事の名代の課長さんと、鈴鹿市長(女性市長)のお二人は、今回の建具フェアーについての夫々の思いを、述べられました。
私が、印象に残っている言葉は、「三重組子」です。三重県では、伝統ある、木製建具、とりわけ組子建具については、三重組子として、これからも発展していくよう、頑張って欲しいとの熱い思いが込められています。 |
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その三重組子とはっきりとインフォーメーション・ボードに、書かれているのを、見つけました。
このインフォーメーション・ボードには、「三重県建具工業協同組合」とその組合のマークと、「世界に誇る三重組子」が白字とグリーンの配色の中に描かれています。
確かに、建具屋さんを色々訪問している私にとって、三重県の建具工業協同組合さんの雰囲気は、大変活気に溢れており、現在では、全国一の建具組合さんだと確信しております。
その中心にいるのが、市野建具店の市野社長であり、組合員さんからの、尊敬の念も熱く、組合員さん皆を引っ張っていく存在になっています。 |
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お二人の挨拶の後、最後に、第53回全国建具展示会が、6月14日(金)・15(土)に名古屋国際会議場イベントホールにて開催されます。
全国建具フェアー愛知大会が開催されるその愛知建具協同組合の面々が壇上に上がって、6月の全国建具フェアー愛知大会の紹介を兼ねて組合長以下、計4名の皆さんが挨拶されました。
三重県には、負けないと言った雰囲気が漂う挨拶でした。 |
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午前10時から始まった、展示会受賞者への、表彰状とトロフィーの授与などが終了して、しばらく経ってから、市野建具店の市野社長と奥さんの二人で壇上に上がっていただき、記念撮影を行いました。
大変晴れがましい雰囲気ですが、「第40回三重県建具フェアー」にて、第1位の三重県知事賞を獲得したのですから、堂々として欲しいと思いながら、シャッターをきりました。
市野社長も奥様も大変嬉しそうな表情で、カメラに納まっていただき、大変結構でした。
これからの建具製作のなかで、一層の自信が出て、皆さんからの信頼も一層厚くなると思われます。
これからも、市野社長には、より一層の組子建具の発展に寄与してもらえるように、お願いいたします。 |
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