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様々な色と種類が並んだ銘板。
こちらは大阪市北区に会社があります
山崎標記さんの事務所にお邪魔して
四代目社長 大島祥一さんからお話を聴き
もうすぐ創業100年になる山崎標記さんの
歴史とこだわり、普段の仕事内容など
どんな会社か? ご紹介させていただきます。
・・・
山崎標記さんは昭和21年創業とありますが
初代社長である大島さんのおじいちゃんが
昭和12年に個人で始められました。
9年後におじいちゃんが亡くなった後を
おばあちゃんが継いで会社組織にされました。
様々な色と種類が並んだ銘板。
こちらは大阪市北区に会社があります
山崎標記さんの事務所にお邪魔して
四代目社長 大島祥一さんからお話を聴き
もうすぐ創業100年になる山崎標記さんの
歴史とこだわり、普段の仕事内容など
どんな会社か? ご紹介させていただきます。
・・・
山崎標記さんは昭和21年創業とありますが
初代社長である大島さんのおじいちゃんが
昭和12年に個人で始められました。
9年後におじいちゃんが亡くなった後を
おばあちゃんが継いで会社組織にされました。
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大島さんは小学校から高校までずっと野球をし
報徳学園時代にはセンバツで甲子園にも行かれ
(※ 元巨人の元木と同世代)
その後、愛知県の大学へと進学し
当時、おばあちゃんが社長
伯父さんが専務という立場で山崎標記をされていましたが
後を継ぐ意思がなかったため卒業後、生命保険会社へと就職。
元々、人と話すのが好きだったこともあって
個人・法人それぞれの営業やスタッフ引き抜きや育成に関わるなど
地元大阪だけでなく、東京でも活躍され
野球で培った精神力を武器に
営業マンとして着実に実績を積み重ねていかれました。
大島さんは小学校から高校までずっと野球をし
報徳学園時代にはセンバツで甲子園にも行かれ
(※ 元巨人の元木と同世代)
その後、愛知県の大学へと進学し
当時、おばあちゃんが社長
伯父さんが専務という立場で山崎標記をされていましたが
後を継ぐ意思がなかったため卒業後、生命保険会社へと就職。
元々、人と話すのが好きだったこともあって
個人・法人それぞれの営業やスタッフ引き抜きや育成に関わるなど
地元大阪だけでなく、東京でも活躍され
野球で培った精神力を武器に
営業マンとして着実に実績を積み重ねていかれました。
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30歳の時におばあちゃんが亡くなり
今後の身の振り方を考えた結果
山崎標記の後を継ぐことを決め、まず一社員として入社。
業務の幅を広げるため
営業の仕事が大好きな大島さんは
保険営業で身に着けたその経験を活かし
はじめは地元の会社を中心に飛び込み営業をして
新たな得意先を少しずつ増やして行かれました。
30歳の時におばあちゃんが亡くなり
今後の身の振り方を考えた結果
山崎標記の後を継ぐことを決め、まず一社員として入社。
業務の幅を広げるため
営業の仕事が大好きな大島さんは
保険営業で身に着けたその経験を活かし
はじめは地元の会社を中心に飛び込み営業をして
新たな得意先を少しずつ増やして行かれました。
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現在、事務所奥にあります工場では
僕と同い年の中島さんがいらっしゃいました。
山崎標記の主力商品である
銘板など、金属関係の看板などは
中島さんがメインで製作されています。
中島さんも大島さんと同じく愛知の大学を出た後
新聞配達で山崎標記さんに出入りしていたところを
お話し好きの大島さんから何気なく誘われ
後にこちらの会社の一員になられたそうです。
全くの未経験でしたが
当時、伯父さんに教わりながら造り方を学び
今では完全に一人でできるほどの腕前になられました。
現在、事務所奥にあります工場では
僕と同い年の中島さんがいらっしゃいました。
山崎標記の主力商品である
銘板など、金属関係の看板などは
中島さんがメインで製作されています。
中島さんも大島さんと同じく愛知の大学を出た後
新聞配達で山崎標記さんに出入りしていたところを
お話し好きの大島さんから何気なく誘われ
後にこちらの会社の一員になられたそうです。
全くの未経験でしたが
当時、伯父さんに教わりながら造り方を学び
今では完全に一人でできるほどの腕前になられました。
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大島さん(左)と中島さん(右)が手に持っているのが銘板です。
山崎標記さんでは
錆びづらく、対候性にも優れた
ステンレス壁面用看板から
ステンレスをエッチング加工した銘板
アルミを染め付け加工した高級感のある
アルマイト染色銘板
文字を箱状に組み上げた最も耐久性のある
ステンレス・真鍮箱型文字看板など
日常の生活の中で至る所で目にしている看板・銘板の
多数のバリエーションを手掛けられています。
大島さん(左)と中島さん(右)が手に持っているのが銘板です。
山崎標記さんでは
錆びづらく、対候性にも優れた
ステンレス壁面用看板から
ステンレスをエッチング加工した銘板
アルミを染め付け加工した高級感のある
アルマイト染色銘板
文字を箱状に組み上げた最も耐久性のある
ステンレス・真鍮箱型文字看板など
日常の生活の中で至る所で目にしている看板・銘板の
多数のバリエーションを手掛けられています。
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大島さんは
営業や設置作業で企業・会社を回るうちに
『 こういうことはできませんか? 』 という
お客様のニーズに断ることなく応えることで
あらゆるサイン工事やシール印刷や
看板の照明交換技術を活かして
LED照明の取付も対応できるようになられました。
『 困った人を助けてあげたい 』 という大島さんの性格から
看板屋さんの業務とは関係のないような依頼まで
仕事として成り立ち損をしなければ
できる限り対応していきたという想いがある大島さん。
その想いがあれば
まだまだ可能性が広がっていくはずです。
大島さんは
営業や設置作業で企業・会社を回るうちに
『 こういうことはできませんか? 』 という
お客様のニーズに断ることなく応えることで
あらゆるサイン工事やシール印刷や
看板の照明交換技術を活かして
LED照明の取付も対応できるようになられました。
『 困った人を助けてあげたい 』 という大島さんの性格から
看板屋さんの業務とは関係のないような依頼まで
仕事として成り立ち損をしなければ
できる限り対応していきたという想いがある大島さん。
その想いがあれば
まだまだ可能性が広がっていくはずです。
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もうすぐ100年になる山崎標記さんでは
歴史がある分、貴重な道具・設備があります。
こちらの銘板の乾燥機も
持っているところは珍しいそうです。
もうすぐ100年になる山崎標記さんでは
歴史がある分、貴重な道具・設備があります。
こちらの銘板の乾燥機も
持っているところは珍しいそうです。
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シルク印刷も版を造るのに
一般的には外注しているところがあるそうですが
山崎標記さんではすべて自社生産です。
このようにフィルムを圧着させ光を当て
版を作ることができます。
シルク印刷も版を造るのに
一般的には外注しているところがあるそうですが
山崎標記さんではすべて自社生産です。
このようにフィルムを圧着させ光を当て
版を作ることができます。
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シルク印刷とは
簡単に言うとヘラを使ってインクを伸ばし入れる方法で
昔はその版がシルクで作られていたことから
そのように呼ばれています。
シルク印刷はインクを厚くベタ塗りできることから
対候性にも優れていて、色味も美しく表現できます。
シルク印刷とは
簡単に言うとヘラを使ってインクを伸ばし入れる方法で
昔はその版がシルクで作られていたことから
そのように呼ばれています。
シルク印刷はインクを厚くベタ塗りできることから
対候性にも優れていて、色味も美しく表現できます。
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シルク印刷は
布などのTシャツや木材、プラスチック、紙など
なんにでも印刷できるところがひとつのメリットで
山崎標記さんでは
会社やお店の銘板、看板にその良さが活かされています。
シルク印刷は
布などのTシャツや木材、プラスチック、紙など
なんにでも印刷できるところがひとつのメリットで
山崎標記さんでは
会社やお店の銘板、看板にその良さが活かされています。
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昔は手書きで地道にやっていたデザインも
今ではイラストレーターというソフトを使って
デザインができる便利な時代になりました。
山崎標記さんではご覧のように
イラストレーターも完備してデザインから製造まで
経験豊富なスタッフさんが
お客さまの意向に沿ったデザインの提案・設計をされています。
昔は手書きで地道にやっていたデザインも
今ではイラストレーターというソフトを使って
デザインができる便利な時代になりました。
山崎標記さんではご覧のように
イラストレーターも完備してデザインから製造まで
経験豊富なスタッフさんが
お客さまの意向に沿ったデザインの提案・設計をされています。
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大島さんは大淀小学校の卒業生。
結婚して産まれた
今は中学生の一人娘さんが5・6年生の頃には
100周年記念を迎えることからPTA会長をされました。
その縁あって
ごらんのように小学校で使用する
表示板などの仕事も依頼されるなど
地元からも親しまれた看板屋さんであることを感じます。
大島さんは大淀小学校の卒業生。
結婚して産まれた
今は中学生の一人娘さんが5・6年生の頃には
100周年記念を迎えることからPTA会長をされました。
その縁あって
ごらんのように小学校で使用する
表示板などの仕事も依頼されるなど
地元からも親しまれた看板屋さんであることを感じます。
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こちらが今、実際に大淀小学校にある
校訓の看板で
こちらは山崎標記さんで作られたものです。
この日は事務所でお話を聴いた後
町内を少し回りながら
山崎標記で手掛けられた商品を案内していただきましたが
道中、何人の方に声を掛けたり掛けられたりと
PTA会長もしたこともあって
大島さんはちょっとした有名人のよう(笑)
高校時代の友人から仕事の依頼が来るなど
気さくな人柄の大島さんだからこそ
人との縁を大切されている印象でした。
こちらが今、実際に大淀小学校にある
校訓の看板で
こちらは山崎標記さんで作られたものです。
この日は事務所でお話を聴いた後
町内を少し回りながら
山崎標記で手掛けられた商品を案内していただきましたが
道中、何人の方に声を掛けたり掛けられたりと
PTA会長もしたこともあって
大島さんはちょっとした有名人のよう(笑)
高校時代の友人から仕事の依頼が来るなど
気さくな人柄の大島さんだからこそ
人との縁を大切されている印象でした。
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看板や銘板、カッティングシートなど
専門用語を並べると難しく聞こえますが
『 要はサインですからね。表示できればいいモノで山崎標記 』 と
大島さんが仰る通り
私たちが日常、街で目にする文字すべてに
人とサインをつながれていて
そしてそこには大島さんのような看板屋さんがいることを
取材を通して改めて実感しました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
看板や銘板、カッティングシートなど
専門用語を並べると難しく聞こえますが
『 要はサインですからね。表示できればいいモノで山崎標記 』 と
大島さんが仰る通り
私たちが日常、街で目にする文字すべてに
人とサインをつながれていて
そしてそこには大島さんのような看板屋さんがいることを
取材を通して改めて実感しました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん