建具屋　市野政光の施工例

三重県鈴鹿市の鈴鹿地域職業訓練センターで、第４０回三重県建具作品展示会（建具フェアー）が開催されました。

その会場内に、特別出展のあるブースが設けられ、六角形茶室が設置されていました。

外側からは、六角形の形をしており、見た目は、小さな平屋が建っているように、みえます。

茶室の入口の上の方に、「鈴鹿庵」と書いてありました。

市野建具店の市野社長とは、全く関係ありませんが、同じ建具フェアーの展示という事で、アップさせていただきました。

その茶室の入口の左側の長椅子に、「協力　峯崎産商・小林機械（株）　　鈴鹿協同製作　藤田建具店・藤本木工所」と書いた紙のプレートが置いてありました。

私も、鈴鹿の藤田建具店と藤本木工所には、訪問したことがあります。

六角形茶室の中味を見て行きたいと思います。

六角形茶室の外側は、きっちり六角形になっており、写真の撮り方がまずかったために、おかしな写り方になってしまいました。

入口は、普通の入口と、くぐり戸(にじり口）の二か所があります。

外側の窓には、竹の格子がはめこまれており、和風の感じがよく出ています。

六角形茶室の中をよく見て行きます。にじり口（くぐり戸）の向こう側に、入口があります。

茶室の真ん中に炉が作られています。茶室内の壁は、赤ピンクと腰壁は、青色で統一されています。

棚も作られており、円形の行燈が点灯されて置かれていました。
その行燈も組子を施された行燈となっていました。

入口から見ますと、にじり口が見え、変則的な床の間もあります。

床の間には、掛軸が掛けてあり、小さいながらもしっかりした床の間になっています。

その右側の壁には、組子を施した額がはめ込まれていました。行燈が二つ置かれていましたが、円形の行燈の方が、インパクトがあります。

六角形茶室の内部の天井には、大きな照明が付けられていました。

照明の形も六角形で組まれており、組子を施された面で覆われており、大変、手の込んだ照明器具となっています。

照明自体は大変明るく、お茶を入れたりする動作を十分に照らしてくれそうです。

しっかりした材料が手だてできれば、建具屋さんだけでも、しっかりした、茶室を作れる事が、証明できたと思いました。

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建具屋 市野政光の施工例

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