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前ページからの続き 吹付け作業が終了した押入れ天井裏の様子です。
壁面は発泡ウレタンで覆われ、もちろんダクトの隙間も完全に塞がれていました。
橋本さんの使用する発泡ウレタンは、吹付け後、すぐに発泡を始めていき最終的な発泡体積は130倍(発泡空間が確保されてる場合)にも膨れ上がるそうで、この吹付け施工状況でも相当な厚みに膨れ上がるのが想像できます。
新築工事等で広い面積に処理する為には、二液混合用ウレタンタンク・大型コンプレッサー・工事用電源・吹き付けガンとホース、マスキング対策など大掛かりになりますが 橋本さんが用いるのはカートリッジ缶ですので、今回のような入り組んだ狭い場所、解体工事を行なえない物件への施工に対応できます。 (標準的な施工方法の場合、一缶で約1uの面積を処理可能 / 今回は押入れを含め約20u) |
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押入れ天井裏への処理が終わり新しいボードが貼られた後、次は押入れの内壁面へ処理が行われます。
通常のDK工法と同じように10p間隔で充填用の孔をドリルで開けてから発泡ウレタンを充填していきまましたが、時間が経って発泡を始めると充填孔からウレタン材のハミ出し量が多いことに気づきました!同時進行している部屋よりも明らかに多いハミ出し量です!!
これは先に書いたように新しく石膏ボードを貼り付けるので、通常よりも多めに充填して発泡ウレタンを接着剤として利用するため、発泡後のハミ出し量を予測調節した結果だそうです。
すかさず予め採寸して切り出しておいた石膏ボードが被せられ、通常のサイディング張りの用にビスで締め付け貼られていきます。
ただし充填量が多いため発泡の圧力で壁が内側から押し壊されてしまうのを防ぐために、発泡が止まるまで、つっかえ棒をして壁面を抑えこむ処理も付け加えられます。 |
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室内内壁と押入れへの断熱・結露防止対策がひと通り終わった後、橋本さんは内壁を軽く叩いて、その音の変化で中の様子を調べていきます。
充填量が充分であれば狭い空間で発泡していくため空気層が殆ど無くなり、無垢の木材を叩いた時のような密度を感じる音が鳴ります。
逆に充填量が足りてないと空洞ができるため乾いた音が鳴ってしまいます。
橋本さんは、その箇所に印を付けていき、孔あけの後、再び発泡ウレタンを充填して完全に空気層をなくしていき、完璧な断熱壁・結露防止対策壁の施工工事が完了となりました。
写真下は橋本さんの工事が完了した内壁の様子です。 (後にクロス屋さんが内壁クロスを貼リ仕上げます) |
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「断熱職人」というブランドで「いまがわ装飾」橋本さんが展開される断熱壁工事は、施工後には断熱のみならず、今回のような「結露防止対策」や「防音効果・低振動」等の効果も大きく期待できるので、発泡ウレタン断熱壁・結露防止対策壁の必要に迫られた築後数年〜数十年経過した建物に対して施工実績を重ねられてきています。
この橋本さんの断熱壁は大掛かりな機材や道具が不要で工期も短く、人件費を抑えられる等のコストパフォーマンスに優れ、何よりも施工後の効果が高いので、それらを実感されたマンションやアパート等のオーナー様や管理者様に好評を得ており、複数物件を依頼される事が殆どだそうです。
結露やカビでお困りの方がおられましたら、お気軽に「いまがわ装飾」橋本さんへ御連絡をお願いいたします。
さらに現在「いまがわ装飾」では、発泡ウレタン工法を用いた断熱壁・断熱床の代理店様も募集されているとの事ですので、御興味を持たれた工務店様からの御連絡もお待ちしています。
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