本日は、『市野建具店』の市野政光さんのお仕事をご紹介いたします。
こちらは、京都市東山区に古くからあるお寺におさめられる予定の建具のお写真です。
三菱模様の組子障子だと教えていただきました。
まずは「組子」とは何かをご説明いたします。
組子とは、日本の伝統木工技のひとつで、釘などは使用せず木材に様々な文様を生み出す技術のことをいいます。
中国から日本へ、仏教がもたらされた時代。それと同時に伝来した技術だと言われています。
寺社の建立のために編み出された技術、組子。
そこに日本の職人さんたちの、繊細な技巧が加わり江戸時代に大人気に!そして現代に引き継がれていったそうです。
市野さんは、それを後世に伝えられる確かな技術を持った職人さん。
本日は、こちらの建具が納められるまでの様子をお届けしますのでどうぞご覧ください。