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京都市伏見区で行われた「梅田サイン工房」さんによる、店舗看板製作と外壁への看板取り付け工事をご紹介します。
コンピュータグラフィックで作図された看板設置完成図(寸法・材料素材等が細かく記されています)を元に、本日の作業手順の確認・打ち合わせを行います。 この看板設置完成図は、お客様へのプレゼンにも使われるので、店舗看板製作に入る前に完成時の全体像を、お客様へもイメージして頂けるようにと配慮された物です。
この日は、大きな看板を高所に設置するため、梅田さんの他二人の職人さんがスタッフとして加わっての作業となります。 |
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道幅が狭く交通量の非常に多い場所なので、周辺への気配りもされながら、脚立を立て手早く作業に入ります。
先ずは店舗看板本体を壁面に設置する為の、金属フレームを取り付けます。 店舗の屋上から金属フレームを吊るし、三人がかりで保持しながらレベルで水平垂直を図り、慎重に位置決めをして、印を書き込んで行きます。
コレは外壁の装飾板に直接取り付けるのでは無く(薄い装飾板なので看板を設置する強度が見込まれないため)、装飾板に穴開け加工をしてから、内側に隠れている壁面に直接ボルト固定出来るようにするためです。
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印が付けられた装飾板は一枚づつ丁寧に外され、ディスクサンダーでくり抜き加工がされた後、再び壁面に取り付けられていきます。
金属フレームの取り付け位置が綺麗にくり抜かれ、金属フレームがピッタリ収まっているのがお分かり頂けると思います。
金属フレームを取り付ける壁面は、建物の構造でタイル・コンクリート材、木材と、それぞれ壁材が異なるので、固定ボルト用の穴開け処理もそれぞれに適した道具と材料が使われ、適切に処理されていきました。 |
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ボルト固定用の穴開け作業24本分が全て終わり、その後、再び金属フレームが吊り下げられて、ステンレスボルトでガッチリと固定されていきました。
固定後、さらに壁面とフレームの設置面とボルト周りに防水・防腐蝕処理のシリコンシーラーが塗布され、これで看板設置のベースとなる金属フレームの取り付けが完了です。
この後、いよいよ店舗看板の取り付け作業に掛かります。 |
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この店舗看板は「梅田サイン工房」さんで製作された物で、円形のボンデ鋼板にコンピューターで正確に裁断された、カッティングシートが貼られています。このシートは耐光性に優れ、色鮮やかな発色が特徴です。 御覧のとおりサイズもカラーリングも、ひと目を引く、アピール性の高い店舗看板となっています。
吊り下げられた看板は先に設置された金属フレームに対して正確に位置合わせされ、金属製のAPリベットで取り付けられていきます。 言うまでもありませんが、看板の重みを支えるのは当然ですが、屋外で雨・風にさらされる為、サビ等への耐久性に優れた素材との事です。
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ベースとなる看板が設置され、店舗名の立体文字が取り付けられていきます。 この立体文字はカルプ文字と呼ばれるそうで、軽い樹脂製の板からコンピュター制御の機械で一文字づつ切り抜き造られています。
形成精度が高く、軽くて丈夫な素材だそうです。 こちらの店舗仕様では鮮やかな青色のカッテイングシートが張られて、とても美しい文字となっています。
立体文字の取り付け工程は、先ず文字が形取られた位置決め用の台紙を貼り、型取りに合わせた箇所にリベットを逆に打ち込みます(看板ベースから針釘が突き出たような状態です)
そのリベットが立体文字の裏面に喰い込んで固定されます(立体文字の裏面にはコーキングボンドが塗布され看板ベースとの密着性も高められ確実に取り付けられます)
お店を表す顔とも言える店舗名ですから、完成図通りのバランスで正確な位置決めをするために、神経の使う場面! 慎重に作業が進められて行きました。
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カラフルな店舗看板用の立体文字取り付けが終わり、同じ要領で看板横の壁面にも立体文字が取り付けられて行きました。
店舗看板製作と設置の作業がひと通り仕上がり、ニッコリの梅田さん。 朝から夕方まで御苦労様でした。 |
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店舗看板の設置前と設置後の外観を比べて見てください。 美しい看板はやはり存在感がありますね!?
梅田さんは長年のノウハウと、仲間の職人さん(今回は竹内さん・窓野さん)とのチームワークでお仕事をされています。
今回ような金属素材の大きな店舗看板も多く手がけてらっしゃる梅田さんですが、カッテイングシート文字の製作・施工、立体文字の製作・施工など、物の大小に関わらず、店舗看板製作・施工は「梅田サイン工房」さんへの御相談をお勧め致します。 |
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