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滋賀県近江八幡市船木町にある「株式会社 浅尾建具店」は、建具屋さんとしては、大変大きな工場で、建具を製作しています。
工場の入口には、サイクロン式の集塵機と焼却炉が並んで設置されています。
滋賀県全域をカバーしている浅尾建具店さんは、この工場で4名のスタッフが建具を製作しています。
第一工場と第二工場には、数多くの建具を加工する設備機械が沢山設置されていますが、集塵機からのホースが、各機械のフードに連結されており、工場内の木屑や粉塵は、殆ど感じられません。
そう言った健康面や厚生面にも配慮された工場だと感じました。
浅尾建具店の建具三兄弟と甥っ子さんの計4名のスタッフは、時間を惜しむように工場内を走り回って建具の製造に精を出しています。 |
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工場を入って、第一工場内には、フラッシュドアを製造する機械が多く置かれていますが、その他に、沢山の材料の木々が在庫されています。
第一工場の二階は、木々の在庫置き場になっています。
どれくらいの本数があるのか、よく判りません。また第一工場の一階にも、今すぐ使っている材料としての木々が、色々置かれています。 |
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浅尾建具店では、色々な木々を在庫することによって、注文に即応できる事、その製作の速度を上げられて、リーズナブルに建具を提供できる事など、利点は、色々あります。
建具屋さんを色々訪問して、あまり在庫を置けない手狭な工場では、納期や価格面でどうしても不利になってしまうのです。
その点、浅尾建具店さんは、工場自体のスペースが広いため、心配はいりません。思い切って作業に専念できるのです。 |
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浅尾建具店の建具三兄弟の二男の浅尾計夫(かずお)さんは、前回の施工例の雨戸の製作とは別の新たな雨戸を受注されて、その製作にかかっていました。
現在、最終の表面板の綺麗に仕上げる段階に差し掛かっています。
浅尾計夫(かずお)さんは、超仕上げ盤の機械に、雨戸の表面板を通して綺麗にしていきます。
表面板を機械に入れると、早い速度で、自走していきます。すぐ向こう側に走って行き、板を受け取ります。 |
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二男の浅尾計夫(かずお)さんは、雨戸の表面板を超仕上げ盤に入れるや否や、向う側へ走って行って、自走してくる表面板を受け取るのです。
その動作を何回も何十回も繰り返して、進めていきます。
表面板の削りカスは、厚みがコンマ何ミリで出てきます。大変幅の広いカンナで削ったような感じの削りカスです。 |
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浅尾計夫さんに色々聞く中で、雨戸の製作依頼は、多いのですか?との問いに、滋賀県下では、昔に建てられた比較的大きな家がまだ多くあります。
従って雨戸を使用している家は多く、そのお家の雨戸が古くなってくると、新しく作り直すのだと、教えていただきました。
今回の雨戸は一軒のお家で、2箇所で12枚ほどの雨戸を製作するので、結構多くの雨戸に感じました。 |
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この写真でも、お判り頂けると思いますが、超仕上げ機から出てくる表面板の削りカスは、機械の下の両サイドに出てきます。
木屑ではないので、綺麗な感じの削りカスです。
超仕上げ機は、表面板を入れると、自走して向う側に行ってしまいますので、走って取り上げないといけないので、浅尾計夫さんは、大変です。
この繰り返しの動作を何回も何十回もやっておられました。お疲れ様です。 |
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この写真は、作業台の上に置いてある、雨戸の裏側の桟に使われる木々を写しています。
雨戸の裏側(その、お家側から、開けたり、閉めたりします。)の雨戸の表面板を固定するための桟なのです。
家側から見える桟なので、綺麗に仕上げてあります。 |
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この写真は、今回の雨戸のための框(かまち)なのです。
雨戸のための框(かまち)であり、雨戸の回りの枠になります。
框雨戸であり、建具屋さんが作る建具ついては、框(かまち)を作ることは、建具屋さんの基本であり、製作する職人さんは、ある種の喜びを感じるのだと思います。
フラッシュドアのように、軽い建具よりも、框(かまち)のように、しっかりした枠に囲まれて作られた建具には、重厚感があり、理想の木製建具なのです。 |
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浅尾建具店の浅尾兄弟の二男の浅尾計夫(かずお)さんは、超仕上げ機で注文を受けている雨戸の表面板の削りを全部終えました。
たくさんの削りカスが出ましたので、その清掃にかかりました。
ほうきなどを使わず、手でかき集めます。木屑みたいに細かい削りカスではないので、平べったい削りカスなので、手で十分なのです。
浅尾計夫さんは、集めた削りカスから、一枚をねじって紐にして、まとめた嵩の高い削りカスを縛って、まとめました。
雨戸についてのご質問がありましたら、お問い合わせ下さい。
皆様からのお問い合わせやご下命を心より、お待ちいたしております。宜しくお願い申し上げます。 |
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