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一戸建住宅を二世帯の暮らしに対応にする、建築リノベーション工事を京都市北区紫野「長尾工務店」長尾唯一郎棟梁が執り行いました。
主なリノベーション工事内容は二階和室を洋間リビングに改装し、廊下に併設された押し入れ収納をシステムキッチンに改装するものです。
画像は全て和室・廊下リノベーション工事前の様子。 オーソドックスな手法で作られた一戸建て建築には、大きな押し入れが備わった和室と木目間仕切り壁が施された廊下と収納の様子が見て取れます。
十分に広い空間と大きな収納を備えたお宅ですが、二世帯で暮らすしてみると少々の不便を感じるようになり、同じ北区を拠点に建築工事を手掛ける「長尾工務店」長尾棟梁にリフォームをお願いする事になりました。
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まずは一階から二階に続く階段のリフォーム。
壁クロス張り替に加え新たにニッチが新設されているので壁下地も作りなおされました。 ※ちなみに一階の廊下フロアも奥行き方向に増設されたので、床フローリング張替え施工がなされています。
壁下地の内側には工夫を凝らして、押しピン等を使わなくても写真やポスター、お子さんの作品などが貼れるようになった優れもの階段壁リフォームがされました。 個性的な壁クロスは熟練クロス職人さんのお仕事によるもので、凹凸のある壁クロスを丁寧に施工されたのが伺える仕上がりでした。 |
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階段踊り場より上の部分も。
クロスの柄、貼り替え面積の広さ、形状から、その工事が難しかったのを想像できました。 階段を上がると正面・向かって左側にも部屋があり、その扉に色違いのクロス張り施工をしたことにもインテリアデザインのセンスを感じられます…が、これは長尾さんの提案ではなく施主様の奥様が選んだもの。 今回の二世帯住宅リノベーション工事はその大部分に、奥様のアイデアがふんだんに生かされた二世帯住宅改装工事なのです。
天井から吊るされた裸電球の灯りが空間に温かさを演出しています。 |
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階段を上がって右側が今回の住宅リノベーション工事で大きく様変わりした空間、二階キッチンです。 二階キッチンを作るにあたり廊下に面した押し入れ収納を丸々撤去して、システムキッチンと冷蔵庫、他家電用棚据え付け設置の空間に改修工事しました。 階段からキッチンへ入る扉は、建具屋さんに特注したガラス格子引き戸で、扉枠の上に扉レールがある吊り下げ式建具の一品! そして階段アプローチからキッチン、奥の洋間リビングまではL45床フローリングが床材に選ばれています。
そして何かのキャラクターのような物が!此れははたして何でしょう? |
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引き続き押し入れ改造で出来上がったとは思えない、新設キッチンの様子を。 リビング側、階段廊下側からシステムキッチンを眺めると、潔いレイアウトであるのが伝わるスタイリッシュな空間なのがよくわかります。
一般的なシステムキッチンではコンロ・シンクの上に扉付き収納を設置しますし、それが当たり前のように思っていた私ですが、暮らし方を見つめて敢えて扉付き収納を設置しないで二段の棚を取り付けただけのキッチンにしたのが素晴らしいです。
それが此の可愛い佇まいを実現させているのは明確ですよね。 顔キャラクターのような物はキッチン棚の物入れ箱で、ある有名な商品なのだそうです。
押し入れだった壁に採光用の窓も新設され、十分に明るくお洒落なキッチン、奥様のデザインセンスとそれを形にした、長尾棟梁のコラボレーションといえます。 押し入れ収納の二階キッチン設置改装ですからガス配管・水道・排水配管工事もなされているのは言うまでもありません。 |
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最後に和室を洋間リビングにリフォームしたお部屋。
廊下から繋がる床のL45フローリング張りがお部屋の広がりを感じさせます。 大型の壁掛けテレビに耐えられるように補強して下地施工された壁は、もともとは和室押し入れ収納だった場所!
そして写真下段にはシステムキッチンの向かいの部屋扉と壁に埋め込まれた収納棚が。 食器棚設置に備えてキッチン向かいの部屋の壁を改造し、食器棚を設置する空間を確保していたのも流石のアイデアです。
窓の上下にはグレーのエコカラットが貼られ、結露予防・湿度対策を狙っています。
住宅リノベーション工事、住宅リフォーム工事は施主様の暮らしを考え、さらに施主様のアイデアを取り入れながら形にする長尾唯一郎棟梁の大工工事。 京都市北区紫野の大工さん「長尾工務店」長尾唯一郎棟梁はお年寄りの介護施設などの建築施工も手掛ける経験豊富な大工職人さんなので、安全で暮らしやすい空間作りノウハウも豊富であり、また大工さんと一緒に考えて家を作っていきたいリフォームの頼もしいパートナーです。 京都市北区で住宅リノベーション、住宅リフォームをお考えであれば長尾棟梁にご相談されてみては如何でしょう。
撮影取材:末光誠 |
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