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断熱屋  橋本清一の施工例

施工例写真1
住まい空間の快適な温度保持に高効果が期待できる、「いまがわ装飾」さんの断熱リフォームを取材致しました。

この断熱施工は工事後にはノンエネルギーにも関わらず、効果的に室内の保温効果を発揮し、また壁・床・天井等の結露発生も抑制防止するので、結露対策としても威力を発揮する室内環境改善のリフォームです。

新規のリフォーム代理店さまも増えており、今後の躍進が断然期待できる注目のエコリフォームでもあります。

今回の施主様は、昨年もいまがわ装飾さんの断熱リフォームを実際に施されたマンション。

前回工事から約一年が経ち、断熱リフォーム・結露対策リフォームの効果を充分に実感され、このほど二期工事の発注となったそうで、今回は主に結露防止が主な目的との事。

もちろん「いまがわ装飾」代表取締役の橋本さんは、施工後の効果に自信を伺わせます。

写真は施工前の壁の様子。
結露の影響でカビが広範囲に発生してしまいました!
以前も紹介致しました、「DAT工法/発泡ウレタン断熱壁(特許取得済み)」で、壁と天井に30ヘーベーの断熱・結露防止壁を作り結露対策します。
施工例写真2
まずは施工前準備。

施工中に部屋を汚してしまう事がないように、床全体に養生ブルーシートを敷き詰め、更に施工を施さない部分にも養生シートを被せます。

養生が終わると先ずは施工壁と天井の測定・墨打ち。
断熱リフォームは既存の壁を壊すことなく、発泡ウレタン層・石膏ボード層で約60ミリ程度の新たな壁の層(断熱層)を形成するため、施工される壁面からの厚み分を床と天井に正確な基準線を記します。

天井には発泡ウレタンを直接塗布できないので、ウレタン断熱板に発泡ウレタンを塗布し、それを直接に天井に貼り付けることで断熱層を形成させます。
天井に貼り付けるウレタン断熱板に発泡ウレタンを塗布する橋本さん。
施工例写真3
発泡ウレタンを塗布後、貼り付けられた直後のウレタン断熱板。

発泡ウレタンは極めて強力な接着材の働きも担います。
しかし名前のとおり塗布後直ぐに発泡を始めるので、ただ貼り付けただけでは板材が天井から浮いてしまいます。

初期の発泡が収まる時間(約20〜30分)は突っ張り板をかませてウレタン断熱板の浮きを押さえ込まなければなりません。

壁の結露なのに何故に天井に施工するか?ですが、壁と天井は熱伝導の高いコンクリートなので、常に外気に触れる面の内壁だけでなく、外壁と繋がる天井&床にも施工し効率を高めるのが狙いです。
施工例写真4
天井に施工したウレタン断熱板が確実に接着した後、石膏ボードも貼り付け施工されます。

多くの場合、石膏ボードはビスで柱等に固定されますが、ウレタン断熱板にはビスが効きません!なので発泡ウレタンフォームを強力な接着材として用いる事で、この施工が可能になりました。

石膏ボードの接着時にも突っ張り板をかませて、乾燥までの保持がなされますが、この場合は石膏ボードの自重で落下しないようにする為だそうです。
施工例写真5
今回は新しいレベルポイントを採用した施工となりました。
これは橋本さん御自身の開発した部品で、断熱リフォーム代理店さまにも御好評いただいてるとの事です。
※引き続き断熱リフォーム施工代理店さまも募集されてるとの事なので、御興味を持たれた業者さまはご一報ください。

新レベルポイントは経の異なる二つの管を直進スライドさせて使うので、以前の回転ネジ式スライドのレベルポイントよりも作業効率を上げる事に成功しました。

このレベルポイントは断熱層を一定の幅で形成する為のレベル調節と、発泡ウレタン断熱層に被せる石膏ボードの初期固定をする為に欠かせない部品です。

そしてレベルポイントを壁に均等間隔で割り付けする事によって、ウレタンフォームの塗布作業を正確にする為の役目もあり、更にはボードをレベルポイントにビスで強力に固定する事で、縦方向(膨らみ)の発泡圧力をボードの内側で横方向(広がり)に分散させる働きを促します。
施工例写真6
レベルポイントを均等間隔(445ミリピッチ)で接着、レベル調整後にいよいよ発泡ウレタン(発泡ウレタンフォーム「ダンフォームDX」断熱材を塗布しいていきます。

壁に対して無造作に塗布するのではなくレベルポイントを目安に約45センチ角で塗布する事が重要です。

発泡材なので少なすぎても多すぎても弊害が出るので注意が必要との事。

塗布量が少なすぎると充分な密度での発泡断熱層が形成されません。
ただしその箇所に、再度充填して密度を高める事で対処できるので、大きな問題では無いそうなのですが、意外にも塗布量が多すぎる事が問題となるようです。

具体的には発泡圧力に耐え切れずボードが浮いてしまうと云う研究実験結果があり、その際はボードを外して再施工が必要となってしまうそうです。

因みに新規の断熱リフォーム施工代理店さまには橋本さん自ら、施工現場に赴いて研修・指導もされるそうです。(昨年はなんと伊豆諸島・新島の代理店さまに研修出張されたとの事)
施工例写真7
発泡ウレタンを塗布後、発泡の具合を見極めながら石膏ボードの貼り付けに掛かります。

前もって固定してあるレベルポイントの軽金属板部分にビスで取り付けられますが、レベルポイントの一番の役目は正確なレベル調整であり、ボードの固定は仮の役割だそうです。

なぜなら塗布した発泡ウレタンがボードと元壁の間で完全に硬化乾燥してしまえば、元壁とボードとの接着は発泡ウレタンだけで担える程に強力な接着力を発揮するからです。

この部屋のエアコン室内機が取り付け設置されるの場所には、壁の一部分にベニヤ板が貼られています。

このように断熱リフォーム壁は重量物も設置できるように施工する事ができます。

また予め電気配線を断熱層で包んでしまう工事をすれば湿度・熱・の影響を受けないウレタン皮膜が形成できるので漏電対策にも安心して御利用いただけるそうです。
※雨漏りや、湿度・温度差による結露で屋根裏漏電対策に施工された実績もございます。
施工例写真8
この日の工事は一旦此処で終了し、完成は翌日となります。

下の写真は昨年に断熱リフォームをした部屋の天井と壁の完成写真です。
日常生活されてるお部屋なのでフレーミングを考慮しました(施主様は撮っても問題無いと気さくにおっしゃってくださいましたが)
断熱天井の仕上がりの様子がよくお分かりになるのではないでしょうか?

この断熱壁リフォームが施された部屋は結露が発生しなくなり快適に過ごされているそうです。
お話をお聞きして私が注目した点は、施主様は元々建築系意匠のお仕事もされており、建築への知識がある事でした。

その専門知識を持たれる施主様が断熱リフォームの効果を実感され、自らの住まいに二期目の断熱壁・結露防止壁を発注されたと云う事実が「いまがわ装飾」橋本さんの技術・信用・信頼・結果の出る断熱リフォームだと雄弁に語っています。

最後になりますが、プライベートな空間にも関わらず、前回工事と同様に撮影取材を御許可いただきまして施主様には大変感謝しております。
誠にありがとうございました。

新規事業開拓並びに御客様に喜ばれる断熱リフォーム・結露対策リフォームを展開したいとお考えのリフォーム施工代理店さまも御気軽にご連絡ください。

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