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このページからは、「自宅ガレージをカフェへ改築」された時に手掛けた御仕事、カフェの外装や内装、テーブルや椅子等を紹介をさせて戴きます。
「ふじさき組」は大工工事や軽天工事を手掛けるプロ集団ですが、今回の工事は、その殆どを藤崎(父)さんが工事・施工されています。
「えっ!一人で!!」と思いましたが、京都であらゆる大工工事に45年間も携わって来られ、もちろん現役バリバリの藤崎(父)さんの大工職人の腕前が確かな事は大前提に、今回の工期にはかなり余裕があった事と、カフェオーナーさんとの意思疎通を交わしながら、初期の設計図面からの変更要望にもきめ細かく対応しやすい目的があっての判断だそうです。
ソレらを踏まえた上で取材記事を御覧戴ければと思います。 |
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此方の写真はテーブル3点がフルオーダー、椅子がセミオーダーカスタマイズとなっております。
先ずテーブルの天板はモミの木の無垢材一枚板を仕入れてから、カフェスペースに合わせて三枚に切断して、三組のテーブルを製作しました。
椅子は既成品の椅子をオーナーさん自ら買い付けて来られた後、座面を松のナグリ(表面が滑らかに波打つ)と謂われる加工がされた木材に張り替えられています。
テーブル三組に関しては紛れも無い一点物、しかも無垢材の重厚な佇まいと、天然木材の自然な曲線が3つ並べられて一本の大木が横たわる贅沢な店内に演出していました。
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此方のカウンターチェアも藤崎(父)さんの製作ですが、既成品からの改造品です。
と言っても、元のチェアを一旦バラしてから、オーナーさんの要望に答えたカスタマイズを行うため、一脚につき丸一日の製作時間が掛かってしまったそうです。
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その椅子は全部で四組製作されました。
元は角材と四角い座面で構成されたカウンターチェアでしたが、背もたれ上部の角材を取り除き、一本の流木風の天然木を代わりに配置し、更に背もたれ中間部に円柱木材で補強を加えてあります。
一番のアピール面である座面は、京都らしく北山杉を用い、更にデザインに柔らかな曲線を多く取り入れた一枚板です。
もちろん藤崎(父)さんの、手作業ですから、それぞれ同じ形は無い(あえてアットランダム感を演出しています)一点物と言って良い品物です。
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