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2016年8月1日の酷暑日に一昨日に続き、テントの稲垣工業(株)に取材のため、お邪魔しました。
本日は、「姫路城」をモデルにした「三成(みなり)愛宕祭一夜城」の天守閣部分の完成を目指します。
ウメダサイン工房の梅田社長と息子の涼太さんが、その完成を目指して奮闘します。
本日の作業場は、稲垣工業(株)の3階です。一昨日は、2階で冷房がよく効いていましたが、3階は冷房がありません。
扇風機2機(うち1台は、工業用)だけです。
中に入ったとたん、熱気が凄く、私もすぐ汗が噴き出てきました。
梅田社長もタオルを首に下げて、下の生地に汗が落ちないように、作業をしています。 |
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ウメダサイン工房の梅田社長の息子さんの涼太さんは、暑さをものともせず、筆を走らせています。
筆に塗料をつけ、容器の端で塗料を切って、木綿の生地に慎重に塗っていきます。
手先の写真でお判りいただけますが、手元をしっかりするように、筆を持たない手を生地に置き、しっかり固定して筆を走らせます。
一昨日よりも、随分早くなったような気がします。
涼太さんは、大変温和な性格で、我慢強い性格なので、文句の一つも出ず、冷房のないこの部屋で、この暑さの中での作業で、熱中症が心配です。
私も梅田社長に、熱中症の事を進言しました。 |
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梅田社長は、天守閣の部分の絵描きは、息子の涼太さんに任せて、袋を取り出してきて、デッサン用の鉛筆で、印をつけています。
よく聞くと、今回の一夜城が描かれた木綿の布地を収納しておく、袋との事です。
これまでの「一夜城」の布は、粗末なナイロン袋に入れられていたらしいです。
澤氏の話ですと、こういった袋を用意してあげることによって、 完成した、木綿の一夜城の布を大事にしてもらえるとの事、なるほどと、感じ入りました。 |
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梅田社長は、筆に城を描いていた、黒塗料を文字書きの筆に十分滲み込ませて、袋に向かって書き始めました。
「三成愛宕祭 一夜城」と書いていきます。
見事な筆さばきであり、見事な楷書体です。
見ていた澤氏も私も感嘆の声を上げていました。 |
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昨日一日がかりで、ウメダサイン工房の梅田社長と息子の涼太さんは、一夜城の一番下になる、城壁・石垣を描きました。
涼太さんが、持って見せてくれたのが、これまで使われていた、石垣との事です。
広げることは、作業の妨げになるので、そのままで良いと断りました。
なにせ横18メートル、高さ8メートルの大変大きな城の布であり、広げることは、体育館などでないと不可能です。
8月23日の前日には、足場が組まれ、取り付けが行われる手筈です。 |
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上の完成図のように、「姫路城」をモデルにした一夜城は、現場での足場の組み立て、木綿地に描かれた一夜城が張られた時の感激はいかばかりかと想像すると、わくわくします。夜は一夜城の裏側からライトが当てられ丘の上に浮き上がって見えるそうです。
一番上の天守閣の部分も完成に近づいています。
澤氏が、涼太さんの最終の仕上げをジックリ観察しています。
澤氏も、梅田社長も、涼太さんも、実際に丘の上の足場に広げられた一夜城はどうなるのか、想像するだけでドキドキします。 |
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ウメダサイン工房の梅田社長と稲垣工業(株)の澤智樹さんとは、一夜城を入れる袋の前で写真に納まっていただきました。
今回の姫路城をモデルにした、三成(みなり)愛宕祭一夜城の絵を入れる袋に名入れをし、澤氏も十分満足された様子でした。
今回の上から天守閣・真ん中の櫓の城回り・一番下の城壁・石垣と三つに分かれていますが、組み立てれば一体となります。
それ故袋も三つ用意されました。
きっと三成のお客様も喜ばれる事でしょう。
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三成(みなり)愛宕祭一夜城の天守閣の部分(一番上)が完成しました。
7月下旬から始まって、丸六日間かかりました。
天守閣部分もきれいに出来上がっています。梅田社長も息子の涼太さんも、満足そうです。
澤氏は、出来上がった天守閣部分を塗り忘れがないか、塗りが弱い部分がないかをチェックしています。
また、塗られた所の乾き具合を十分に見極めています。
木綿の白生地に黒の塗料で描いたために、白い部分に滲んでいないか、黒い塗料が飛んでいないかをチェックしました。 |
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今回の三成(みなり)愛宕祭一夜城を仕上げる施工は、丸六日間かかりました。
上から、天守閣・真ん中の櫓の城回り・一番下の城壁・石垣の三部分に分かれていますが、夫々を広げて見ることが出来ないのが、とても残念です。
現場での出来上がった写真を送っていただけるとの事で、大変待ち遠しい気持ちで一杯です。
完成した天守閣の絵の前で、澤氏、梅田社長、涼太さんの三人に写真に納まっていただきました。
三人とも大変満足した笑顔の写真になりました。
本日は、冷房の無い部屋での作業でしたが、無事終わり、梅田社長、息子の涼太さん、澤さん、大変お疲れ様でした。 |
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