|
 |
滋賀県近江八幡市船木町にある、株式会社 浅尾建具店は、長男の浅尾嘉明（よしあき）さんは社長さん、取締役に次男の浅尾計夫（かずお）さん。三男の浅尾三男（みつお）さんの建具三兄弟で成り立っており、社長の息子さんで甥っ子の浅尾定利（さだとし）さんの計４名で、滋賀県をカバーしています。
今回は、社長の息子さんで、甥っ子の浅尾定利さんが、雨戸の柱を製作中との事で、スポットを当ててみました。
浅尾定利さんは、雨戸の柱を製作し、綺麗に電動カンナかけをして、作業台の上に並べています。
その並べ方も定利さんが見やすく、チェックしやすいように、少し斜めに並べていました。 |
|
 |
雨戸の柱を電動カンナなどを使って、綺麗に仕上げましたが、その雨戸の建具（框・かまち）の節とか木の目を出来るだけ合わせようとしています。
框ドアとは、ドアの一種で、周囲に枠を作り、その枠を仕口によって組み立てたドアのこと。この場合の「框（かまち）」は、周囲の枠のことを言います。
浅尾定利さんは、社長の浅尾嘉明（よしあき）さんの息子さんであり、次男で取締役の浅尾計夫（かずお）さんと三男の浅尾三男（みつお）さんの甥っ子なので、可愛がられています。
雨戸の建具で框（かまち）は、極力年輪や節などが、揃うように順番を決めていくのです。その作業なので、身体はあまり動かさないようですが、しっかり観察する必要があるので、緊張されているようです。 |
|
 |
ここで、框（かまち）について、もっと具体的に理解していただくために、少し深く知っていただきます。
框（かまち）とは、物の外枠の木。多くは、戸、障子などの建具の枠木をいい、転じて、一般的に物の枠についてもいう。
玄関の上がり口、床の間、縁側など、床の面の端を隠すための化粧横木。店框、上り框、床框など。
浅尾定利さんは、雨戸のための框（かまち）即ち外枠の木を丁寧に製作し、その外枠の木を並べて厳重なチェックを行っています。
|
|
 |
そこへ、浅尾定利（さだとし）さんの叔父さんである、浅尾計夫（かずお）さんがやって来ました。
二人は、雨戸の框（かまち）の出来具合や、年輪や節や目の具合が並べることによって、その順番を決めるのに相談をしているのです。
そんなには問題はないと、浅尾計夫（かずお）さんは、頷いていました。 |
|
 |
浅尾定利さんは、叔父さんの浅尾計夫（かずお）さんとの相談の結果を受けて、雨戸の枠にする框（かまち）に順番を付け始めました。
それでも、これでいいのかと、再度チェックし直す姿勢が見えます。何度も何度もチェックしても、いざ商品に完成されるのに、心配になるのは、当然だと思われます。
写真の一番手前に写っている木々は、製作途中の鳥居なのです。
この鳥居については、次の施工例で詳しくお伝えいたします。 |
|
 |
浅尾定利（さだとし）さんは、雨戸の木の枠が書いてある図面を見ながら最終のチェックを実施し、順番を決めていきました。
ここで、最近流行っている「フラッシュドア」と「框ドア」を比較し、その違いをご理解いただきます。
フラッシュドアは、下枠を付き合わせにて組んで、合板などを両面から貼り合わせます。よってドアの中身は中空（空っぽ）のドアです。
框（かまち）ドアは、四方を化粧枠を組加工した枠があり、中は厚めの板が、差し込まれたような形になります。
框ドアは、材料自体の重量もあるので、重量感があり、ドアを閉めた時の音も「ドン」って感じです。
フラッシュドアは、軽いので「バタン」と軽い音になります。
価格的にも、フラッシュドアが安いです。接着剤などの化学物質使用量が少ないのが、框ドアで、健康面からは推奨できます。 |
|
 |
株式会社 浅尾建具店は、滋賀県近江八幡市船木町にあり、滋賀県の丁度ど真ん中にあります。
木製建具の製造・販売を始め、襖・障子の貼り替えもやっており、滋賀県全域をカバーしています。
スタッフも浅尾嘉明（よしあき）社長をはじめ、二男の浅尾計夫（かずお）さん、三男の浅尾三男（みつお）さん、社長の息子さんの浅尾定利（さだとし）さんの４名で構成されています。
今回の雨戸の框（かまち）の製作を担当し、チェックも担当した甥っ子の浅尾定利さんは、最終的に雨戸に使う框の順番が決定したので、、框本体に軽く印を付けていきました。
皆様からのお問い合わせやご下命を心よりお待ちいたしております。宜しくお願い申し上げます。 |
|
