|
|
2015年1月8日。新年の挨拶のため訪問しました。
夕方近くになりましたが、作業をやっているとのことで、快く会っていただきました。
ある病院からの注文の配膳台を作製中であり、作業を続けながらの取材と方向を転回してカメラを持ちました。
1月6日から製作を開始しているとの事でした。 |
|
|
病院からの配膳台の注文は、毎年数十台単位であります。
配膳台の形状は、メインの板があり、その先に左右同じ形状(曲線が多い)の板を2枚とりつけます。
板の断面は、約3センチ弱ですが、その断面に化粧板を貼り付けていきます。
ボンドを断面に塗り込んで、薄い板を貼り付けていきますが、この先の作業工程も込み入っています。 |
|
|
断面への化粧板の貼り付けは、本体の表面と同じ色・柄のものを使用します。
貼り付ける個所は、直線あり、曲線あり、直角ありで見事に手際良く貼り付けていきます。
ボンドを塗って、少し時間を空けるタイミングもあり、作業中は、話しかけるのもはばかれる雰囲気でした。 |
|
|
これからの作業工程については、写真を見ていただければ判りますが、精根を込めて、相浦さんが、作業に打ち込んでいきます。
小さなカンナやヤスリを使う事は勿論、これまで培ってきた技術の全てを打ち込むような、形相で作業に没頭しています。
さすが、家具職人だと、感心いたしました。 |
|
|
化粧板を貼り付けた後の作業は、細かい箇所も丁寧に仕上げるために、小さなカンナで削り、化粧板が剥がれないように注意をしながら、しっかり貼りつくように、削り、磨いていきます。
施工例のオーダー家具の紹介の中で、最後の写真がこの配膳板であり、その形状も判っていただけます。 |
|
|
最後に、カンナやヤスリかカッターを使って仕上げた断面を布切れで、いとおしむように、丁寧に磨いていきます。
今年は、これまでの年月で製作した、色々な種類のオーダー家具の完成品の写真を皆様にお見せするように、施工例の中にアップしますので、期待して下さい。
本年も相浦木工所をどうぞ宜しくお願いいたします。
|
|