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2016年1月、昨年末は、チーク材を使った整理棚の製作・納入でてんてこまいでしたが、年が明けて12月に受注していた別注の書庫兼収納庫の製作にかかりました。
城陽市のマンションにお住まいのお客さまであり、マンション内のスペースを有効に使おうとの意図から注文していただきました。
しっかりした寸法を現場で計測し、書庫の色合いなども打ち合わせて製作にかかりました。 |
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今回、別注の書庫兼収納庫に使用する材料は、ウオールナット調の化粧版です。
非常に落ち着いた色調であり、書庫として展示としても、中味が良く目立つと思います。
マンションの天井までギリギリの高さで製作しております。
一番右端の収納だけ少し変則的な寸法になっていますが、後で納得いただけます。
一番下の引き戸は、扉の一番上に凹部を作ってあり、それを持って開けます。扉を閉めてある状態では、一枚の板のように感じられます。 |
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今度は、引出しですが、材料は、桐を使用しています。
引出しの一番下に凹部を作ってあり、その凹部を指で手前に引けば簡単に開けられます。
また、引出しの両サイドには、ステンドレールを取り付けてあり、引出しの動きをスムーズにします。
下の引き戸は上に、上の引出しは下に、取っ手変わりの凹部がつけられており、なかなか考えた設計です。
表面には、一切取っ手などを付けない設計・製作となっており、お客様が、引っかけたり、当たったりしないので、安全です。 |
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このように別注の書庫兼収納庫は、マンションに住まわれるお客様の要望に応じて、最高の贈り物になりそうです。
一番右端の収納部分は、背丈が少し低く、横幅も狭いようですが、マンションの横柱が通っているために、そのような寸法になりました。
引出しの両サイドには、開け閉めをスムーズにするステンドレールが付けられているのが、判っていただけると思います。 |
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真正面から見た、別注書庫兼収納庫の完成写真です。
ウオールナット調の化粧板で作製された書庫兼収納庫は、大変スッキリした印象を与えます。
書庫の前面には、突起しているものは、何もなく、シンプルですが、洗練された印象を与えています。
正面右側の背丈が低い理由は、別注家具ならではの特徴を出しており、マンションの部屋の中の横柱をうまく避けて作られているのです。 |
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完成した別注書庫兼収納庫を城陽市のマンションへ納入されました。
天井と横柱と左側のコンセントの間にピッタリと収まりました。寸分の狂いもなく、綺麗に収まっています。
A4のレターケースが右側の収納部に収まっていますが、お客様の要望でもあって、気に入っていただきました。
書庫には、仕切り板が、左右の穴にピンを差し込んで置かれ、その上に本が置かれていきました。
書籍や、飾りものやレターケースなどを置いて綺麗に収められて、全て完成しました。
お客様は、大変喜ばれており、満足されていました。相浦さんもお客様が喜ばれているのを見て、満足しました。 |
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相浦木工所の相浦さんは、今回の別注書庫兼収納庫を製作・納入をはじめとして、全て別注の家具を作る職人さんです。
気さくな人柄でありますが、一旦、製作に従事すると一転して真剣な眼差しになり、一心不乱の状態になります。
これからも京都を代表するような家具職人を目指してがんばっていきます。
皆様からのお問い合わせやご下命を心からお待ちいたしております。 |
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