大阪市西区　　築１００年の内装リノベーション工事

多くの職人さんが一度きりの取材で終わる中
大阪府東大阪市の大工
ツバキHOMEの生島さんはこれで６回目

年に１～２回は呼んでくださり
毎回どんな仕上がりになってるか楽しみで
大阪を中心に反響が出ている背景として

大工としての技術はもちろん
どんなことにでも対応できる経験値の高さ
そして一番はお客さんに対してのマメさと人柄

日々の積み重ねをただ結果として出すだけでなく
それをネットでも発信することで認知され

ツバキHOMEさんは大阪で着実に
ステップアップされているように感じます。

お客様はこちらの空き物件を買われ
自分たちが住めるようにリノベーションしたいと
施工実績十分のツバキHOMEさんにご依頼。

玄関通路横に見えるシャッターを開けると
スペースがありますが
そこはお店をしたい人に賃貸され
二階部分からが住居となります。

外観の壁は元々塗装だけの予定だったそうですが
新しく造り直すということで
生島さんがサイディングを張った方がいいと
お客様に相談の上 ご承諾いただき

普段から人通りの多い商店街のため
周りに注意を払いながら足場組みから
サイディングの張り付けまで丸一日でやり切り

「 ヘロヘロになりました 」と仰ってましたが

その選択は間違ってなかったと思えるほどの
インパクトがアーケード内で光ってました。

階段上がってまず目の前にトイレがあります。

元々 何もなかった壁には
防犯ガラスの窓が新たに造られ
家の中に入ると商店街の一角だということを
つい忘れてしまいますが

窓を開けると
隣りの家との距離が近く密接していて
工事の際 できるだけ配慮しながら進めたそうで
ちょっとした緑があって目の保養になります。

トイレはタンクレスにしたいというご要望から
生島さんはTOTOのネウレストをおススメされました。

タンクがないことで
少しでもスペースを広く使えるだけでなく
ネウレストは防臭・防汚にも優れているので
日々のお手入れがとても楽になります。

お風呂場の床は
ツバキHOMEさんで定番使用の
TOTOのお掃除ラクラクほっカラリ床

断熱効果で冬場でも温かく
クッション性が優れているため
膝をついても痛くありません。

今回は少しでもスペースを有効活用するために
トイレ、お風呂場などの扉は引戸になってます。

更にこのあと見ていただく
三階部分がロフトスペースになるため

キッチン上部を勾配天井にすることで
圧迫感から解放され
とても開放的な空間へと変貌し

経験豊富な生島さんならでは
住む人のことを考えた家造りになりました。

キッチン台は

両面収納可能なタイプとなっています。

そして商店街が見下ろせる表の窓も
元々の位置よりも少し高くすることで

小さなお子さんのいる
お客様家族の危険を回避した造りにされ

トイレと同じく窓は防犯ガラスです。

階段の位置も
少しでも上り下りしやすいように
傾斜を考えた位置に変えたそうです。

ご覧のように
大人だと立つことができないロフトは
寝室にされる予定だそうです。

郊外の一等地の広々としたスペースに
新しく家を建てるのとは訳が違い

今回のように築１００年の限られた空間で
お客様のご要望を形にしつつ
耐震性も配慮した造りにするには
技術や経験はもちろん

何よりお客さんのことを考えた
思いやりのある工事が必要になってきて

ツバキＨＯＭＥさんが大阪の人たちから
信頼される決定的な理由がそこにあります。


取材撮影＆文 ： とくおか じゅん