|
|
昭和27年9月、指弘建具製作所として開業以来、昭和36年12月、有限会社サシヒロを設立、平成6年10月、株式会社サシヒロに改組しました。
現在は、佐倉慎一郎氏が社長として、日々建具を製造・販売に精進しておられます。
リーダーシップを発揮して、木製和洋建具の製造の指示、建具職人さんへの指示や注意、協力業者さんとの交渉、お客様との打ち合わせなど色々な面で、休む間もなく、動き回っておられます。
佐倉慎一郎社長は、写真でお判りいただけると、思いますが、ふっくらとした顔立ちをされており、温和な性格ですが、全ての面をしっかり見つめておられます。
|
|
|
(株)サシヒロさんは、大阪府吹田市岸辺中4丁目にあります。
国道171号線、岸辺北交差点を、東に入って、左側にあります。
現在はJR岸辺駅周辺の開発工事が佳境に入っている所で、新しいビル群が、次々建築されています。
(株)サシヒロさんの工場内は、入口入って右側に3階建ての工場があり、その全館木製建具の工場なのです。
その奥は、事務所があり、その右側にアルミ建具を施工する工場が2階建てであります。 |
|
|
工場に入ってのヤードは、駐車場で約10台位駐車可能です。入口すぐの立て看板には、サシヒロの営業品目が書いてあります。
吹田市内では、有名な建具屋さんでありますが、佐倉社長は、吹田市内は勿論、吹田市近郊の地域まで、拡大して行こうと計画されておられます。
右側の写真は、木製建具工場の1階入り口にある、荷物エレベーターです。3階まで重量のある木々を運び入れるので、必要不可欠な設備です。 |
|
|
木製建具工場の1階の入口を入って左側の壁面全体には、大量の板が並べて置かれています。
木板のストックヤードです。木板を縦に立てて綺麗に並べて置いてあります。
一定の間隔毎に、鉄骨があり、木板がずれこまないように、工夫されています。
これまで建具屋さんも色々訪問していますが、これだけ整頓されている工場は珍しいです。
在庫として木板を大量に置いていますが、乾燥も兼ねており、注文があれば、すぐに製作にかかれるように、配慮されています。 |
|
|
木製建具工場の1階の入口を入って右側には、パネルソウと呼ばれる機械が2台並べて置かれています。
タテ型裁断機であり、機械の設置面積が小さくて済み、大きな木板も楽々と、縦に裁断していきます。
右側の機械の方が新しく、最近導入されたみたいです。
木工関係の製造現場では、このパネルソウが納入されており、ポピュラーな設備機械です。 |
|
|
木製建具工場の入口を入って、正面に、プレス機が2台置いてありました。
この大型のプレス機は、木材と木材を接着剤を使って接着して、その後、プレス機の間に置いて、上からプレスして、長時間置いて、完全にくっつくまで待ちます。
鉄製の重たい鉄でプレスするので、接着には、大変効果があります。 |
|
|
右の写真は、この木製建具工場で働く建具職人さんです。
真ん中の佐倉慎一郎社長を挟んで、左に木製建具製作の職人さんで、建具製作一級技能士の資格を持つ、中瀬古さんが立っています。
右側には、木製建具職人の加茂さんが、立っています。
佐倉社長は、主にお客さんとの打ち合わせや、建具の受注作業に精進しています。
木製建具の製作は、中瀬古さんを中心に、加茂さんが、手助けする形で、毎日動いています。
これからお二人と情報を密にして、色々ご紹介をしていきます。 |
|
|
この写真は、建具を製造する機械ではなくて、集塵機です。
木屑を大量に集塵するために、打綿式集塵機を使用しています。
大量の木屑を吸い込んで、袋の中に溜めこんでいく、集塵機なのです。
この打綿式集塵機は、この工場には、2台設置されています。 |
|
|
大変、年季の入った電動機械です。
オオテ(建具の淵)を加工する機械です。 |
|
|
化粧版などを貼る前に、その長さや、幅などを加工して、
裁断して、揃えて行く、電動の機械です。 |
|
|
縦型電動裁断機と言います。
木材を縦に裁断していく機械です。
木製建具では、縦木が大変重要な役目をします。 |
|
|
小型の方の裁断機です。
この前の大型裁断機とは違って、小回りの効く、小型の裁断機です。 |
|
|
電動切断機です。
大きい材木や、縦木などから、寸法に合った、木を切断していきます。 |
|
|
ホットプレスと言います。
オオテ(フラッシュの淵)に接着剤を塗り込んで、この機械にかけて、温めながらプレスし、完全に接着させる、機械です。 |
|
|
枘(ほぞ)作製機。勿論電動機械です。
枘(ほぞ)は、建具においては、木と木をはめ込んで連結させますが、その際にはめ込む角型の凹凸を枘(ほぞ)と言います。
ボール盤の先が、四角になっていて、上下に動いて、四角い穴を開けていきます。
木造建具には、欠かせない機械です。 |
|
|
木製板を製作する際、長さの調整をしながら、印を付けたり、カットしていく機械です。
正確な印が求められます。 |
|
|
木板を切って幅を出す、押し出し機です。 |
|
|
寸法を採ってからの削り器です。
手動カンナ盤と同じ役目をします。 |
|
|
縦切り裁断機です。
木製建具の一番大切な柱を製作する際に使用する縦切り裁断機です。 |
|
|
電動ラジアルソウと言います。
組子建具の溝を作る機械。同時に、枘(ほぞ)も作っていく、自在機です。
長さを決めて、加工を行い、枘も作ってくれる自在機です。 |
|
|
枘(ほぞ)の四角い穴を開ける角切り機です。
木製建具を製作する中で、一番大切な、枘を作る、ボール盤です。 |
|
|
自動プレーナー(自動カンナ盤)です。
縦柱などのカンナかけを複数本、一度にできます。
大変便利な、効率ある機械です。 |
|
|
寸法を決めて、木板に溝を作る機械です。
大変綺麗に溝の作製ができます。 |
|
|
ベルト切断機と呼んでいます。
大変馬力が強く、綺麗に木材を切断してくれます。 |
|
|
木製建具の柱などの、縦方向の切断をする機械です。
木製建具において、枘(ほぞ)に次いで大事なパーツである柱を作るために、縦方向の切断は、大事な作業になります。 |
|
|
木板に、寸法を決めて溝を作る機械の後ろには、電動ノコギリの替え刃が、並べて吊り下げてあります。
整理整頓が行き届いた工場です。そんな素直な感想を持ちました。
今後の(株)サシヒロの佐倉社長を中心に、木製建具職人の中瀬古さんと加茂さんの活躍を見守っていきます。
皆様からのご愛顧を宜しく、お願い申し上げます。 |
|