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屋根の一番上にあたる棟瓦。 今回はその棟瓦を雨漏りの危険から回避させる為に、 棟だけ瓦を葺きかえられる仕事です。
まずは瓦を積むために、 粘土を載せる作業です。
屋根の上で米袋を思わすような 入れ物に入った粘土を、 その場でコテ板に載せて棟に盛る光景からは 西堀さんの職歴を感じさせてくれました。 |
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続いて、先ほどの粘土の上に付ける 熨斗瓦(のしがわら)のご紹介です。
熨斗瓦といわれる瓦は、 普通の瓦の半分の大きさです。 左写真のようにして、 金槌で瓦中心を叩き割り揃えられるそうです。 |
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最後に半円の瓦(冠瓦)を並べていきます。 ここは高めに粘土を盛り 瓦が取り付けられています。
しかし以前の冠瓦が それぞれ違う形をしていたので、 一つ一つ金槌で直されていきます。 何気ないこの作業も、 1・2年の修業で出来る技ではないのだそうです。 |
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― そして完成! 個々の瓦が導線によって結ばれて、 ぎっしりとした感じが覗えます。 さらに、以前は3段だった熨斗瓦を 5段に葺き替えたことによって 更なる重圧感を感じさせる 仕上がりになっていました。
取材撮影;内海 |
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