2016年10月初旬、奈良市池之町の杉森建具店の山中社長を取材訪問した際、色々な情報を提供して頂きました。
人懐っこい笑顔で、話が弾みました。その中の話で、奈良市にある有名な高校の生徒に、障子の作り方を教えると言う、大変興味のある話が出てまいりました。
丁度、作業台の上にその教材が置いてあり、説明を受けました。
高校生たちは、木製品についての知識は皆無であり、2時間の講義のうち、最初の初期説明だけで、軽く1時間はかかります。
板目と柾目(まさめ)。順目と逆目など木の基礎的用語から教えることとなり、一向に前に進みません。
この調子だと時間通りに終わらないので、障子のパーツを作って、組み立てるだけに、簡略にしました。