京都市北区を拠点に大工を営む「紫野の大工さん 長尾工務店」長尾唯一郎さんが手掛けている京町屋改修(京町屋を店舗用に改修)の現場。
以前に別スタッフが解体工事中にも取材をしましたので、先ずはその様子から。
一流ホテルでパン職人を務め修行された施主様が、独立され新たにご自身のお店を持つことになりました。
そのパン屋さんの設えに合うように京町家を改装工事をする事になったとの事。(元々も店舗用テナントとして貸し出されていた物件です)
写真はパン屋さんの厨房設備用に新たな水道設備の配管等を通すので、コンクリート土間を大型チッパーで粉砕してコンクリートの層を取り除いてる様子です。
この時は猛烈な振動と騒音、埃との戦いだったことでしょう。
一コマだけ昔ながらの風情が漂う写真が!
ここは店舗スペースを隔てた京町屋の佇まいが残る空間。
建具や奥に見える階段がこの建物の歴史を感じさせてくれますね。
この部屋はなるべく既存の状態を残しつつ、パン屋さんとして営業する際の使い勝手も考慮された改修工事が施されるようです。