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今回はテント・シートの製造・設置施工を手掛ける「株式会社大京テント工業」さんに御邪魔しています。
大京テント工業さんは昭和６１年に創業された比較的新しい会社です。（ただし先代はそれ以前からテント製造に関わっておられましたので、扱う商品の知識・製造技術は４８年間のノウハウを有する会社であります）
南区上鳥羽に在る工場社屋は名神高速にも近く、近畿一円から仕事を受注され納品・施工するのにも利便性に優れています。
工場は小学校の体育館程の床面積があり、採光性に優れとても明るくクリーンな環境です。
テント製造には絶対に不可欠な大きく重厚な造りの工業用ミシン（シンガー/ドイツ製）４機の他、大型シート用自走式溶着機（ ライスター/スイス製）1機と、高周波ウェルダー（山本ビニター/日本製）１機を所有し、工場の中心には長さ２０メートルのステンレス製床を備えライスター自走式溶着機の使用を効率的に行える空間を確保しています。
その他、ハトメを半自動で行える機械等、「当たり前と云われれば当たり前」とおっしゃっておられましたが、テント製造に必要な機材が揃っています。
ちなみに工場社屋の看板もテント・シート素材を用いいた看板です。 |
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つづいて竹内さん親子をご紹介させていただきます。
写真上は代を息子さんに譲られた先代であるお父さんですが、まだまだ現役バリバリで頑張っておられます。
お父さんは大阪でテント製造に関わる職人となられてから既に４８年の大ベテランで、最近では珍しくなった帆布製品や、また新しい素材を使った製品にも積極的に取り組まれ「株式会社大京テント工業」を京都で有数のテント・シート製造・設置施工の会社に育て上げられました。
写真下は社長を引き継がれた息子さんです。
テント製造のみならず、現場に出向いて設置施工も行いつつ、在社中はクライアント様との電話対応等の事務処理もされていて大変お忙しくされていました。（実は私の弊社で伺った初取材時のテント施工の現場でお会いしていまして、その時の事を覚えていてくださいました。）
大京テント工業さんの先頭に立って会社を引っ張り、業界での更なる飛躍をめざして頑張っておられます。 |
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写真上が高周波ウェルダーです。
この機械を導入しているのは京都では「大京テント工業」さん一社だとの事です（取材時現在）
そして写真下がライスター自走式溶着機です。
物と物を接着する場合、大きく分けて２つの方法があります。
ひとつは接着剤を利用する方法。 もうひとつは物質同士を溶かして一体化する方法です。
前者は私達の日常でよく見かけるので御想像できると思いますが、接着剤を塗布した物質同士を重ね合わせ 接着剤の硬化後に接着が完了します。
後者の代表がビニールやプラスチック素材の溶着ですがテント・シートはこの方法で製造されます。
重ね合わせた物質同士を金型で押さえ、強く加圧した状態で高周波加熱（又は外部伝導加熱）することにより、素材が溶解温度以上となって溶け出します。
その後すぐに高周波加熱を停止して急速に冷却すると、素材同士が一体化され溶着されるのです。
テント加工には通常、後者の方法で接着されるのですが、それには特別な機械や設備が必要ですが、それが大京テント工業さんの導入する高周波ウェルダーと ライスター大型シート用自走式溶着機です。
そして更に大京テントさんではライスター専用のステンレス床を設置し製造品質の向上と効率化を図っています。 |
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取材に訪れたタイミングでは工場内の間仕切りに使われるカーテンを製造中でした。
高さ３×巾１５メートルの大きなサイズですが、半透明のビニール素材を溶着処理で巾繋ぎした後、周囲を別の素材で閉じてから縫製し、最後にハトメを打ち込み、吊り用のフックを取り付けて完成です。
例えば、この工場間仕切りカーテン等は重量が数キロ～数十キロにもなりますし、更に設置場所の遮音防音・空調気密性、防塵等の性能が重要とされるので高品質な加工精度が求められます。
長年の経験から、設置場所と求められる性能に対する素材選びや仕様等、プロのアドバイス・提案も積極的に行ない、また製造工程に入る前の準備段階も大切にしてクライアント様に満足頂ける製品の提供を心掛けておられるとの事です。
下のように手造り感があふれる小さな製品も製作されています。
縫製はもちろん、ハンマーとポンチで孔あけをした後、ひとつひとつ手作業で丁寧にハトメが打ち込まれています。
大京テント工業さんは長年の経験・実績がある信頼のおけるテント屋さんです。
工場・倉庫・店舗等の間仕切りや作業空間を拡大するための屋外テントや、建築工事の各種シート・カバーの製造、更にトラック等の車両用シート・幌の製造、店舗用テントの製造・施工等、さまざまなテント・シートに関する事を御相談いただけます。
京都でテント・シートの事なら先ずは「大京テント工業」さんに御連絡ください。
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