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― 下屋の上(南側)に、 後付けで据え付けられたかのような 物干し用のベランダ。
しかしそのベランダは、 大屋根の庇部分だけしか隠れておらず 大部分は雨天の際には濡れていいました。
その結果、床板の木材は腐食がかなり進み 人が乗ることすら出来ないくらい危険な状態でした。
そこで今回 − 野田さんは弟子の職人さんと2人掛かりで、 この改修工事に取り掛られることとなりました。
写真は、 まずベランダの土台となる部材を取り替える為、 野田さんが新しい床板の基礎となる土台を 加工されているところです。
その頃ベランダでは、 お弟子さんにより ベランダの解体・掃除を行われていました。 |
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土台を連結されたのちは、 キシラデコールと呼ばれる防腐剤を塗り しばらく時間をおき乾燥させます。
− そして乾燥後、 腐食した土台の入れ替えです。
2人で息を合わせて仕事が行われていきます。
長さが7mもあるベランダの重さは相当あるので、 上手く支えなければ変形する可能性があるからです。 |
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土台の入れ替えが終わると、 最後に新しい床板の張替え作業です。
測ってきた寸法に合わせて切断後 一度ベランダで仮当てをし 再び調整が施されて設置されます。 2度手間では?と思われるかもしれませんが、 こういった改修工事では 建築物に歪みが生じている為です。
− こうして徐々にベランダの新しい床板が 完成させられていきました。 |
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そして床板の張り終わると、 最後に屋根の上をモップで掃除です。
「心掛けているのは、 来た時よりも綺麗にすること。」 ということを大切にされている野田さん。
その発言を曲げられない意思からは、 一から積み上げてきた経験 職人としてのプライドを物語っていました。
ベランダの床板張替えに関わらず 水廻りの床板やフローリングの張替えの場合には、 野田さんにご相談されてみてはいかがでしょうか?
取材撮影;内海 |
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