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今年の初出の挨拶へ伺ったところ、すでに工場内テントの作製とトラックのフォローの製作を始めていました。
私は挨拶もそこそこに、カメラを携えて取材を始めました。
まず高周波ウエルダーを操作している従業員さん二人に密着し、色々聞きながら取材しました。
工場内用の仕切りテントで透明ですが、丈夫さを出すために碁盤の目の縫製が施されています。 |
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上の写真で作業している機械は、「高周波ウエルダー」と言いますが、その機能は、以下の通りです。
上の右側の写真が高周波ウエルダーの操作盤です。
重ね合わせたテント地同士を金型で押え、強く加圧した状態で、高周波加熱することにより、素材が熔解温度以上となって溶け出します。
その後、すぐに高周波加熱を停止して、急速に冷却すると、素材同士が一体化され、熔着されるのです。
この高周波ウエルダーを操作する上で大切なことは、熔着するテント地同士をしっかり延ばし、固定し、金型で押える事です。
そうでないと、しっかりとした熔着は望めないのです。 |
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そのため、高周波ウエルダーを使用する時は、必ず二人で操作します。何故なら、テント地をしっかり延ばすことが必要だからです。
従業員の二人は、テント地をしっかり延ばして、金型で押えるところをしっかり定めてから、金型で押えます。
二人の緊張した表情から、その操作の重要性が判っていただけます。
二人は、工場内の仕切りテントを次から次へと熔着していきました。 |
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熔着できた工場内仕切りテントを竹内社長と奥さんがチェックしています。
これから仕上げの段階に入りますが、奥さんが縫製を担当するので、詳しくチェックしています。
工場内仕切りテントは、仕切りテントの向こう側が見えるように、透明になっています。
人や物の移動や動きが判るように、透明になっており、なおかつ丈夫であることが絶対条件なので、格子状の縫い目が入っています。
大京テント工業(株)の竹内社長の奥さんは、竹内社長を助けて、内助の功を発揮して、がんばっておられます。 |
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竹内社長の奥さんは、工場内仕切りテントの縫製を始めました。
奥さんは、竹内社長が工事で外へ出ている時は、工場内の動きをコントロールし、従業員さんのまとめをしっかりやっておられます。
竹内社長を内助の功で、引き立てています。大京テント工業の顔としても、竹内社長と共に、社外的にも知られています。
奥さんは、工場内仕切りテントの外側に貼られている白い布を、高周波ウエルダーで熔着した箇所の布の縫製を、工業ミシンの場所に座って縫製を始めました。 |
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高周波ウエルダーにいる従業員の二人は、工場内仕切りテントの熔着を終えて、今度は、竹内社長の指示で、トラックのフォローのテント地の熔着を始めました。
トラックのフォローのテント地と、工場内仕切りテントの生地とは内容が違うために、高周波ウエルダーの操作盤で入力数値を変えて入力しました。
二人は、トラックのフォローに使用するテント地を持って来て、高周波ウエルダーの台に乗せて、しっかり引っ張っています。
熔着する箇所をしっかり決めて、ピーンと張った箇所に金型を持ってきて、ウエルダーのスイッチを入れて熔着をします。
この動作を何回も行って、トラックのフォローの生地の熔着をしっかりやり終えました。 |
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竹内社長は、出来上がったトラックの荷台フォロー用のテント地を床に広げて、裁断するための印を付けていきます。
客先からの図面を基に、2メートル以上の金尺を持って来て、端から測っていきました。
今まで何回も経験している作業なので、作業も早く手慣れたものです。 |
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上の写真では、竹内社長が、トラックのフォローの端の曲がり(R)の型紙を持って、テント地に印を付けています。
これまでも、施工例の中で、トラックのフォローを掲載していますが、大京テント工業さんへの注文でも、結構な数の注文があります。
竹内社長は、2メートル以上の長尺の金尺を使って、テント地に印を付けていきます。
テント地の端(コーナー)では、Rの型紙を利用して、印を付けていき、トラックのフォローの角の曲がりに備えていきます。 |
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(株)大京テント工業の竹内社長に話を色々聞きますと、昨年はまずまずの実績だったとの事。
昨年は、男性従業員が入社してくれ、よく動いてくれていると、喜んでいました。
今年は、ええ職人ドットコムからの連絡は、全て受注できるように、フォローをしっかりやりたいとの意向でした。
竹内社長は、京都府テントシート工業組合の役員でもあり、関西の組合の人達とも懇意にされているので、色々な情報を聞かせてもらいたいと、思っております。
今後のより一層の活躍を期待しております。
竹内社長への、皆様からのご相談や、お問い合わせを心より、お待ちいたしております。宜しくお願い申し上げます。 |
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