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「THREE WOODS" (スリーウッド)」森下泉さんが手掛けた、名古屋市天白区での賃貸マンションの間取り変更をご紹介いたします。
此方は工事が行なわれる前のダイニングキッチンと洋間の様子。
今回のリフォームでは、この二部屋の間取り変更を行なう事になり、それに伴い二部屋に隔てる室内壁と木戸の撤去、その後の補修工事がなされます。
また同時進行として床の貼り替えも執りおこなわれました。
この写真は森下さんご本人が撮影された施工前の様子ですが、間仕切りとなっている壁・扉の様子がご覧になれますね。 |
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取材に訪れたタイミングでは既に既存の壁と戸の撤去は済んでおり、部屋と部屋の境目がむき出しの状態でした。
室内の壁は天井を支えたり、建物全体を支える等の役割は持っていない事が殆どで、もちろん此方のマンションでも単なる間仕切りとしての壁であり、撤去する事に何の問題もないそうです。
余談ですが森下さんが長年手掛けておられたログハウス、丸太等を水平に積上げて壁面を構成していく構法(丸太組工法)なので、壁そのものが構造体の一部であり、今回のような間仕切り撤去は簡単に行なうのは困難なんだとか!
下写真はリフォーム前の部屋の間取り図。
四角く4つに分けられた間取りですが、下の二部屋がLDKへと間取り変更される事になります。
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室内壁の撤去後の仕上げは様々あるそうですが、施主様のご意向もあり一番安価ですむ、壁撤収後の繋ぎ目を板材で塞ぐという方法とされました。
因みにこれだとリフォーム前の間取りが想像できてしまいますが、仕上げに拘る場合は壁裏の柱を残して、内壁全体を撤去してから、新たな内壁を形成する方法があるそうです。
安価なのは材料費が掛からないと云う要素が大きいだけで、隙間の前処理、隙間に合わせた板幅の微調整等、細かな事に手間を取られてしまい、どうしても施工時間は掛かってしまうとの事。
施主様には費用対効果を充分に考えて頂きたいとの事でした。
単に隙間を板材で塞ぐのではなく12ミリ厚ボードで壁下地を作ってから、最終的に4メートル長のベイ松集積材をカットしながら寸法合わせして、それを被せるという一見では分からない施工がされています。
手間が掛かると云う意味がわかりますね。 |
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LDKに使われている木材との調和が取れるように、色目も考えて仕上げられたマンション間取り変更だけあって、さすが違和感なく仕上がっておりました。
床の新しいフローリングもLDKの縦方向に敷かれたので、視覚効果も相まって広さも強調された大きくて綺麗な間取り変更リフォームが完成しました。
間仕切りが無くなった事で窓からの光がLDK全体にまわり、明るさも数段増しといった様子ですね!
当然、通気性も格段に増しているのは云うまでもありません。
またこの賃貸マンションリフォーム工事では壁と天井のクロスも新しく貼り替えされており、手前の扉も新調してあります。
森下さんと長年のお付き合いが在り、信頼できるクロス屋さん、建具屋さんが担当されています。
完成取材当日、その仕事ぶりを拝見しましたが鉋のひと削りが繊細で、黙々と作業される姿が腕利き建具職人さんのオーラを醸しだしておられました。
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森下さんはお付き合いの長い様々な職種の職人さんと連携してリフォーム工事を手掛けますので、 それら一つ一つの丁寧な仕事が折り重なることで、完成度の高いリフォームをご提供されています。
一人で全てを完結させないと云う考えも「腕利き大工」としての一つの答えで、その道のプロに信頼して任せるのも大工職人としてのプライドだと云います。
森下さんを筆頭に、各プロ職人が一つの現場に集まり手掛けた今回のマンションリフォーム!素晴らしい完成度でした。
名古屋でお部屋の間取り変更をお考えであれば、「THREE WOODS" (スリーウッド)」森下泉さんに御相談されてみては如何でしょうか。
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