京都市東山区　　押し入れ（クローゼット）の内部造作

高橋さんが到着した時にはすでに修繕工事も入り雨漏りは止まっています。発生したカビも掃除で除去されていました。
残った雨垂れ跡はどうかと言えば
クローゼットの中なので洋服などを吊るしてしまえば
目立たないと言えば目立ちません・・・
しかし、このマンションは女子学生用の賃貸マンションです。
衣類を収納するクローゼットや押し入れが汚れたままですと古く感じ印象が悪くなります。そうなると、この部屋を選んで入居するのを敬遠されるかもしれません
入居が決まらないとマンション経営に影響を及ぼしますので
やはりここは直さないといけません。
対応策として考えられるのは内部の
べニア板を剥がし新たに張り付ける事が考えられます。
しかし、剥がし代と破棄代が別途で掛かり、あらかじめ決められている予算からオーバーしてしまいます。
従いまして剥がさず　
完全に乾かして上から真新しいべニア板を貼りつける事で
予算を超えないように対応しました。
完全に乾いてしまう事で健康被害等の問題も無く
べニア板で覆う事で見栄えも良くなり廃材も出ず
新規で施工したような雰囲気になります。

切り出したべニア板をクローゼット内部に
充てて電動クギ打ち機でパチンパチンと止めて行きます。
静かな居室内に規則的な打ち付け音が響き渡ります。
作業の合間にお昼休みを挟みましたので高橋さんに
今回の作業の事をお聞きすると学生マンションの場合、退去後に
直ぐに原状に戻す工事が入り完成すれば即！次の入居者さんを
募集しますので退去から募集までの期間が限られており
スピードが求められます！
こういう時、細かで範囲が狭い工事なら
便利屋の私の出番ですと言っておられました。

今回は高橋さん一人で両方の工事を担当しましたので
２業者の手数料が掛からず費用が安く済み家主さんの
ふところにも優しくなる訳です。
マンションオーナーさんである家主さんにとっては
ポイント高いのではないでしょうか！
もちろん、施工の範囲が広い場所でしたら専門の業者を各々に
入れた方が効率いいですし、そちらの方が早く終わります。
時間が限られている現場なら高橋さんも職人さん達
と協同で作業を進めていきます。