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この写真の正体は、クーラーカバーなのです。
吹田市の個人宅のお客様が、クーラーに付いているクーラーカバーを外して持って帰り、これと同じものを作って欲しいと、受注しました。
ご存知のように、クーラーは、空気の流入が大変激しく、カバーをしても、殆どオープンのような状態にせねばなりません。
そのため、細かい格子状のものを作って代用しているのです。 |
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クーラーの空気の流れは、室内の空気を吸入して、クーラー本体に取り込み、本体内で加工されて、冷たい空気を室内に戻します。
そのため、空気を遮断するような物体は、不必要なのです。
格子のような形を出しているのも、空気の流通が良い方に流れるための、形なのです。 |
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大きく空いているところに、クーラーの本体が入ります。
格子が並べられている箇所は、クーラーの吸い込みの箇所に当たりますので、クーラーが同じものであれば、同じ物を作る必要があります。
コスト計算をして、早急に受注、製造に入れるように、スピードアップする予定です。 |
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作業台の上には、凸の枘(ほぞ)が出来上がっている格子の材料が置いてあります。
木と木をくっつける方法として、枘(ほぞ)を作って組み込む方法が一番適法なのです。
一般的に建具の場合、釘を打つことは、ありません。
枘を作ってお互いに木や格子を組み込んで、固定させるのです。 |
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私が建具屋さんを訪問したりした時、よく、枘(ほぞ)を作っておられる場面に出くわします。
いつもその時に思うことは、枘を作る段階から、綺麗に枘を作っておられる、建具職人さんは、きっと枘も綺麗に出来上がって、建具そのものも、綺麗に出来上がっているに、違いありません。
この置いてある枘も大変きれいに出来上がっています。
この枘を使っての格子戸も綺麗に仕上がっていると思います。 |
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作業台の上には、今回の作業のための図面が置いてありますが、まだ作業の途中なので、置いたままで、作業を続けていきます。
凸の枘も綺麗に出来上がっており、組み込む際には、慎重に凹の枘に入れ込んで、固定します。
木製のための白ボンドを凸の枘に塗り込んで、接着を完璧なものにするのです。
この作業が、木と木を接着させる、一番良い方法だと、思われます。 |
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工場長の中瀬古さんが、完成させた別注雨戸の前に、凹の枘が空けられた長い目の格子が8本ほど置かれています。
これから凸の格子を凹の柱にボンドで、くっつけてはめ込んでいくのです。
そのための枘の重要性を職人さん達も、よく、理解して作業を進めていくのです。 |
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一階の工場入口に、明日納入予定のフラッシュドアの完成品が置かれています。
大変綺麗に出来上がっており、申し分のない完成度です。
フラッシュドアもガラスを上手く配置すれば、変化のあるドアに変身します。
そうでないと、趣のないドアになってしまうので、注意が必要です。
少々コストが掛かっても感じの良いドアをお客さんに勧めるべきだと、思いますが、如何でしょうか? |
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完成したフラッシュドアのすぐ右隣に、アルミ製のスライドドアと、網戸が完成された状態で、出荷待ちになっていました。
株式会社 サシヒロでは、中瀬古さんと加茂さんが、木製建具を担当し、アルミ製建具については、社長の佐倉慎一郎氏が担当しています。
社長の佐倉氏が、このスライドドアと網戸も製作いたしました。
近々に出荷、納品、取り付けの予定です。 |
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最後に、木製建具の工場の3階にて、責任者の中瀬古さんに、出来上がっている、別注雨戸の横で、写真に納まっていただきました。
このように、一日の工場内の製作工程のチェックを厳しく行っていくことによって、次の生産工程が、見えてきます。
毎日、毎日がダイナミックな生産を行うための職場なので、中瀬古さんと、加茂さんは、力を合わせて、前へ、前へと進んでいきます。
一方では、佐倉慎一郎社長は、アルミ製品・建具の製造・加工に精を出していますが、社長として、一段高い所から皆の動きを見ており、経営者として、サシヒロの成長を願って活動しています。
皆様からのご質問を受け付けております。経験豊かな職人さん達が、丁寧に答えてくれます。
皆様からのご下命をお待ちいたしております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。 |
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