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大京テント工業会社紹介へ
「大京テント工業」の竹内さんがライスターを使用したテント生地(ターポリン)の幅継ぎ溶着を実演してくださいました。
先ずは、二枚のテント生地を用意して、その端を5センチ幅程度に重ねてステンレス床に置きます。
正確に位置決めをしてからテープでステンレス床に固定します。 この準備段階で正確に位置合わせが出来ていないと、テント生地がずれたまま溶着されてしまいますので、慎重な作業が求められます。
ライスターは、電気式ヒーターの熱風をノズルを介してテント生地に伝え、テント生地の樹脂を溶かした後に、素早くローラーで圧力を掛けて圧着させていく機械です(スイス製)
ピンクで囲った四角写真にライスターのノズル先端をアップにしました。 このノズル部分が床に敷かれた二枚のテント生地の隙間に入り、上下に面するテント生地を熱で温め(溶かす)られます。(その温度は最大620℃もの高温になるそうです) |
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ヒーターが温まりノズル部分の熱が安定したところを見計らって、竹内さんがノズルを生地の間に滑り込ませると、熱風で暖められた生地が一瞬、フニャリとこしの無い雰囲気になりますが、すぐさまローラーで押しつぶされて、瞬時に溶着されていきました。
そして溶着した後の生地は、また元の風合いに戻っています。
ライスターで溶着された生地は、完全に張り付いてしまうので引き裂き強度等も、一枚物の生地と殆ど変わることがないそうです。
特に「大京テント工業」さんで使用するライスターは「大型シート用」のプロモデルなので、大型の生地を大量迅速に、しかも安定した製作精度で幅継ぎ加工できるのだそうです。 |
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工場の真ん中に堂々20メートルに渡って敷かれているのは、ライスター溶着作業の為に造られたステンレス製の床ラインです。
このステンレス床に生地を置き、その上をライスターが巾継ぎ溶着しながら20メートル近く自走するため、生地を動かす必要が無く、テント倉庫のような大型品の製造には無くてはならない設備との事です。
このステンレス床、京都では随一の長さを誇っており、テント倉庫や工場内間仕切り、建築工事用の各種シート等、トラック用の幌やシート等、大きなサイズのテント製造を手掛ける事が多い「大京テント工業」さんならでは!ですね。 |
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テント生地の巾継ぎが完了した所で竹内さんの写真を一枚。
「大京テント工業」さんでは高周波ウェルダーや大型生地用ライスターを導入し、とてもクリーンに保たれた工場で各種テント・シートの加工・製造を行っております。
テント・シート製作は実は手作業で造られる部分が殆どと云っても過言ではありません。 が、そこは先代のお父さんの熟練の職人技も健在ですし、社長の竹内さんと奥様、そしてスタッフの方々が力を合わせて高品質のテント造りを頑張っておられます。
この道48年の実績を持つ「大京テント工業」さんなら、ターポリン等の新しい素材から帆布のような懐かしい素材までを熟知していますし、用途や施工場所等、ユーザー様の不安にも丁寧に対応・解消しながらテント製造・テント設置を受けて戴けます。
京都でテントのことなら、先ずは「大京テント工業」竹内さんに御連絡をされてみては如何でしょうか! |
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