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京都市山科区の古民家で行われた瓦葺きなおし工事。 長年に渡り手つかずの屋根は、 瓦と屋根を固定する土の劣化などにより 早急に葺き直しが必要とされていました。
しかし前ページでご紹介の通り 新瓦への葺き替えは下屋の一部のみで、 ご依頼主の方のご要望に伴い その他の部分に関しては 全て既存の瓦を利用して 修繕されることとなりました。 |
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― 屋根の瓦を全て下へ降ろされた後、 左写真のように瓦を仮組みして 波を打たないようサンダーや金づちを利用して 切断されていきます。
こういった作業が必要なのも、 古い瓦であることも大きな理由なのだそうです。 昔の瓦は個々の形が異なる為 実際に組み合わせてみて、 前方のラインを整えるなど 技術力を必要とする加工が施されていきました。 |
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瓦の補修が終わると、 早速瓦が屋根の上に載せられ 新しい土を使い1枚1枚丁寧に 取り付けられていきます。 |
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― 後日、瓦の補修を含め 手間をかけた瓦屋根の葺きなおし工事が完了。
松田さんは持ち前の技術力で、 ご要望通り古瓦をほぼそのまま利用し 屋根の葺き直しを終えられました。
取材撮影;内海 |
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