|
|
京都市南区上鳥羽塔ノ森東向町にある、「株式会社 大京テント工業」の工場にお邪魔しています。
今回は、大京テント工業の竹内社長から、ご注文いただいた、独自のドメインの大京テント工業さんのホームページ作製のための取材、写真撮影をするために、訪問しました。
竹内社長は、先代の社長(竹内社長のお父さん)が昭和61年に創業されて、5年ほど前に現社長の竹内純司さんにバトンタッチされました。
それ以降、テントの製作・工事など、果敢に仕事に打ち込み、京都一番のテント屋さんを目指して、頑張っています。
色々な場面を取材させていただいて、随分成長されて、大きくなられたと、実感しています。
今回は、工場でのテントの製作・加工を中心に取材を進めていきます。 |
|
|
大京テント工業さんの工場の入口を入ってすぐ右側に受付カウンターがあり、その上の壁に表彰状があります。
テントを永年購入している事に対する、各メーカーからの感謝状です。
竹内社長は、照れながら、もっと沢山ありますがと言っていました。 |
|
|
大京テント工業さんの工場には、テント加工で一番大切な作業である「テントを熔着する作業」のための設備(機械)が3設備あります。
その第1が写真に載っている、「高周波ウェルダー」と言います。
テント地同士を重ね合わせ、金型で押さえ、強く加圧した状態で、高周波加熱(又は、外部伝導加熱)することにより、テント地が熔解温度以上となって、熔けだします。
その後、すぐに、高周波加熱を停止して、急速に冷却すると、素材同士が一体化され、熔着されるのです。 |
|
|
この高周波ウェルダーを操作しているのは、右側に竹内純司社長の奥様であり、左側には、パート従業員さんです。
二人は、テント地をしっかり合わせて、間違いのないように、寸法もチェックします。
それからテント地を本体の所定の位置に持って行き、操作盤を操作します。
まず、しっかり上から押さえシャフトで押さえ、次に高周波をかけます。
数秒後、高周波を切り、冷却状態にします。これで熔着は完了します。
この作業は、二人の息がピッタリ合っている事が、大変大事だと、いつも感じています。 |
|
|
右の写真は、「ライスター」と言います。
この熔着機は、大型シート用自走式熔着機とも言います。
テント地同士をしっかり寸法をとって、それからその上をなぞっていくように自走させます。
その際、テント地の下は、SUS304のステンレスがしいてあります。
工場内のフロアーには、このステンレスが敷いてあり、製造品質の向上と効率化を計っています。 |
|
|
三つ目の熔着機をご紹介します。従業員の大本さんが、操作している小さな機械がそれで、トライアドと呼んでいます。
大本さんが、操作している通り、テントの片方にロープを通すような感じで、熔着していきますが、一旦奥へ進むと、ドンドン送っていきます。
大変楽しい熔着機です。 |
|
|
大本さんが操作している「トライアド」は、テント地にロープを入れてロープを巻くように奥へ押すと、自動で奥へ進んでくれます。
綺麗にロープを巻いてキッチリ熔着してくれる優れものです。
ただ、本体に入れる際には、手動にて、しっかり入れてやる必要があります。 |
|
|
このトライアドでロープを入れて熔着した所を拡大して、見て頂きます。
大変綺麗に出来上がっています。何の問題もありません。
これから、自動ハトメ打機の所へ持って行って、ハトメを打ち込むのです。 |
|
|
一方、大京テント工業の竹内社長は、ブルーのテント地を床に敷いて、金尺でサイズを計測しています。
工場内の広さは、この写真からも、お判りいただけるとおもいますが、奥行きは30メートルはゆうにあると思われます。
竹内社長は、そんな床にブルーのテント地を置いて、端々をテープで押さえて、ずれないようにして、作業を進めます。 |
|
|
大京テント工業の竹内社長は、ブルーのテントの上に乗って、金尺を使って、裁断する箇所やエリアをしっかり測っています。
テントの業務としては、工場内でのテントの加工と、外でのテント施工・工事の二通りに分かれますが、竹内社長は、どちらも精一杯力を出し切って、がんばります。
今回、大京テント工業の独自のドメインのホームページの作製に当たって、素敵なホームページを作るために、竹内社長も協力を惜しまない気持ちで、取材に応じていただきました。 |
|
|
本日の出勤されている、もう一人のパート従業員さんは、工業ミシンの場所で、縫製の作業をされています。
食品の加工会社からの要請で円形の編み物の中に食品を入れて、洗浄されるらしいのです。
色々問題は発生するために、試行錯誤の段階らしいです。
パート従業員さんは、合計4人おられて、曜日によって、変わって交代しています。
竹内社長・社長の奥様・大本さん・パートさん4名の計7名で会社を構成しています。 |
|
|
竹内社長の奥様ともう一人のパート従業員さんの二人が、高周波エルダーを操作しています。
高周波エルダーの操作は一人では無理なので、必ず二人で操作します。
よく、息の合った二人で操作するのが、最適です。テント地同士を熔着する作業なので、失敗は許されません。
一種の緊張感をもって、作業に臨みます。 |
|
|
大京テント工業の工場の一番東端の中央に、自動ハトメ打ち機があります。
そのハトメ打ち機に、大本さんは、先程トライアドで、長細いテント地にロープを入れて、熔着したテントをその台に置いて、ハトメを打ち込んでいきました。
そのハトメが出来上がったテント地のハトメにロープを入れて、テントを縢(かがる)ようにします。
縢(かがる)とは、糸をからげるように縫う事です。
この一連の動き、工程は、テントの作業では、よく頻繁にあります。 |
|
|
この日は、朝一から大京テント工業さんの独自のドメインのホームページを作るために、カメラマンも呼んで、取材・撮影をしました。
無事に終わって、良い写真が色々撮れたように感じました。
私の方は、工場でのテントの加工作業を中心に、取材をして、満足できる写真が撮れました。
大京テント工業の竹内社長は、テント作業としては、社内では、テントの製造作業。外での工事のある時は、テントの張り替えなど、外からの職人さんの手助けも得て、頑張って工事・施工に精を出します。
京都一は勿論、工場内のテント製造でも、社外のテント張替え工事などでも、近畿一番のテント屋さんとして、期待しております。
大京テント工業の竹内社長、奥様の内助の功も得て、頑張って下さい。私達も応援しています。 |
|