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京都市西京区にある、(株)竹中建具店の竹中社長が、雨戸を製作するので、その内容を見させていただきました。
雨戸建具で一番肝心な事は、雨戸の内側から、木製の錠前を掛ける事です。
それを「ころろ」と呼んでいます。
「ころろ」の仕組みについて、説明したいと思います。 |
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左の写真の一番上に縦にある木が、出っ張っていますが、この木が錠前の「ころろ」になります。
雨戸が入っている鴨居のレールにこの「ころろ」がはまり込む穴を開けておき、縦木を上にあげます。
下のストッパーを横にスライドさせて、縦木を固定して、しっかり雨戸が動かなくなります。 |
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右の写真は、その「ころろ」の部分を拡大した写真です。
縦木を上に上げて、下の横木をスライドさせて、固定させ、縦技が下に降りないように、固定されます。
絶対に下に降りないので、雨戸を外すことは、不可能なのです。 |
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左の写真は、雨戸の建具を外側から見た写真です。
大変綺麗に仕上がっています。
「ころろ」が施工されているとは、外側から見ても全くわかりません。 |
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右の写真は、出来上がった雨戸を内側から見た写真です。
左上の所に、「ころろ」があります。
縦木を上に上げて鴨居のレールの穴に入れて、下の横木をスライドさせて、縦木が下に落ちないように、固定されます。 |
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通常は「ころろ」は、横木の中に縦木が収納されており、縦木の鴨居への出っ張りは、全くありません。
しかし雨戸をしめて、鴨居のレールの穴に「ころろ」をおしこんで、横木をスライドさせると、全く雨戸は、動かなくなります。
台風など、強い風雨などを防ぎますし、外部からの侵入も出来なくし、防犯上も強い味方になってくれます。 |
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