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大工  加藤隆佳の施工例

施工例写真1
神戸市を拠点に大工を営む「ひのきや株式会社」加藤隆佳さんが手掛け神戸市兵庫区の戸建住宅フルリフォームが完成しましたので撮影取材に行ってまいりました。

この築47年の戸建住宅がどのようにリフォームしたか、前回ご紹介したリフォーム工事前の様子と見比べしやすいように写真コマ組してあります。

まず家屋外観は外壁塗装が施されて明るくなり、特に玄関扉サッシ交換がされた事で建物全体が引き締まった印象を受けます。

一階はキッチンと洗面・トイレ等の水回りスペースも壁パネル張り替え、床張り替え等が施されキッチン、便器も新しいものに交換済みです。
落ちかけていた天井も修繕され、和室の畳も新調しました。
施工例写真2
まず一階の畳半和室をガレージ改修したところ。
一部屋分の床と壁・建具類の撤去がされ、以前は床下だった部分は下水配管の修理も終えて、しっかりしたコンクリート舗装ガレージと生まれ変わりました。

室内だった壁はクロス張り替えされています。

部屋を増設した元ガレージが今回のリフォームで再びシャッター付きガレージになり使い勝手の良さを取り戻しました。
施工例写真3
二階の広い和室二部屋も壁クロス貼りと天井クロス貼りが施されて綺麗にリフォームされました。

前回の取材時には壁・天井下地貼りと床下地張りの施工途中でしたが、クロス貼りを終えると一気に明るい和室になりましたね。

柱等のヤニ取り薬品塗布(三度塗り)、下地塗り(二度塗り)、最終仕上げのペンキ塗り(二度塗り)と手間暇を掛けた仕上がりです。

部屋の間仕切り襖や押し入れの襖も新しくなり、新調された畳の爽やかなイ草の香りが心地良いです。
施工例写真4
崩れ落ちた綿壁の下地補修の後、壁下地施工が施された廊下もご覧の仕上がりです。

リフォームは補修と新調の組み合わせながら、建てられた当時の住み心地を取り戻し、さらに時代に即したより使い勝手の良い家にしなければなりません。

築47年の戸建住宅フルリフォームとなれば、建材も当時と今を比べれば格段に進化して、新しい材料を使えば簡単にリフォームできそうと思われるかもしれませんが、適材適所の見極めと確かなリフォーム施工技術とがなければ真のリフォーム工事はできません。


歴史ある神戸の町で数々の古民家改修を手掛けてきた「ひのきや株式会社」加藤さんの古民家リフォームのノウハウが各所に存分に生かされています。
施工例写真5
前回の取材で壁パネル貼り工事が進められていた洗面・トイレもこの仕上がり。

和式を無理やり洋式にしていた此方のトイレでしたが、段差解消工事を施し、配管も引き直して完成させたウォシュレットトイレに生まれ変わりました。

タイル床・タイル腰壁だったので全く見違える姿に変身しました。

トイレ・洗面・浴室が集まる空間ですから腰壁には水回り用のサニタリーパネルが張られ、床も水回り用のクッションフロア張り替えが施されています。

浴室は腰壁タイルから上の壁をひび割れ補修後にペンキ塗装しております。
施工例写真6
キッチンはタイル壁からキッチンパネル貼りに変更されていますが、壁下地施工を施した後のパネル壁張替えですので仕上がりがとても美しいです。

もちろん天井も下地施工からやりなおして、天井パネル貼りをしております。

ガス湯沸かし器の燃焼熱がキッチン収納に影響しないように、ステンレス耐熱板も新設されていました。

リフォーム工事を取材させていただいて思うのは、仕上がりが綺麗なほど、大工職人さんの苦労を感じ難いと言うこと。

苦労の後を見せないのも施工技術が高い職人さんの粋なのかもしれません。
施工例写真7
まだガスコンロが設置されていませんが、ガス湯沸かし器とガスコンロへの配管もきれいにスッキリ。
※以前は湯沸かし器のガス配管がブラブラ宙吊りでした。

キッチン壁は耐水性はもちろん、ガスコンロ・湯沸かし器を設置する場所の周囲は耐火性能もある壁財の仕上げであるのは言うまでもありません。

しかしキッチン全体の壁をパネル貼りにするのは一般住宅としては質感が悪くなりますから、見切りを施して火の影響を受けない壁にはクロス貼り仕上げとなっております。
施工例写真8
キッチン横のリビングも壁下地・天井下地をやり直して壁クロス張り替え、天井クロス張り替えで綺麗になりました。

リビング床と各階の洋室床・廊下と柄・色目を同じクッションフロア床に仕上げたので連続性・統一感を持たせ、空間を広く見せる事にも一役を買っています。
施工例写真9
住宅リフォームは屋上にも手が施されました。

トタンが被せられた屋根は錆が進み所々から水漏れが発生していました。
加藤さんが指し示す所は、ひび割れ・モルタル剥がれで大きな穴があったので、それを塞いでから、あらゆる隙間にコーキング処理を施してから、最後にペンキ塗装で仕上げました。

以前にも書きましたが、リフォームは表面だけの見栄えを良くするだけではなく、修繕と言われるように修理・補強・改善をするものです。

特に今回のような古民家は、表面から見えない傷みが多いので、それの原因にまで適切な修繕工事を施さないと、同じトラブルで施主様を悩まします。
同じトラブルが発生してはリフォームの意味がありませんから、施主様に状況を正確に説明して、応急処置か?完全修理か?を考えて納得いただいてから、最善の工事を進めます。

雨漏りが原因で二階和室の天井と壁が壊れていましたが、その原因は屋上かの雨水漏れでした。
本来はトタン屋根張り替えが望ましいとおっしゃてましたが、施主様のご意向もあっての対策となりました。
施工例写真10
今回の古民家フルリフォームの隣家でも屋根にトラブルを抱えており、ご相談をお受けしていたので同時に修繕工事を行いました。

具体的には青い瓦屋根漆喰の補修と、屋根周囲を覆うコンクリート壁の金属カバーの修理・交換です。
やはり屋根からの雨漏りと、金属カバーに至っては腐植の影響で外れかけ、風であおられて危険だったので交換をしました。

「ひのきや株式会社」加藤さんは神戸市長田区を拠点に兵庫区でも数々の古民家リフォームを手掛けた経験があります。
特に築年数が経過した建物はトラブル対策リフォームも多くなりがちですから、経験と実績が豊富な大工さんに任せたいですよね。

見た目だけを整えるリフォームではなく、長く安心して暮らせるリフォームがモットーの「ひのきや株式会社」加藤隆佳さんなら、神戸の古民家フルリフォームを安心してお任せいただけます。

取材撮影:末光誠

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