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電気工事を主に請け負う、神奈川県相模原市「オーエス ファスナー」の国吉浩四郎さん。「即日工事」と「適正料金」をモットーに、横浜、川崎、相模原、八王子を中心に、神奈川県内、ほとんどの地域で仕事をしています。 今回、依頼があったのは、相模原市のKさん宅。コンセントを2口から3口のものに取り替える工事です。作業自体は難しくないので、ご自身でやってしまおうと考える施主さんもいらっしゃるようですが、コンセントの交換を含め、電気工事の多くは電気工事士の有資格者でないとできません。必ず電気屋さんに頼むようにしましょうね。 |
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「即日工事」がモットーの国吉さん。もちろん、作業内容によっては綿密な打ち合わせと資材の調達が必要で、工事にも時間がかかることはありますが、コンセントの交換程度であれば、常備している工具や資材でこなせます。 使う工具は、電動ドライバー(写真)とプライヤー、マイナスドライバー。それに、交換する3口のコンセント(写真左が2口、右が3口)があれば、工事はものの数分間で終わります。 |
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Kさん宅の2口コンセント。現状では、ここからタコ足配線で各家電製品につないでいました。タコ足配線は、ひとつのコンセントの定格容量を超えると発熱して発火する危険性があります。コンセントは、使う家電の数だけあるのが理想です。 コンセントのカバーを外し、壁に固定されている台座プレートを取り外します。電源コードを抜けば、従来のコンセントの取り外しは終了。ブレーカーを落として、コンセントに電気が通っていない状態で作業するのが一般的ですが、国吉さんは電気が通った状態のままでも安全に作業を進めます。ブレーカーを落とすことで他の家電製品も止まり、施主の方が不便を感じるのを避けるためです。 |
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新しい3口コンセントを電線につなぎます。3口にすることで、よりたくさんの家電製品を使うケースが多くなりますが、そのときに問題となるのは分電盤のブレーカー容量です。こちらの容量が小さいと、いくらコンセントの数を増やしても、使える家電製品の数は増やせません。20アンペア、30アンペアといった、容量の小さいブレーカーの場合は、そちらの工事も必要になります。 もちろん国吉さんは、この点も確認済み。Kさん宅は60アンペアのブレーカーが付いているので、問題はありません。もし、分電盤の工事が必要な場合は、その準備をしたうえで施主のお宅に伺います。 |
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3口コンセントを電動ドライバーで壁に取り付け、カバーを付けたら工事は終了。コンセントが低い位置にあるので、カバーを取り外すための切り欠き部分は、あえて上に向けてあります。最後に、実際に家電製品をつないで、不具合がないことを確認します。 工事開始から終了まで、所要時間は約5分。施主から話を伺う時間を含めても、30分とかかりませんでした。さすがプロ、と思わせる手際のよさ。見ていて気持ちのいいものですね。 |
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