一番左のガラス障子は、16個の木枠が組まれていますが、縦の木は、2本ずつ三箇所で組まれていて、すりガラスが使われています。大変変化に富んだ建具です。
真ん中と一番右側のガラス障子は、古木の趣を出すように、加工された木を使用し、まだガラスは、はめ込まれていませんが、大変落ち着いた古風なガラス障子になります。
今回のガラス障子は、ガラスが建具に入るために、頑丈に作る事が必要であり、建具を組む際に一番大切と言われる「枘(ほぞ)」と言われる、凸凹の製作には、大変苦労されていると感じます。
枘(ほぞ)がしっかり作られて、組まれた建具は、ガラスをはめ込んでもビクともしません。