茨城県日立市　　アパートのリフォーム工事

高星さんの施工例のご紹介は今回で2度目になります。
なので、大工さんとしての経歴などは以前の記事などもあわせてご覧ください。
【テラス増設・増築工事】


今回の施工例は、マンションのリフォームになります。
現場のビフォーアフター、施工中の写真を比較しながらご紹介していきます。

現場は茨城県日立市にある築40年程の鉄筋コンクリートのマンションになります。

最初に、リフォーム後のお部屋から案内していただいたのですが、目隠しされたままこの部屋に案内されたならば、80パーセントの人は昭和の物件だと最初気づかないでしょう。

少し弊社のコマーシャルを挟ませていただくと、この物件のお仕事もええ職人ドットコムを通して知り合ったお客様からのご依頼だったそうです。
高星さんの腕を見て同じマンション内の他のお部屋のリフォームも手がけることになりました。
ビフォーの写真にお住まいだった方も、高星さんがリフォームされた部屋を見て「家賃が高くなってもいいからその部屋に引っ越す」ということで引っ越されたとのことで、おそらく20年以上はビフォーのお部屋にお住まいだったと思われます。
ではさらに深く、ビフォーアフターを見ていきましょう。

まずはリビング。
リフォーム前は、和室の６畳２間から、広くて明るいリビングになりました。
白い壁紙と明るい色味の床材。採光の良い大きな窓のおかげでとてもスッキリした明るい印象に。
施工前のお部屋を見せていただいてる時に、鴨居（かもい）と柱の繋ぎ目を見て「この部屋を手掛けた大工さんはとても腕も気前も良い」とおっしゃってました。

素人目にはわからなかったので、高星さんにお伺いした所、普通この様なアパートマンションで、ここまで凝った事はしないとの事です。
前の大工さんの仕事を見ている高星さんは、純粋に大工仕事が好きなんだと感じさせてくれるお顔でした。

このお部屋は最初に手がけたお部屋で、リビングの壁が片側にはこの様に天井側に段差があります。
反対側は、段差を無くし壁をフラットにしてあります。
鉄筋コンクリートなので、石膏ボードを直接ネジなど止めることはできないので、こうして木で枠を組んで石膏ボードを貼っていきます。

段差を残してもアクセントでおしゃれにも使えますし、フラットにしたいと思った時もこの様にするのは熟練の大工さんなら朝飯前です。
リフォームを検討していて、こういう事はできるのだろうか？と、疑問に思われた時は大工さんにご相談いただくのが一番です。
＊もちろんできる事できない事は、建築様式等、さまざまな諸条件で変わります。

間取りは多少違いますが、キッチンはこのように移動しました。

志高い職人さんならば当たり前の仕事ですが、昨今では工場で全て加工された部材が届き、簡単に家が建てられたり、リフォームできるようになり便利にはなりました。
ですが、裏を返せば職人の技術力の低下を招きます。
建て付けの歪みを直せない、むしろ気づかないということもあるでしょう。

また、若い職人さんの全てに当てはまるわけではありませんが、言われてないことはできないやらないという風潮もあります。
さらに、詐欺まがいのリフォーム会社なら間違いなくまともな施工はやりません。

大手の工務店になればなるほど、広告費をかけたり、また長年経営しているため知名度があります。
だから、多くの人は「みんな知ってる有名なところなら安心できる」と、盲信しがちです。
しかし、大手の工務店から派遣されてくるのは、契約してる下請け孫請けの工務店からの職人さんたちです。
もちろん、その職人さんたちを否定するつもりはありませんが、大事なのはどんな職人が来るか選べないということです。

聞いたお話ですが、現場で知り会った大工が、親方の元での修行経験もなく動画サイトで独学で家の建て方を覚えてきたという。
大工さんが独立できるまで平均８〜10年かかる中、1年程度動画サイト見た人間が職人と名乗り工務店から派遣されて現場に出る事例もあるのです。

繰り返しますが大手の工務店などを、否定するつもりはありません。
職人はもう我々消費者が選べる時代なのです！

さらに、洋室もこのようになりました。
これだけ綺麗な物件ならば借り手側は第一印象も良く、心地よい生活も出来ると想像できますし、貸し手側も自信を持って物件をオススメできますね！
最後に、高星さんが1番こだわり抜いた点のご紹介になります。

本来の発注では、リフォーム前の部屋の様に仕切って、洗面やトイレはクッションフロアにしてくださいという依頼でした。
しかし、高星さんはここは全て繋いだ方が美観的にも良いとお客様を説得。
仕上がりを見て、お客様も大大大満足だったとの事です。
玄関からリビングまでの写真を見た時の開放感と高級感を感じていただけるでしょうか？
クッションフロアはどうしても安っぽく、生活感を感じてしまうものです。
そこに気づいてアドバイスして、お客様の要望以上に「創り上げるセンス」こそ、私が皆様にお伝えしたい高星さんの魅力になります。