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滋賀県近江八幡市船木町にある、株式会社 浅尾建具店を訪問し、前日に、次男の浅尾計夫(かずお)さんに了解を得て、取材をしました。
丁度、三男の浅尾三男(みつお)さんは、烏帽子(えぼし)入れを作っている最中でした。
滋賀県の神社(お宮さん)からの注文で、製作していました。
烏帽子(えぼし)とは、平安時代から近代にかけて、和装での礼服着装の際に、成人男性が被った帽子の事です。 |
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三男の浅尾三男(みつお)さんは、烏帽子(えぼし)を入れる箱の蓋の加工をしています。
箱の蓋の形は、正方形で作って欲しいとの事で、正方形の蓋の加工を一生懸命にやっていました。
正方形の蓋の際に、「隠し釘」を一定の間隔で、打ち込んでいます。頭がグリーンのプラスチックで覆われている隠し釘です。
浅尾三男(みつお)さんは、ドンドン打ち込んでいきました。 |
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浅尾三男(みつお)さんは、正方形の烏帽子(えぼし)入れの蓋の際に、薄めの木の帯を接着剤で着けて、その帯の上から、隠し釘を打ち込んでいます。
接着が完全に完了するまで、隠し釘の頭のグリーンのプラスチックは、外しません。
浅尾三男さんは、正方形の蓋を何回も方向を変えて、上へ上げたり下へはめ込んだりして、どの方向からでも、蓋が、簡単に閉まるように、観察しながら、キチット蓋が出来上がってきました。 |
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浅尾三男さんは、接着剤で接着し、組み建てた烏帽子(えぼし)入れの四隅に向かって、写真に写っているような、止め具を烏帽子(えぼし)入れの箱にしっかりかまして作業台の上に置きました。
この後、半日は、このままにして接着剤が乾くまでこのままで放置しておきます。
乾燥後は、箱に取り付けた止め具を外して、蓋の開け閉めをしっかりやっていきます。
最後に蓋の際に取り付け、打ち込んだ隠し釘の頭を金づちで、横に叩いて取っていきます。
その動作が完了して、烏帽子(えぼし)入れが完成するのです。 浅尾三男さん、大変ご苦労さまでした。 |
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第一工場の完成品ばかり集められている場所に、障子の貼り替えが終わった、障子が2枚置いてありました。
浅尾三男さんが、2日前に貼り替えを完了した障子です。
近くまで行って、観察しましたが、大変綺麗に出来上がっており、申し分ないと感じました。 |
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フラッシュドアを製作していた、浅尾定利さんに作業台に置いていた、燭台みたいなものを持って頂き、写真に納まっていただきました。
お寺さんからの注文らしいのですが、丸い柱に、取り付けられるように、Rにカットされており、燭台らしきものを乗せる箇所には、円形のくり抜きがありました。
このように、浅尾建具店さんには、普通の建具だけではなく、別注の鳥居や、烏帽子(えぼし)入れ、燭台立てなど色々な関連商品を作っております。
皆様からのお問合わせや、ご質問を承っております。
ご遠慮なく、ご連絡下さい。浅尾建具店を宜しくお願い申し上げます。 |
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