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静岡県三島市
某マンション屋上防水【370㎡/RC造/築50年】
過去に形成された防水層は以下の通り
【最下部/新築時】
改質アスファルト防水(トーチ工法)
※※以降はアスファルト※※
⬇
補修/水下から1000mm×長手(全幅)
ウレタン塗膜防水(密着工法)
⬇
合成高分子系シート防水(ゴムシート/2.0mm)
※※以降はゴムシート※※
今まで漏水が頻発し、その度に別業者が部分補修を繰り返しては漏れ、の繰り返しでした。
そして今回、当店が担当させていただきました。
漏水が疑われる箇所は
①給水パイプの引き込み
②架台
③立ち上がり(クラック、入隅)
④その他
複数ありました。
静岡県三島市
某マンション屋上防水【370㎡/RC造/築50年】
過去に形成された防水層は以下の通り
【最下部/新築時】
改質アスファルト防水(トーチ工法)
※※以降はアスファルト※※
⬇
補修/水下から1000mm×長手(全幅)
ウレタン塗膜防水(密着工法)
⬇
合成高分子系シート防水(ゴムシート/2.0mm)
※※以降はゴムシート※※
今まで漏水が頻発し、その度に別業者が部分補修を繰り返しては漏れ、の繰り返しでした。
そして今回、当店が担当させていただきました。
漏水が疑われる箇所は
①給水パイプの引き込み
②架台
③立ち上がり(クラック、入隅)
④その他
複数ありました。
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【立上り面】
旧防水層層撤去施工中
※※ 工程 : 旧防水層撤去 ※※
※※ 材料 : - - - - - - - - - ※※
※※ ゴムシート ※※
旧防水層(ゴムシート)の撤去作業です。
端部のアルミアングルを撤去し、ゴムシートを剥がしました。
すると下地(モルタル)が露わになりますが、大小様々なクラックがバチバチに走っていましたので、
後の工程できちっとクラックの処理をします。
大分ダメージを受けている証拠ですね。
【立上り面】
旧防水層層撤去施工中
※※ 工程 : 旧防水層撤去 ※※
※※ 材料 : - - - - - - - - - ※※
※※ ゴムシート ※※
旧防水層(ゴムシート)の撤去作業です。
端部のアルミアングルを撤去し、ゴムシートを剥がしました。
すると下地(モルタル)が露わになりますが、大小様々なクラックがバチバチに走っていましたので、
後の工程できちっとクラックの処理をします。
大分ダメージを受けている証拠ですね。
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【平面/歩行面】
旧防水層層撤去施工中
※※ 工程 : 旧防水層撤去 ※※
※※ 材料 : - - - - - - - - - ※※
※※ アスファルト / ゴムシート ※※
雨漏りの疑いがある水上の土間(平面)を試しに剥がしてみましたが、かなりの水がアスファルトの下にまで侵入していました。
【平面/歩行面】
旧防水層層撤去施工中
※※ 工程 : 旧防水層撤去 ※※
※※ 材料 : - - - - - - - - - ※※
※※ アスファルト / ゴムシート ※※
雨漏りの疑いがある水上の土間(平面)を試しに剥がしてみましたが、かなりの水がアスファルトの下にまで侵入していました。
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長い間その場に留まっていたので水は腐り、防水層はふやけてぐちゃぐちゃになっていました。
全てを撤去するには膨大な時間と費用が掛かってしまうので、水が差してぐちゃぐちゃな部分(水上から下りへ600~1000mm)まで撤去し、そうでない部分はあえて残すことにしました。
※※X-1通気緩衝工法は必ずしも旧防水層を剥がす必要はなく、費用が嵩む様でしたら無理して剥がすことはありません。
そこが
【通気緩衝工法最大のメリット】
だと思います。
価格を抑えるには、臨機応変な対応が必要ですね※※
ここまでが
立上り及び平面
の旧防水層撤去工程です。
長い間その場に留まっていたので水は腐り、防水層はふやけてぐちゃぐちゃになっていました。
全てを撤去するには膨大な時間と費用が掛かってしまうので、水が差してぐちゃぐちゃな部分(水上から下りへ600~1000mm)まで撤去し、そうでない部分はあえて残すことにしました。
※※X-1通気緩衝工法は必ずしも旧防水層を剥がす必要はなく、費用が嵩む様でしたら無理して剥がすことはありません。
そこが
【通気緩衝工法最大のメリット】
だと思います。
価格を抑えるには、臨機応変な対応が必要ですね※※
ここまでが
立上り及び平面
の旧防水層撤去工程です。
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【平面/歩行面】
不陸調整施工中
※※ 工程 : 不陸調整①層目 ※※
※※ 材料 : ハイモルタル ※※
シンダーコンまで掘り下げた部分
(水上から下りへ600~1000mmまでの範囲)は深さが2.5cmありますので、カチオンでは1度で埋めきれません。
なので1層目は厚付可能なハイモルタルを使用し、下塗りとして鏝で均しました。
次工程の不陸調整2層目で高さを面一にしたいので、現時点ではあえて1~2mm下げておきました。
【平面/歩行面】
不陸調整施工中
※※ 工程 : 不陸調整①層目 ※※
※※ 材料 : ハイモルタル ※※
シンダーコンまで掘り下げた部分
(水上から下りへ600~1000mmまでの範囲)は深さが2.5cmありますので、カチオンでは1度で埋めきれません。
なので1層目は厚付可能なハイモルタルを使用し、下塗りとして鏝で均しました。
次工程の不陸調整2層目で高さを面一にしたいので、現時点ではあえて1~2mm下げておきました。
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【平面/歩行面】
不陸調整施工中
※※ 工程 : 不陸調整②層目 ※※
※※ 材料 : カチオンフィラー ※※
【平面/歩行面】
不陸調整施工中
※※ 工程 : 不陸調整②層目 ※※
※※ 材料 : カチオンフィラー ※※
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ハイモルタルで下塗り後、2層目はカチオンフィラーで上塗りをしました。
上塗り完了後は乾燥中に水分が抜けますので、幾分収縮します。
その分を考慮し、収縮後に周辺の高さと合うように調整しました。
ハイモルタルで下塗り後、2層目はカチオンフィラーで上塗りをしました。
上塗り完了後は乾燥中に水分が抜けますので、幾分収縮します。
その分を考慮し、収縮後に周辺の高さと合うように調整しました。
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カチオンフィラー処理施工中
※※ 工程 : 下地処理 ※※
※※ 材料 : カチオンフィラー ※※
ゴムーシートを貼り付ける際に使用するプライマー(赤色)、ボンド(黄色)、残存するアスファルトはウレタン防水のプライマー(溶剤系)に侵されてしまいますので、カチオンフィラーでしっかりと縁を切るために下地調整をしました。
また、カチオンフィラーは下地の強化にも一役買いますので、しっかりと厚みを付けることを意識しながらローラーにて塗装しました。
通常でしたら1回塗りのカチオンフィラー(下地調整)ですが、今回はクラックが酷かったので補強の観点から2回塗りしました。
勿論サービスでの対応です。
カチオンフィラー処理施工中
※※ 工程 : 下地処理 ※※
※※ 材料 : カチオンフィラー ※※
ゴムーシートを貼り付ける際に使用するプライマー(赤色)、ボンド(黄色)、残存するアスファルトはウレタン防水のプライマー(溶剤系)に侵されてしまいますので、カチオンフィラーでしっかりと縁を切るために下地調整をしました。
また、カチオンフィラーは下地の強化にも一役買いますので、しっかりと厚みを付けることを意識しながらローラーにて塗装しました。
通常でしたら1回塗りのカチオンフィラー(下地調整)ですが、今回はクラックが酷かったので補強の観点から2回塗りしました。
勿論サービスでの対応です。
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カチオンフィラー処理②回目施工中
※※ 工程 : 下地処理 ※※
※※ 材料 : カチオンフィラー ※※
※※ カチオンフィラー処理(1回目)と説明が重複するので割愛させていただきます※※
カチオンフィラー処理②回目施工中
※※ 工程 : 下地処理 ※※
※※ 材料 : カチオンフィラー ※※
※※ カチオンフィラー処理(1回目)と説明が重複するので割愛させていただきます※※
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【立上り】
プライマー施工中
※※ 工程 : プライマー ※※
※※ 材料 : 保土ヶ谷 / CB30 ※※
※※ プライマーの前に行う細かい作業は省略しています ※※
下地がしっかりと強化された所にプライマーを塗装しました。
プライマーは簡単にいえば粘度の低い接着剤のような物です。
その液体をカチオンフィラーにしっかりと染み込ませることで、ウレタン樹脂の密着性を完璧なものにします。
下地と防水層を繋ぐ楔の役目ですね。
私のイメージでは
内部浸透 : 40%
表層形成 : 60%
こんな感じです。
とても重要な工程です。
【立上り】
プライマー施工中
※※ 工程 : プライマー ※※
※※ 材料 : 保土ヶ谷 / CB30 ※※
※※ プライマーの前に行う細かい作業は省略しています ※※
下地がしっかりと強化された所にプライマーを塗装しました。
プライマーは簡単にいえば粘度の低い接着剤のような物です。
その液体をカチオンフィラーにしっかりと染み込ませることで、ウレタン樹脂の密着性を完璧なものにします。
下地と防水層を繋ぐ楔の役目ですね。
私のイメージでは
内部浸透 : 40%
表層形成 : 60%
こんな感じです。
とても重要な工程です。
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【立上り面】
入隅シーリング処理施工中
※※ 工程 : 入隅補強三角シール処理 ※※
※※ 材料 : オートンQ / グレー ※※
立上りの入隅(直角部分の内角)の補強をすべく三角シールを打ちました。
そうする事によって躯体の揺れや振動に対して影響を受けやすい部分を守るようにしています。
このように凹凸のある部分は平面部分よりも劣化しやすく、弱点となる場合がありますので三角シールは非常に有効です。
しかし充填量が少なければ意味がありません。
なるべく『厚く・広く』を心がけて充填しました。
【立上り面】
入隅シーリング処理施工中
※※ 工程 : 入隅補強三角シール処理 ※※
※※ 材料 : オートンQ / グレー ※※
立上りの入隅(直角部分の内角)の補強をすべく三角シールを打ちました。
そうする事によって躯体の揺れや振動に対して影響を受けやすい部分を守るようにしています。
このように凹凸のある部分は平面部分よりも劣化しやすく、弱点となる場合がありますので三角シールは非常に有効です。
しかし充填量が少なければ意味がありません。
なるべく『厚く・広く』を心がけて充填しました。
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【平面/歩行面】
高圧洗浄施工中
※※ 工程 : 高圧洗浄 ※※
※※ 機械 : ワグナー防音型/2台 / 150kg ※※
金額の観点から旧防水層は全撤去せず、問題の無い平面(ゴムシート)はそのまま使用する方向に仕様変更があったため、高圧洗浄が必須となりました。
その上に新たな防水層を形成するのでゴムシート表面を綺麗に洗浄する必要があります。
通気緩衝工法は高圧洗浄が不要という業者もいますが、当店はそうは考えません。
ゴムシートの上には対紫外線のためのトップコート
が塗装されています。
今回はシルバーでしたが、それにはアルミの鱗片が大量に入っています。
それらが経年劣化で樹脂から離脱していますので、高圧洗浄をすると大分ギラついた水が流れていきます。
また、それと同時にチョーキング(文末に説明あり)も除去できますので、密着不良を起こす不安要素を一掃できます。
高圧洗浄自体は安価な工程ですので、その費用対効果を鑑みれば絶対にやるべきだと思慮致します。
※※チョーキングとは※※
塗膜が紫外線や雨等に攻撃され続ける事で表面が劣化し、色成分の顔料がチョークの粉のように現れる現象のことを言います。
※※白亜化とも言います※※
チョーキングは深刻な密着不良を起こす原因です。
【平面/歩行面】
高圧洗浄施工中
※※ 工程 : 高圧洗浄 ※※
※※ 機械 : ワグナー防音型/2台 / 150kg ※※
金額の観点から旧防水層は全撤去せず、問題の無い平面(ゴムシート)はそのまま使用する方向に仕様変更があったため、高圧洗浄が必須となりました。
その上に新たな防水層を形成するのでゴムシート表面を綺麗に洗浄する必要があります。
通気緩衝工法は高圧洗浄が不要という業者もいますが、当店はそうは考えません。
ゴムシートの上には対紫外線のためのトップコート
が塗装されています。
今回はシルバーでしたが、それにはアルミの鱗片が大量に入っています。
それらが経年劣化で樹脂から離脱していますので、高圧洗浄をすると大分ギラついた水が流れていきます。
また、それと同時にチョーキング(文末に説明あり)も除去できますので、密着不良を起こす不安要素を一掃できます。
高圧洗浄自体は安価な工程ですので、その費用対効果を鑑みれば絶対にやるべきだと思慮致します。
※※チョーキングとは※※
塗膜が紫外線や雨等に攻撃され続ける事で表面が劣化し、色成分の顔料がチョークの粉のように現れる現象のことを言います。
※※白亜化とも言います※※
チョーキングは深刻な密着不良を起こす原因です。
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【平面/歩行面】
ゴムシート水抜き施工中
※※ 工程 : 既存シート水抜き処理 ※※
※※ 材料 : - - - - - - - - - ※※
写真でもお分かりいただけると思いますが、物凄い量の水がゴムシートの下にプールされていました。
その水は浸透圧で広範囲に広がってましたので、水切りトンボでシート内の水を穴まで運び、地道に抜きました。
これが室内に漏水していたとしたら。。。と、考えただけでゾッとしますね。
このような状態でもMFシートマルチが接着するのはゴムシートの上なので、下にどれだけ水が溜まろうと通気緩衝工法は施工可能です。
しかし理屈はそうであっても気持ち的に嫌じゃないですかね。
もうその水は抜けませんので、抜けるものなら抜いてあげたいじゃないですかね。
という理由で一手間掛けさせていただいております。
その後、シートを復旧しました。
【平面/歩行面】
ゴムシート水抜き施工中
※※ 工程 : 既存シート水抜き処理 ※※
※※ 材料 : - - - - - - - - - ※※
写真でもお分かりいただけると思いますが、物凄い量の水がゴムシートの下にプールされていました。
その水は浸透圧で広範囲に広がってましたので、水切りトンボでシート内の水を穴まで運び、地道に抜きました。
これが室内に漏水していたとしたら。。。と、考えただけでゾッとしますね。
このような状態でもMFシートマルチが接着するのはゴムシートの上なので、下にどれだけ水が溜まろうと通気緩衝工法は施工可能です。
しかし理屈はそうであっても気持ち的に嫌じゃないですかね。
もうその水は抜けませんので、抜けるものなら抜いてあげたいじゃないですかね。
という理由で一手間掛けさせていただいております。
その後、シートを復旧しました。
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【笠木】
層間プライマー施工中
※※ 工程 : プライマー ※※
※※ 材料 : 保土ヶ谷 / NB ※※
※※ 工法 : 密着工法 ※※
既存の笠木はウレタン防水(密着工法)ですので層間プライマーを挟み、その上に同工法(密着工法)で防水層を積層していきます。
層間プライマーはその名の通りで、前回の層と今回の層の間に挟むプライマーのことです。
表面を溶かし、密着性を向上させるために塗装しています。
写真では当板をしていますが、層間プライマーは粘度が低いため多少の塗料ミストが飛散します。
飛散防止のカーシート+当板をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
転ばぬ先の杖ですね。
仕上がりも良く、近隣様とのトラブルもなく完了させることこそが肝要です。
②へ続く
【笠木】
層間プライマー施工中
※※ 工程 : プライマー ※※
※※ 材料 : 保土ヶ谷 / NB ※※
※※ 工法 : 密着工法 ※※
既存の笠木はウレタン防水(密着工法)ですので層間プライマーを挟み、その上に同工法(密着工法)で防水層を積層していきます。
層間プライマーはその名の通りで、前回の層と今回の層の間に挟むプライマーのことです。
表面を溶かし、密着性を向上させるために塗装しています。
写真では当板をしていますが、層間プライマーは粘度が低いため多少の塗料ミストが飛散します。
飛散防止のカーシート+当板をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
転ばぬ先の杖ですね。
仕上がりも良く、近隣様とのトラブルもなく完了させることこそが肝要です。
②へ続く