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台風24号が過ぎ去った翌日 ハイセンスモータークラブ 二葉自動車工業さんの取材で 京都市上京区にあります上京本店にお邪魔しました。
少し早く着いた僕は久松さんにご挨拶をし 二葉自動車工業さんの歴史などをいろいろ伺っていると 数分後に今回取材させていただく車が到着。
持ち主さんに事情を聴くと こちらのクルマは右後方のテールランプをぶつけて 物損事故をしてしまったそうで、中古部品をネット購入し それをこちらで交換取付の依頼をされたということでした。 |
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今回は中古パーツ交換だけでなく車検も並行して行われました。 これまで車検というモノは整備も込みだと思い込んでいましたが
久松さんから 『 車検は車検証の記載事項に間違いがないか検査するためで 整備はその点検の過程で必要になった場合のみ実施される 』 と
まずは整備士25年のキャリアをもつ石田さんが車を上げ ハンマーを使って底部を叩きながら音を確認されていました。
よく見る光景でしたが 実際のところどういう音で判断されているのか尋ねると 音の高さや低さを聴き分けながら 部品の劣化や損傷具合を目視検査されているそうで
この世界に長きに渡って携わってきた人間だけに分かる 自動車整備士としての経験が活きる部分の1つです。 |
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テールライトの取付を担当するのは この道20年になる藤川さんです。
石田さんの作業と並行して行われたのですが 『 はじめるよ〜 』 と言われてから実際に損傷部品を外して 中古部品を取付するまでの流れの速いこと速いこと。
ホントに写真のようにパッパッパと進み 気を抜くと撮り逃しするほどの手際の良さでした。
こちらの中古テールランプは ネットで4,000円ほどで購入されたそうで 新品よりも格安で入手できます。 |
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後ろタイヤを外して点検整備していると 後輪ブレーキにも接触したことによる損傷が見つかり 決して良い状態ではないことが判明したため こちらの部品も交換することになりました。
こういった予期せぬ場合でも 部品を取り寄せ、交換してくださいますので安心してお任せできます。
※ 今回、部品の取り寄せにより 少し時間がかかりましたが 当日中に無事に納車完了しました。
なかなか持ち込みでやってくれる所は少ないですが 二葉自動車工業さんではこうやって 持ち込みのウォッシャー液の補充もOKです。 |
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二葉自動車工業さんの歴史はお父さんの立ち上げから 15年後に久松さんが継がれ、それから半世紀・・・
今は三代目の息子さん( 若社長 )もいっしょに働いておられます。
若かりし頃、日本の工業力を世界一にしたいと 日本人が持つ愚直なまでに勤め上げる姿勢をずっと続けてこられ 日々、様々な車と向き合って来られました。
『 使える部品はとことん使って無駄をなくす 』 という どんなモノにでも命が宿っていて それをより良い形で再生させているような その熱い想いがお話の端々から強く感じられました。 |
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その想いは 自然と現場のスタッフさんにも引き継がれていっています。
この道25年になる石田さん。 昔から車が好きでいろいろ弄っていたそうで 昼間、二葉自動車で働きながら 夜、学校に通い卒業後ずっとこの現場で働いてらっしゃいます。
『 自分にとっては数ある車の1つでも お客さまにとっての車検は数年に一度の出来事だから そのことを考え、感じながらやっています 』 と
趣味を無我夢中で真剣にやってきたことが 少しずつ仕事になっていった感じだそうで・・・ |
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それは藤川さん( 右 )、筒井さん( 左 )も同じで この仕事の難しさや奥深さ、大変なこともやりがいも 改めて考えても答えはただ 『 好き 』 いうクルマに対する愛で
これまで日々、車と向き合い これからもその想いは変わることなく進んでいくように感じました。
この日は他にもお客さんが来ては何気ない会話を交わし 大切な愛車を預けていかれてました。
こうやってどんな人がどんな想いで車と向き合っているか その 『 顔の見える点検整備 』 こそが 二葉自動車工業さんの最大の魅力だと思います。 |
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京都市上京区にあります ハイセンスモータークラブ 二葉自動車工業さんは 国土交通省からの毎年の監査もパスした指定工場として認定され そこには確かな技術と経験 何より車が好きという想いを持った整備士さんたちがいます。
外国車やカーナビ、カーステ、ETCなどの電装関係はやっておられませんが その他中古パーツなら持ち込み可能で パソコン ( ネット注文 ) が苦手な方は こちらで取寄せてもらえることもできますので
京都で車検、中古パーツ交換のことなら二葉自動車工業さんへ 一度、お気軽にご連絡してみてください。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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