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神奈川県相模原市の電気工事士、国吉浩四郎さん。横浜、川崎、八王子、相模原と、協力業者とのネットワークを活かして、神奈川県内を広くカバーする電気工事者です。 今回は、前々回のコンセント交換と、前回のスイッチ交換に引き続き、相模原市のKさん宅で、照明器具の不具合を修理する作業です。天井に取り付ける照明器具には、天井に直接付く「シーリング」、チェーンやコードでぶら下げる「ペンダント」などがあります。今回、不具合のある照明器具は、シーリング。あとで、配線器具の名前として、同じ「シーリング」という言葉が登場しますが、混同しないようにしてください。 |
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Kさん宅の照明器具(LEDシーリング)が点灯しなくなったと聞き、まずは原因を探ります。 多くの場合、リモコンや本体の不具合が原因なのですが、テスターで調べると、どうやらシーリング(ローゼット)と呼ばれる、天井に取り付けられた配線器具に問題があるようです。ローゼットを交換すれば直りそうとのことで、まずは照明器具を外します。アダプターを外すと見えるのが、天井についたシーリング。「丸形引掛シーリング」と呼ぶタイプだそうです。 |
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シーリングを留めてあるビスを電動ドリルで抜き、シーリングから電線を抜きます。それから、新しいシーリング(角形引掛シーリング)に交換。電線を差し込み、ビスで留めれば完了です。 単純な作業のように見えますが、電線を抜き差しするため、スイッチやコンセントの交換と同様に、電気工事士の資格が必要な作業。照明器具の取り付け自体は、資格がなくても作業できますが、照明器具の重量に見合ったシーリングやローゼットがあらかじめついていることが条件です。判断できないようなら、一度プロに相談したほうがよさそうですね! |
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シーリングがしっかり固定されたことを確認したら、アダプターを接続し、照明器具を取り付け直します。スイッチを入れると、照明器具はきちんと点灯。リモコンや本体の故障以外で点かなくなるケースもあるんですね。 電気や照明器具に関する知識がないと、点灯しない原因を特定することは難しいものです。照明器具のメーカーに電話しても、すぐに現場で対応してくれるとは限りません。照明器具に限らず、電気製品の不具合があったときは、国吉さんのような「電気のプロ」に相談してみてはいかがでしょうか。もちろん、リモコンや本体の不具合についても、メーカーに連絡するなどの対応をしてくれますよ。 |
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