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京都のハイセンスモータークラブ二葉自動車さんへカーエアコン修理の取材に伺いました。
近年の自動車エアコンは高機能化され大変便利ですが、故障内容が複雑化傾向にあり、一度クルマのエアコントラブルが発生すると原因を突き止めるのが困難です。
それゆえ適切な修理がされずに故障が悪化してまったり、また直ぐに壊れることにも繋がっているようです。
そこでクルマのエアコン修理実績が豊富な「二葉自動車」さんのカーエアコン修理を御紹介させていただきます。
今回は「カーエアコンの臭い」にお困りの、平成14年登録「トヨタ ノア」のカーエアコン修理をリポートします。
初期の診断で「カーエアコンフィルター交換」で対策する提案をしましたが、オーナーさんが徹底的な臭いの原因排除を望まれたので「エバポレーター交換」も行なうことに。
先ずは車からエアコンガスを真空引き回収します。
これは国が定めた回収方法で、使われる機械もそれに対応した物で行なわれます。
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アコンガスの回収後、ダッシュボードを取り外す作業に入りました。
ベテランメカニック二人掛かりの大仕事です!
エアコンフィルターはグローブボックス裏にあり、交換を配慮した構造になっていますが、エバポレーターは交換修理を前提とした配置構造にはなっていないように感じました。
これはエアコンフィルターの普及によってエバポレーターが汚れたり目詰りを起こす事が少なくなった為と、もうひとつはマイカーの買い替えサイクルが早くなり、まだまだ現役な車でも廃車されてしまうためエバポレーター交換修理は考慮されなくなった結果と推測されます。
丈夫なエンジン・優れた車体構造を持つ日本の自動車が、エアコンの故障ぐらいで簡単に廃車にされて、買い替えられていく(メーカー思惑が見え隠れしますね)事が、とても残念でならないと二葉自動車の久松社長は仰ります。 |
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大格闘の末にダッシュボードパネルが外され、運転席・助手席まわりの整備がしやすくなりました。
エアバックへの処置も必要なダッシュまわりの取り外し作業は、一歩間違えるとエアバックが作動してしまい、それら一式交換(エアバックは使いきりなのです)になってしまいますから、作業の難易度が容易にご想像できるのではないでしょうか?
因みにカーエアコンフィルター交換(◯写真中の白く細長い部分)は、ここまでバラす必要は無いのでご安心を。
エバポレーターにたどり着くには、更にブロアファンボックスとダクトパイプ・ダクトカバー類も取り外しする事に!
運転席まわりが本当にバラバラになってしまいました!
そしてエバポレーターが現れたところで、クーラーガスを循環させるパイプを外し、ようやくエバポレーター本体を引っ張り出せました。 |
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こちらはエアコンフィルターです。
メカニックの吉岡さんが手に持っている緑色の物体が袋から取り出したばかりの新品フィルターです。
そして下の小さな写真が使い古したフィルター!
これにはワンちゃん毛や車内の埃がびっしりと貼り付き、カビも発生しておりました。
しかしこれはフィルターが正常に機能していた証です。
車内の空気を清潔に保つため頑張ったフィルターに感謝ですね。
年式の古いクルマの場合、このフィルターが装着されてない事が多く、エバポレーターやヒーターコアに直接空気が循環するので必ず汚れているそうです! それもかなりの汚れ具合だとか!!
風量低下や異臭等がある時は迷わず、京都市上京区の二葉自動車さんで診断・御見積を。 |
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こちらは新品エバポレーターと取り外された古いエバポレーター。 この一目瞭然の違いに驚きました!
今回はエアコンフィルターが装着されたクルマだったので、正直なところエバポレーターはあまり汚れてないと私は思っていました、、、しかし少量ながらワンちゃんの毛や埃が付着している個所も。
そしてカビ臭?生乾きの雑巾臭?シャンプーを我慢してもらってたワンちゃんの臭い?と、とにかくカーエアコンの嫌な臭いの発生原を確信する異臭が、エバポレーターから漂っていました。
新品にしたことでカーエアコンの嫌な臭いを元から断つ事ができ、きっとオーナーさんも御満足される事と思います。 |
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エバポレーターを新品に交換した後、フィルター装着、ダッシュボードまわりの組付けが完了し、最後にカークーラーガス充填を行ないます。
クーラーンガス真空引きと同じように専用の機械で適切な工程で作業されるのはもちろんです。
実はこの作業、意外にシビアなものでした。
カークーラーガス交換にも通じるそうですが「ガス(冷媒)充填量・ガス種類」が車種毎に厳密に規定されているそうで、このクルマは充填料850グラム・HFC134a専用とメーカー指定されているのです。 |
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最後にクーラーの効き具合と臭いの確認!
寒い冬のこの時期ですが、吹き出し口に手をかざして「冷え冷え」なのを確かめます。
そして臭いのないクリーンな空気であるのはもちろんでした。
これで今回のカーエアコントラブルは解決となりました。
エバポレーター交換(メーカー純正新品) フィルター交換(メーカー純正新品) クーラーガス充填(メーカー指定新品) 各種消耗部品交換(メーカー純正新品) 上記に作業工賃を加えて、一例とはなりますが 今回のお車の場合、費用は税別¥78.391-となりました。
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さて、京都の二葉自動車さんへのエアコン修理相談ですが
●ステップ1(無料点検・初期診断) まずはお電話の後、ご来店ください。 トラブルの問診・点検・診断の後、おおよそのカーエアコン修理費用をお伝えします。 ここまでは完全無料、一切の代金はかかりません。
●ステップ2(故障箇所の特定・正式な見積りの作成) ステップ1のおおよその見積を目安にステップ2への移行を御客様に御判断頂きます。 御客様のお車をお預かりしてエアコン故障箇所を確実に特定する為に分解診断し、修理費用の正式な御見積を作成致します。
※この作業にはエアコン作動テスト(エアコンガス充填を伴う)が必要なので、消耗品・工賃費用が一律¥7.500-(税別)が発生しますのでご了承ください。 ※ただし引き続きエアコン修理に移行していただく場合はステップ2での費用は発生致しません。
ステップ2の正式な御見積りを元に本修理を行なうか?は御客様にご判断いただけます。 本修理(ステップ3)に移行するには費用が、、、という場合には修理をせずに現状復帰致します。
●ステップ3(カーエアコン修理) 本修理は本格的な分解修理・整備に移行します。 ベテラン整備士が責任をもって御客様のカーエアコン修理をさせていただきます。
※お受けできる車両は「国産車」限定とさせていただきます。
クルマのエアコントラブル解決実績が豊富な、京都「二葉自動車ハイセンスモータークラブ」でカーエアコン本来の性能を取り戻し、快適なカーライフを過ごしていただきたいと思います。
取材撮影;末光誠
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