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(株)大京テント工業は、昭和61年6月創業し、平成23年6月法人化しました。
お父さんからバトンタッチをして、ほぼ8年程になりますが、テント職人さんとして、工場では、テントの製造・加工をし、出先では、テントの張り替えなどで、毎日、頑張っています。
今回は、施工の一連の流れというテーマで、京都市南区のある工場のテント張替えを見ていただきます。
竹内純司社長は、工場で、工場テントの加工を率先して取り掛かっていきます。
(株)大京テント工業の工場は、平面の大きさだけを見ても、京都一の大きさを誇っています。
また工場内には、テント加工には、欠かせない「高周波ウエルダー」(重ね合わせたテント地同士を金型で押さえ強く加圧した状態で、高周波加熱することによって、テント地熔解温度以上になって、熔け出し熔着されるのです。 |
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工場内にはその他、「ライスター自走式熔着機」や、テント地にテントロープを巻き込んで熔着してくれる「トライアド」や「自走式ポンチ孔あけ機」や「工業用ミシン」が8台など色々な設備工具があります。
竹内社長の指示で、社長の奥さんと女性従業員さんは、テント地に自走式ポンチ孔あけ機を使って、孔を開けて、ハトメを埋め込みます。
その後、高周波ウエルダーの所へ、テント地を移動させ、ウエルダーの台座の上に、テント地を置いて、溶着する箇所を二人で、しっかり確認し、金型を上から当てていきます。
その次にテント地を移動させて、続けます。しっかり熔着しているか確認しながらの作業で、テントの加工を完成させました。 |
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翌日、(株)大京テント工業の竹内社長と、テントの助太刀の職人さん一名と、鉄骨熔接の助太刀の職人さん一名の計3名で本日のテント張替え工事を行います。
今回の工事で、お客様との取り決めは次の通りです。
1、テント地だけの張り替えを、原則とする。 2、テントフレームの塗装は、行わない。但し、フレームが腐食な どしていた場合は、交換する。
以上が張り替え工事の概要です。
それから三人で、まず現在張ってある古いテントを取り外してテントフレームだけにしました。
新しいテントをテントフレームの上から、被せるように載せて、全体を包むようにしました。これからテントの張り替えの本番です。
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竹内社長は、テントロープを沢山、しっかり持って、テントと、テントフレームとを結んでいきますが、長年培われた経験から、どれと、どれを結んだら良いかを瞬時に判断して、テントロープをテントフレームに通していき、しっかり締めていきます。
角の部分もテントをしっかり被せてから、テントロープをハトメに通して、しっかり締めていきます。
出来るだけ、たるみが出ないように、テントロープをうまく動かしながら、締めていきますが、長年の経験が、ものをいって、綺麗に締めていきます。
今回のテント張り替え工事について、テントフレームは、腐食が発生している箇所のみの、取り替えは、出来ますが、塗装もしないと言った条件です。
従って、テントフレームの塗装の剥がれや錆については、無視するようにしました。 |
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竹内社長は、テントの短い方の締め付けをやっていて、問題点が、発生しました。
テントロープだけでは、十分に締め付けが難しい事が判り、鉄骨屋の職人さんとも相談して、テントフレームに直付けをすることになりました。
インパクトドライバーを使って、ハトメの部分とテントフレームの鉄骨の部分とに、孔を開けて、そこへ六角ナットで締め付ける事になりました。
インパクトドライバーで孔を開け、六角ナットを差し込んで、滑り止めのワッシャーを入れて、インパクトドライバーでしっかり止めてしまいました。
鉄骨屋さんの職人さんは、テントフレームをチェックしていく中で、腐食している箇所が2か所あり、その部分を裁断して、新しい丸鉄骨を入れて、綺麗に補修しました。 |
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午前8時30分に工場に到着し、9時には、作業を始めた今回の工場のテント張り替え工事は、11時30分過ぎに完了しました。
この工場のキュービクルの雨除けテントは、綺麗に出来上がっており、お客様も満足そうに完成を見ておられました。
竹内社長にも完成した、工場テントの前で、写真に納まって頂きました。
今回の工事の作業時間は、お昼までに終わる事がコスト上、大切だったので、計画通りに終わって竹内社長も満足そうでした。
(株)大京テント工業の竹内純司社長は、京都や関西テント・シート協同組合の役もやりつつ、テントの職人として、頑張っておられます。
テントに関する知識は大変豊富で、ご質問や、お問い合わせについては、丁寧に答えてくれます。 皆様からのお問い合わせや、見積依頼などありましたら、是非宜しく、お願い申し上げます。 |
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