大阪市北区　　銘板の製作から完成まで

こちらは京都市北区にあります看板屋さん
山崎標記さんの事務所奥にあります工場です。

昭和２１年の創業当時から山崎標記さんを支える
銘板が出来上がるまでの過程を
これまでの山崎標記さんの歴史と
仕事に対するこだわりなども含めてご紹介します。

・・・

まずは銘板の元となる真鍮を洗っていきます。

ご紹介してくださるのは
この会社に入って７年になる中島さんです。
お話を聴くと僕と同い年でした。

アルミの板をこすっては水を流し、それを何度か繰り返します。

このように機械が回転して
ニカワが均等にアルミ板に行き渡るようになっています。

ニカワは動物の皮や骨等を使って
水と一緒に加熱して作った有機たんぱく質です。

接着剤としての役割を持っています。

機械を作動させること数分でアルミ板に印字されました。

丁度、圧着させた部分にだけ色がつかず
文字が浮き上がってきました。

染め残しの箇所に再度色をつけます。

実際の作業場は熱気がムンムンしていて
夏場はかなり暑くなるそうで
逆に冬場は暖かいのかな？と思ったら

冬場は冬場で寒くなるそうで
中島さんはこういった環境の中で作業されています。

しかし、今では金属関係のモノは
すべて中島さんに任せていると大島さんが仰るように
今や山崎標記を陰で支える重要な役割を担ってらっしゃいます。

山崎標記さんでは
ステンレス壁面用銘板、腐食銘板、真鍮箱文字看板
真鍮腐食銘板、ブラックステンレス凸版腐食銘板から
アクリル彫刻・印刷、アクリル特注箱型カバー
社名シール、カッティングシート
野立看板、雨よけテント看板、支柱看板、壁面用看板と

街の至る所で見かける文字・数字
あらゆるモノを手掛けられており
高品質でコストパフォーマンスにも優れ
短期納期で提案・設計までトータルでサポートしますと

１００年続く歴史の積み重ねに自信が溢れた大島さん。
人と話すのが好きで様々な企業とのつながりを大切にされています。


取材撮影＆文 ： とくおか じゅん