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京都市西京区にある(株)竹中建具店の竹中社長に連絡を取り、お盆明けに訪問し、撮影・取材をしました。
お盆明けと言っても、まだまだ暑く、32〜33℃はあり、残暑が大変厳しい時期でした。
午後一番に訪問し、工場内には、クーラーがあって、多少温度は低くなっています。
こんな暑い時期でも、チームワークよろしく、職人さん全員が夫々の持ち場でテキパキ仕事を遂行していきます。
竹中社長は、他の職人さんの動きを見て、信頼して、自分の仕事に邁進していきます。 |
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竹中社長は、今年2月に(株)竹中建具店に入社した、建具職人の前田さんと、図面を広げて、午後からの仕事の打ち合わせを行っています。
昨年一年間は、大変多忙を極め、親方のお父さんを含めてバテバテの状況が続いたため、今年の2月に前田さんと言う建具職人さんがメンバーに加わりました。
体格のがっしりした、建具職人さんです。前田さんは、大変恥ずかしがり屋さんで、挨拶はしましたが、初対面だったので、写真までは無理でした。
またの機会に撮影する事にします。 |
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竹中社長は、扉建具にはめ込むガラスの寸法取りを行っています。
手慣れているので、作業が大変早く、縦・横。高さと見ている間に採寸を完了してしまいました。
その合間に、前田さんと打ち合わせを続けていきます。時間を惜しんでの作業が続きます。 |
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一方、番頭格の建具職人の大西さんは、マスクをして、建具の柱の製作に励んでいます。
自動プレーナー(カンナ盤)に柱の木を乗せて、手加減宜しく、綺麗にカンナ掛けをしていきます。
一つ一つの部品(パーツ)として、建具の柱や格子などを作っていきますが、夫々根気のいる作業ですが、黙々とこなしていきます。 |
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大西さんは、建具の柱の部分を縦に薄く裁断するため、電動丸鋸盤に、柱をセットして裁断しますが、その際当て木を必ずして、裁断に入ります。
建具のパーツの製作をしっかりやりこなして、一つの建具が完成していくのです。大西さんは、暑さの中、黙々と作業をこなしていきました。 |
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ここで、大西さんの見事な手さばきをご覧いただきます。
電動丸鋸盤に建具の柱の木を置いて、当て木に合わせて裁断します。その際、一方を半分まで裁断し、次にひっくり返してもう半分を裁断します。その速さは、驚異的です。 |
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工場の一番奥の大きな作業台の上に、大きなガラス入りの建具が置いてあります。
大西さんに尋ねると、大きな額とのことです。竹中社長に尋ねると、日頃お世話になっている、工務店の社長からのオーダーで、その工務店の社長さんが、買われた「ペルシャ絨毯(じゅうたん)」を入れる額との事です。
大変サイズが大きく、横3・5m、縦2・5mはあります。
すでに透明なガラスははめ込まれており、ペルシャ絨毯を入れて飾れば、きっと素晴らしく栄えるペルシャ絨毯になるでしょう。 |
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このようにお盆は過ぎましたが、残暑厳しい中で、竹中社長の指揮のもとで、各人が夫々の持ち場で、頑張っています。
新しい建具職人の前田さんを交えて、チームワークよく、動いています。
工務店などの業者さんからの信頼が厚く、長いお付き合いの中で、確固たる信頼関係が築かれています。
また新しい顧客の開拓にも積極的であり、竹中社長の素晴らしい営業力が発揮されて、います。
色々な木々の在庫を豊富に抱え、お客様にリーズナブルに提供できるように、一貫生産を行っているのです。
安く建具を提供できる竹中建具店さんは、伝統ある技術と新しい考え方の融合から生まれる、新しい建具屋さんです。(株)竹中建具店さんを、宜しくお願い申し上げます。 |
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