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本年1月30日・31日に、久世郡久御山町にある、印刷会社の大型テントの張り替え工事があるとの事で取材にお邪魔しました。
前日の天気予報通り、30日は、朝から雨がしんしんと降り、高所作業が殆どであるため、とても心配しての取材です。
しかし、竹内社長の話では、施工納期が1月末となっているので、工事を決行しますとの決意でした。
竹内社長のお父さんと昔、協力関係にあったスカイテントの天田さんのお父さんも、当日参加されていました。
スカイテントの天田さん、天田さんのお父さん、義兄の西山さん、スカイテントの協力職人の松田さん、藤原さん、竹内社長と計6名で施工を開始しました。 |
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作業を開始を目指しましたが、問題が発生しました。
工場の納品場・搬出場の上のテントの張り替えであるため、30日は金曜日であったため、納品・搬出が終わるまで、待つという状況でした。
工場の現場責任者との打ち合わせで、約40分後に施工開始と変更を余儀なくされました。
その間に施工手順をしっかり打ち合わせをして、A面〜B面〜C面の順番で施工をすることを確認し合いました。 |
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納品・搬出が途絶えたので、施工開始です。
竹内社長と藤原さんは、5メートルの高さはある、移動台車をA面の右側への移動を開始しました。
天田さんと西山さんは、今回使用する高所作業車2台分の調整設置をしています。
高所作業車を2台使用する現場はあまりありません。
早速、A面の旧テントのカット作業を始めました。竹内社長と藤原さんが、先行して右側からカットし旧テントを下に落としていきます。 |
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A面の左側と奥は、スカイテントの高所作業車に乗った天田さんと西山さんが受け持ち、前面は、藤原さんと松田さんが、受け持ちました。
右側で作業をしている竹内社長は、他の作業の進展具合を常に気にかけていました。
左側もめどがついた時点で下に降り、カットしたテントの回収に励みました。これから、新テントの張り替えが始まります。
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A面の新しいテントを、高所作業車に乗ったスカイテントの天田さんと西山さんに渡し、左側から竹内社長の待つ右側へ移動していきます。
テントの重量は、60Kg以上はあり、二人とも四苦八苦してやっと竹内社長のところまでたどり着きました。
新テントの前面両サイドにロープをくくりつけ前面に待つ藤原さんと松田さんにロープを投げ、一気に引き下げます。
竹内社長は、右サイドの仮止めを行って行っていきました。 |
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竹内社長は、新テントの一番上に上がって、ロープを通し、次々と締め付けていきます。
雨がしんしんと降る中での作業ですので、足元をしっかり確認しながら、注意深く施工していきます。
奥の締め付けが一通り終わったので、右側の締め付けを行っていきます。
スカイテントの松田さんは、腹ばいになって、滑らないように態勢を整えて、竹内社長のすぐ傍でロープを締め付けていきます。 |
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本日は、高所作業であり、なおかつ雨が降る最悪のコンディションのため、全員、ヘルメット着用と、防水作業着を着用しています。
万が一の事を考えて、命綱も腰にぶら下げていますが、何よりも細心の注意力が求められています。
そういった緊迫した状況の中、テントの張り替え作業は進んでいきます。
竹内社長は、右側を奥から手前にロープを通し、締め付けていきます。
雨に降られながら、ずぶ濡れになりながらの作業ですが、常に全体を見渡し、時間の経過と工事の進行具合をみています。 |
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A面のテントの奥からロープで締め付けてきて後少しです。
竹内社長が締め付け作業をしており、松田さんも上の方の締め付け作業をやっていました。
西山さんは、竹内社長にロープを手渡し、前面の締め付け作業をやりました。
A面のテントは、ほぼ張替えが出来ました。全体の職人さんの動きを見ていると、無駄のない動きをしており、感心します。
もうすぐ、B面のカットされたテントの回収作業です。 |
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竹内社長は、B面の旧テントの残存のロープやテントの切れ端をH鋼を足で挟みながら、綺麗に取っていきます。
雨がしんしんと降り続いており、油断は禁物です。
今度は、すでにC面(側面)は藤原さんや天田さんによってカットされており、そのC面に、竹内社長は行き、残存している旧テントの切れ端の回収に精を出します。
ほかの職人さんも、皆さんC面に集まって残存テントを切ったりして回収しました。 |
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B面への新テントの施工が始まります。
天田さんと西山さんは、60kgはある新テントを竹内社長の待つB面右奥まで高所作業車に載せて、運びました。
そこから、左奥まで、スライドさせていき、両サイドのロープをかけて一気に手前まで引いて新テントをB面全体を覆いました。
新テントの真ん中の引きは、天田さんの高所作業車が引っ張りました。 |
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竹内社長は、B面の奥から右サイドへのロープの結束・締め付けをしています。
雨が最高に降っているので、テントから滑り落ちないように、職人さん全員必死です。
天田さんのお父さんも、B面前面から、移動台車を使って、上まで登ってきました。
右側のロープの通し、締め付けを行っていきます。丁度座っている態勢で進めていきます。聞こえなかったですが、竹内社長と言葉を交わしていたようです。 |
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C面の新テント張り、締め付けは、スカイテントの職人さん達に任せて、竹内社長は、A面の前面から、移動台車を使って上に上がりました。
携帯用のライスターを持っています。500〜600度の熱を発しますが、テントとテントを熔着させる機械です。
A面とB面との鉄骨の間に隙間があり、今のままだと、雨が入り込んできます。
そこで、新テントと同じテント地を細長くカットし、ライスターで隙間にかぶせたテントと張られたテントとを熔着します。
滑らないように細心の注意を払いながら、ライスターでの溶着作業を進めていきました。C面の新テントへの張り替えもスカイテントの職人さんの努力で無事綺麗に張り終えました。 |
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翌日、31日は、竹内社長と天田さんだけで、A面・B面の一番奥の壁面とテントの間のコーキング作業を行いました。 壁とテントの間から雨水が入ってこないようにするためです。
昨日、雨で十分な作業が出来なかった、ライスターを使ったテントの熔着作業も行われました。 午前10時半までに完了しました。
完成した印刷工場の大型テントの写真です。 綺麗に仕上がっています。 悪天候の中、皆さん注意深く作業され、事故もなく、安全に終わられたことに、拍手です。
施主様もこれからは、フォークリフトを縦横無尽に運転できることに、嬉しそうに、うなずいておられました。 |
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