別の記事で紹介させていただきますが、今回の新築のお寺の現場は通常のお堂の四倍位の大きさでして、とても個人でやってる宮大工さんが入れる現場ではありません。
この日は、加工するものがなかった為工場の隅に置いてあった、切れ端を使って作業しているところを見せていただきました。
工場に置いてある木工機械を見て、パッと見て年季が入っていると思う方もいらっしゃるかもしれません。
用途にもよるとは思いますが、私は道具というのはなんでも最新にすれば良いという考えは違うと思っています。
これらの木工機械には、電子制御やコンピュータ制御はほとんどなく、アナログで寸法を合わせていきます。
現場では丸鋸や電動のカンナ等、電動化・機械化をしてはいますが、まだまだ手作業のノミや鉋を使うことが多いのが宮大工の世界。
こういうアナログな機械の方が、感覚的に合うのではないでしょうか?