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この前の施工例で、浅尾建具店の三男の三男(みつお)さんが、別注の鳥居を製作される場面を取材して、ご報告いたしましたが、今日は、その完成した鳥居の出荷待ちの状況をお伝えします。
何時も浅尾三男さんが、出荷のさいには、木を組んで、その中に出来上がった鳥居を一個、一個丁寧に入れて、出荷します。
一個のブロックに、10個ずつ入っており、今回は約200基の鳥居がありました。
長年の知恵から、生まれたのでしょうか?鳥居を傷つけないように、上手く木が組まれておりました。
大変、感激いたしました。 |
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その向かい側にも、出荷待ちの鳥居が置かれておりました。
出荷後は、塗装屋さんに運ばれて、朱色と黒の塗料を塗られて完成の運びとなるそうです。
こちらも合わせての200個なので、木を組む事も大変だったと思われますが、いつもやっているので、平気だと三男さんは、言ってました。 |
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最後に浅尾建具店の建具三兄弟の三男の浅尾三男(みつお)さんには、完成した鳥居を持って、写真に納まっていただきました。
一連の鳥居の製作を取材させていただきました。大きい木を切り始めて、各パーツを分けて製造し、型にはめ込んでの組み立てを経て別注の鳥居が完成していきました。
約2週間かけて、作業に没頭しました。しかし、鳥居だけにかかっていたわけではなく、ほかの建具製作も色々あって、大変だったろうなと、感じました。
浅尾三男さんは、同じ第一工場内の組子割り機の機械に場所に行って、回転刃の取り替えを始めました。 |
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浅尾三男さんは、細かい刃先の回転刃から、大きい(太い)刃先の回転刃に交換しました。大変素早く交換されて感心しました。
それから、サンプルの木で、テスト裁断を何回もやり、裁断した木の表面を見て、やっと納得したみたいです。
浅尾建具店さんの皆さんを拝見していて、共通の行動は、一つの工程が終わっても、全く休みなしで、すぐ次の行動に移る事です。 |
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この共通した行動、休みなしで、次の工程へ進むことは、浅尾建具店の他の次男の計夫(かずお)さん、甥っ子の浅尾定利(さだとし)さんにも共通して浸透しています。
今回の浅尾三男(みつお)さんも、すぐに組子割り機の場所に行って、回転刃を替えて、試験裁断をし、本格裁断にかかりました。
この裁断は、「丸面取り」と言って、片側の面にRをつけるのです。
どの建具に使用するのか、聞かなかったのですが、長い木、短い木夫々10〜20本位機械に通して、裁断していきました。 |
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浅尾三男さんは、長い木の方を機械に通して、その裁断面にしっかりRが付いているかどうか、しっかりチェックしていきます。
長い木と短い木夫々10〜20本位を機械に通しては、チェックしていきました。
全部終わるのに、30分ほど位でしょうか、しかし機械の調子や、裁断された木の出来具合などを、しっかり見て行きます。
「丸面取り」作業が終了して、すぐ浅尾三男さんは、回転刃を最初に付いていた回転刃に戻しました。
これで午前中の作業は、終了です。浅尾三男さん大変お疲れ様でした。 |
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