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今日は大阪府東大阪市を中心に
近畿圏で日々 新築からリフォーム、リノベーション工事など
住まいに関するエキスパートとも言える
ツバキHOMEさんの代表であり
大工職人でもある生島さんから
『 新築の棟上げをします 』 とご連絡をいただき
閑静な住宅街が並ぶ、大阪府西淀川区に伺いました。
朝8時に現場に到着すると
すでにクレーン車と木材を積んだトラックが2台来ていました。
今日は大阪府東大阪市を中心に
近畿圏で日々 新築からリフォーム、リノベーション工事など
住まいに関するエキスパートとも言える
ツバキHOMEさんの代表であり
大工職人でもある生島さんから
『 新築の棟上げをします 』 とご連絡をいただき
閑静な住宅街が並ぶ、大阪府西淀川区に伺いました。
朝8時に現場に到着すると
すでにクレーン車と木材を積んだトラックが2台来ていました。
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今日、棟上げをする大工職人さんたちも
すでに現場に到着されていて挨拶をして少しお話を伺いました。
通常は2~3人で作業をされるそうですが
棟上げは重たい木材を据え付けるため
7~8人の大工さんで一気にやり切ってしまうそうです。
普段はみなさんそれぞれの現場で活動されているため
これだけのメンバーが揃うことはほとんどなく
この機会に改めて生島さんをはじめ
ツバキHOMEを支える大工さんたちの紹介もさせていただきます。
個人的に初めての棟上げを見るとあって
始まるまで少しドキドキしながら待っていました。
週間天気ではずっと雲行きが怪しく施工されるかどうか
前日に生島さんに再度確認したところ
予定通りしますとのことで、到着したときはまだ曇り空でした。
今日、棟上げをする大工職人さんたちも
すでに現場に到着されていて挨拶をして少しお話を伺いました。
通常は2~3人で作業をされるそうですが
棟上げは重たい木材を据え付けるため
7~8人の大工さんで一気にやり切ってしまうそうです。
普段はみなさんそれぞれの現場で活動されているため
これだけのメンバーが揃うことはほとんどなく
この機会に改めて生島さんをはじめ
ツバキHOMEを支える大工さんたちの紹介もさせていただきます。
個人的に初めての棟上げを見るとあって
始まるまで少しドキドキしながら待っていました。
週間天気ではずっと雲行きが怪しく施工されるかどうか
前日に生島さんに再度確認したところ
予定通りしますとのことで、到着したときはまだ曇り空でした。
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棟上げが始まるまでの間
実際に運ばれてきた木材を見てみると
なるほどと、このようにすでに加工された木材が現場に運ばれ
それを大工さんが組み上げていくんですね。
生島さんにお話を伺うと
昔は手刻みでひとつひとつ職人さんがやっていたモノが
1976年からプレカットがはじまり
パソコンに入力した数値から機械が木材をカットするようになり
そのおかげで劇的に作業スピードが向上したそうです。
2000年ごろには全体の半分になり
今では8~9割はプレカットが占めています。
棟上げが始まるまでの間
実際に運ばれてきた木材を見てみると
なるほどと、このようにすでに加工された木材が現場に運ばれ
それを大工さんが組み上げていくんですね。
生島さんにお話を伺うと
昔は手刻みでひとつひとつ職人さんがやっていたモノが
1976年からプレカットがはじまり
パソコンに入力した数値から機械が木材をカットするようになり
そのおかげで劇的に作業スピードが向上したそうです。
2000年ごろには全体の半分になり
今では8~9割はプレカットが占めています。
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こうやって木材に書かれた印をもとに
大工さんが組み上げていきます。
墨付けや刻みは職人さんのレベルによって
大きな差となって表れるため
良し悪しが顕著に出て、それが大きなネックとなっていました。
しかし、プレカットが登場したことで
ムラのない均一な木材が現場に運ばれ
そのおかげで作業スピードが一気に上がって工期短縮ができ
現場で働く職人さんだけでなく
家を買うお客さんの費用の負担も減りました。
こうやって木材に書かれた印をもとに
大工さんが組み上げていきます。
墨付けや刻みは職人さんのレベルによって
大きな差となって表れるため
良し悪しが顕著に出て、それが大きなネックとなっていました。
しかし、プレカットが登場したことで
ムラのない均一な木材が現場に運ばれ
そのおかげで作業スピードが一気に上がって工期短縮ができ
現場で働く職人さんだけでなく
家を買うお客さんの費用の負担も減りました。
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ただその反面、今の新築ばかりやっている大工さんは
墨付けや刻みなどだけでなく
昔ながらの木造建築の構造や仕組みが分からない人が増え
大工職人のレベルが下がっているだけでなく
工期を短くできたことで
大手ハウスメーカーからの仕事の単価も
昔に比べどんどん下がっているという問題点が生まれました。
そんな問題を解消すべく、生島さんは修業時代
ずっと墨付けや手刻みをされてきた経験を活かし
これから入ってくる若い世代の人たちに
技術の継承をして大工という仕事に魅力を感じてもらえるような
そんなことをしていきたいと仰っていました。
ツバキHOMEさんなら
新築からリフォーム、リノベーションと様々な現場をされているので
良い大工さんが育つ環境が整っていて期待できます。
ただその反面、今の新築ばかりやっている大工さんは
墨付けや刻みなどだけでなく
昔ながらの木造建築の構造や仕組みが分からない人が増え
大工職人のレベルが下がっているだけでなく
工期を短くできたことで
大手ハウスメーカーからの仕事の単価も
昔に比べどんどん下がっているという問題点が生まれました。
そんな問題を解消すべく、生島さんは修業時代
ずっと墨付けや手刻みをされてきた経験を活かし
これから入ってくる若い世代の人たちに
技術の継承をして大工という仕事に魅力を感じてもらえるような
そんなことをしていきたいと仰っていました。
ツバキHOMEさんなら
新築からリフォーム、リノベーションと様々な現場をされているので
良い大工さんが育つ環境が整っていて期待できます。
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家という大きな買い物だけでに
できるだけ費用を抑えたいという想いは分かりますが
安い理由の裏には、質の悪い木材、ずさんな施工など
安く購入できても、修繕などの費用が後々かかってしまい
結果的にトータルで見ると損をしてしまいますので
値段ばかりに捉われず、大手のネームバリューだけに安心せず
安いには安いなりの理由があることを知っておいてください。
自分たちがずっと住んでいく空間だからこそ
その想いを知って造ってくれる
そんな職人さんに直接頼んだ方がよっぽど安心できます。
・・・
そうこうしているうちに棟上げが始まりました。
クレーン車で木材を持ち上げている様は
現場で見ている自分にはとても迫力がありました。
家という大きな買い物だけでに
できるだけ費用を抑えたいという想いは分かりますが
安い理由の裏には、質の悪い木材、ずさんな施工など
安く購入できても、修繕などの費用が後々かかってしまい
結果的にトータルで見ると損をしてしまいますので
値段ばかりに捉われず、大手のネームバリューだけに安心せず
安いには安いなりの理由があることを知っておいてください。
自分たちがずっと住んでいく空間だからこそ
その想いを知って造ってくれる
そんな職人さんに直接頼んだ方がよっぽど安心できます。
・・・
そうこうしているうちに棟上げが始まりました。
クレーン車で木材を持ち上げている様は
現場で見ている自分にはとても迫力がありました。
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こちらの方は生島さんと同級生でもあり
高校時代からの知り合いでもある石本さん。
中学生までは野球を、高校ではサッカーをするなど
見た目もガッチリのスポーツマンタイプの大工さん。
棟上げ途中には
『 怖くないですか? 気を付けてください 』 と
作業をしながらも気遣ってくださり
優しさと頼もしさを兼ね備えた人のように見えました。
生島さんも高校卒業後
まさか大工さんとして出会うことは想像もしてなかったそうで
それが今ではいっしょに助け合う大切な仲間になり
その絆の深さは会話を聴いていてとても実感しました。
こちらの方は生島さんと同級生でもあり
高校時代からの知り合いでもある石本さん。
中学生までは野球を、高校ではサッカーをするなど
見た目もガッチリのスポーツマンタイプの大工さん。
棟上げ途中には
『 怖くないですか? 気を付けてください 』 と
作業をしながらも気遣ってくださり
優しさと頼もしさを兼ね備えた人のように見えました。
生島さんも高校卒業後
まさか大工さんとして出会うことは想像もしてなかったそうで
それが今ではいっしょに助け合う大切な仲間になり
その絆の深さは会話を聴いていてとても実感しました。
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みなさん大工さんとして経験が豊富なだけでなく
良く知る親しい仲間だけに
始まり出すと一気に組み上がっていき
天気予報が嘘のように太陽の日差しが照り付けてきました。
みなさん大工さんとして経験が豊富なだけでなく
良く知る親しい仲間だけに
始まり出すと一気に組み上がっていき
天気予報が嘘のように太陽の日差しが照り付けてきました。
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こちらは中山さん。
中山さんも生島さんと同い年だそうですが
大工さんとしてのキャリアは6年と
これまで違う仕事をしてきて生島さんと出会い
ツバキHOMEさんに入社された成長著しい職人さんです。
人当たりが良く爽やかな印象で
生涯勉強という職人さんの世界とあって生島さんから見ると
当然 まだまだこれからという感じだそうですが
その人柄と向上心で将来 立派な大工さんになってほしいですね。
こちらは中山さん。
中山さんも生島さんと同い年だそうですが
大工さんとしてのキャリアは6年と
これまで違う仕事をしてきて生島さんと出会い
ツバキHOMEさんに入社された成長著しい職人さんです。
人当たりが良く爽やかな印象で
生涯勉強という職人さんの世界とあって生島さんから見ると
当然 まだまだこれからという感じだそうですが
その人柄と向上心で将来 立派な大工さんになってほしいですね。
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こちらは
二級建築士の免許も持つ足立さん(手前)と
20代ながらすでにキャリア10年になる皆尾さん(奥)。
こちらは
二級建築士の免許も持つ足立さん(手前)と
20代ながらすでにキャリア10年になる皆尾さん(奥)。
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そしてこちらの杉さんも生島さんと同級生。
生島さんとはとても親しそうに話されていたので聞いてみると
小学生の頃からの友人でした。
石本さんにしても杉さんにしても
こうやって同い年の友人が
大人になって大工職人として再び出会えるなんて
とても素敵な偶然で、感慨深いモノがありますね。
そしてこちらの杉さんも生島さんと同級生。
生島さんとはとても親しそうに話されていたので聞いてみると
小学生の頃からの友人でした。
石本さんにしても杉さんにしても
こうやって同い年の友人が
大人になって大工職人として再び出会えるなんて
とても素敵な偶然で、感慨深いモノがありますね。
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始まって1時間ほどで一階部分が組み上がりました。
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二階部分
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二階部分の床板を運ぶのも
事故のないよう安全かつ慎重に進めます。
二階部分の床板を運ぶのも
事故のないよう安全かつ慎重に進めます。
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釘打ちもスピーディーな杉さん。
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今回の木材は一般的な集成材が使われています。
集成材とは木を伐採して洗浄、皮を剥ぎ
適度な大きさにカットしてその木をひとつひとつ
接着剤を使って圧着させた
いわゆる木の集合体といったモノです。
一昔前の集成材は接着剤の質が悪く
年数とともに剥がれてくることがあったそうですが
今の集成材はそういった問題点が解消され
生島さん曰く
無垢材よりも頑丈なレベルになっているそうです。
今回の木材は一般的な集成材が使われています。
集成材とは木を伐採して洗浄、皮を剥ぎ
適度な大きさにカットしてその木をひとつひとつ
接着剤を使って圧着させた
いわゆる木の集合体といったモノです。
一昔前の集成材は接着剤の質が悪く
年数とともに剥がれてくることがあったそうですが
今の集成材はそういった問題点が解消され
生島さん曰く
無垢材よりも頑丈なレベルになっているそうです。
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建築中はまだ土台が不安定なため
こうやって仮の筋交いを打って補強します。
建築中はまだ土台が不安定なため
こうやって仮の筋交いを打って補強します。
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作業はどんどん進んでいきます。
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今回のこちらのお家の棟梁である益田さん。
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組み上がった部分に補強の金具を施します。
こうすることで耐震性を高め
梁がはずれて落ちないようにするために必要不可欠なモノです。
組み上がった部分に補強の金具を施します。
こうすることで耐震性を高め
梁がはずれて落ちないようにするために必要不可欠なモノです。
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ちなみに名前は 『 羽子板ボルト 』
正月の羽子板に見た目が似ていることから
そのような名称になってます。
ちなみに名前は 『 羽子板ボルト 』
正月の羽子板に見た目が似ていることから
そのような名称になってます。
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二階部分の柱や梁ができたところで
一旦、お昼休憩に入り
生島さんにお弁当をご馳走になりました。
二階部分の柱や梁ができたところで
一旦、お昼休憩に入り
生島さんにお弁当をご馳走になりました。
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こちらは大工さんが棟上げの時に使う 『 木槌 (きづち)』
これを使って柱や梁を叩き収めるために必要な道具ですが
何年も使用してきたことからこのように変形しています。
お話を聴くと、それでも買い替えようとは思わなく
自分の手に馴染んだモノが使い易いそうで
これまでたくさんの家に携わって来た歴史を感じますね。
こちらは大工さんが棟上げの時に使う 『 木槌 (きづち)』
これを使って柱や梁を叩き収めるために必要な道具ですが
何年も使用してきたことからこのように変形しています。
お話を聴くと、それでも買い替えようとは思わなく
自分の手に馴染んだモノが使い易いそうで
これまでたくさんの家に携わって来た歴史を感じますね。
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お昼からは垂木を並べ
屋根を一気に仕上げていきます。
お昼からは垂木を並べ
屋根を一気に仕上げていきます。
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野地板を手分けして並べ打ち付けていきます。
野地板とは屋根の下地となる板のことで
その上にルーフィングという防水シートを張り
そして屋根材(瓦やカラーベストなど)を葺きます。
野地板を手分けして並べ打ち付けていきます。
野地板とは屋根の下地となる板のことで
その上にルーフィングという防水シートを張り
そして屋根材(瓦やカラーベストなど)を葺きます。
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新築の注文住宅をツバキHOMEさんに頼んだ場合
生島さんは 『 制震ダンパー 』 をしてあげたいそうです。
制震ダンパーとは、建物内部に制震部材を組み込み
地震の揺れに対して家も同じように揺れることで
その揺れを吸収し、高層になればなるほどその効果が発揮され
震度7が震度4程度に軽減できると言われています。
新築の注文住宅をツバキHOMEさんに頼んだ場合
生島さんは 『 制震ダンパー 』 をしてあげたいそうです。
制震ダンパーとは、建物内部に制震部材を組み込み
地震の揺れに対して家も同じように揺れることで
その揺れを吸収し、高層になればなるほどその効果が発揮され
震度7が震度4程度に軽減できると言われています。
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一般的には耐震ダンパーといって
現在の一般住宅は建物が倒壊しないことを前提に
家をガッチリ固めることで耐えるように造られていますが
大きな地震が来た時に
どうしても歪みができてしまうため
生島さんは制震ダンパーをススメられています。
更に免震ダンパーという
家と土台の間に免震装置を置き、地盤と切り離すことで
揺れを建物に直接伝えないという方法もあるそうですが
こちらは費用がかなり高額となるそうです。
一般的には耐震ダンパーといって
現在の一般住宅は建物が倒壊しないことを前提に
家をガッチリ固めることで耐えるように造られていますが
大きな地震が来た時に
どうしても歪みができてしまうため
生島さんは制震ダンパーをススメられています。
更に免震ダンパーという
家と土台の間に免震装置を置き、地盤と切り離すことで
揺れを建物に直接伝えないという方法もあるそうですが
こちらは費用がかなり高額となるそうです。
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生島さんに直接 相談すれば
家のデザインだけでなく土台となる構造など
夢を語れば、親身なってその想いをカタチにしてくださいます。
生島さんに直接 相談すれば
家のデザインだけでなく土台となる構造など
夢を語れば、親身なってその想いをカタチにしてくださいます。
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家に住むのも人。
家を造るのも人。
どんな人たちがどんな思いで家を造っているのか?
そんな顔の見える安心・安全な家造りを
ツバキHOMEさんに頼んでみませんか?
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
家に住むのも人。
家を造るのも人。
どんな人たちがどんな思いで家を造っているのか?
そんな顔の見える安心・安全な家造りを
ツバキHOMEさんに頼んでみませんか?
取材撮影&文 :
とくおか じゅん